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コマさんの 気まぐれDIARY

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2020.02.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類
そりゃー 誰でも鬼にはなりたくないよねぇ(^-^;

​​​うちの学童の子どもたちも第1期からラスト期まで・・揃いも揃ってみな 鬼になると拗ねてた(笑)

一生懸命走っても なっかなかすばしっこい子どもたち
毎回鬼にされてるザッキ~先生もさすがに 毎回と言うのはしんどい(笑)

それが つかまらないのを良いことに 普段のうっぷんを 発するのだから・・堪ったものではない。

第1期の子どもたちが言うならまだ我慢もしよう。
しかし保育園からあがったばかりの 新1年生が べーっとか舌出して挑発してきたり? 『でーぶ でーぶ』とか
『何やってんだよーこのおっさん』とか言ってるの見たら
さっすがの私もカーっと頭に血がのぼってしまう(-"-;A ...


そこで私が考えたのは
この遊びに乗じて 彼らに
〝鬼になった方の気持ちを教えてやれないか?” ということだった。


ある日 私におっさんって挑発した準之介や空を呼んで
​​​エイリアンごっこの鬼をやらせてみることにした。​


エイリアンごっこ・・・
ドブ川探検の次くらいに子どもたちに愛されていた
ザッキ~学童の工夫遊び。

園庭にある火の見やぐらに乗るは人間チーム、
対して 地上からダークボールをあて
人間を(自分たちと同じゾンビ化しようと)企むのが
ゾンビチーム。
二手に分かれて 熾烈なバトルを繰り広げる過激な遊び(^-^;

​​火の見やぐらには子どもたちがしゃがむと ボールから逃れられる柵があって そうそう簡単には 人間チームをあてられない。

またゾンビチームが使うダークボールは保育園の空気抜けボール小型で
あたってもそんな痛くはない。


お分かりのとおり・・
このゲーム、人間チームになった方が断然 安全で? 優越に浸れるゲームなのである(^^; そんなゲームに なぜ子供たちは白熱したのか?

それは ザッキーマジック(笑)
いや 子どもたちいわく 

〝必死になって僕たちを狙うザッキ~先生をみてるのが楽しいから”
​​​なんだって(-"-;A ...

まったく・・ウチの子どもたちは 私のことを先生だなんて思っちゃいなかったんだよね(笑) 何て言うか?ゆるキャラの一匹とでも思ってたんだろう。。きっと。

ま、そう言う時もないとね?
お説教ばっかりじゃー子供たちも息苦しかろう。。


********************☆

という事で実際、私が人間チームに。。
準之介と空がゾンビチームになって戦ってみることに。。

私は心細そうにこっちを見ている彼らに潰れたボールを渡すと
悪戯そうに笑う風や大がしゃがみ待つ火の見やぐらに上って行きました。

『ほら いつも先生がやってるみたいに 投げてごらん』
風や大の間にしゃがんだ私・・。
不思議な光景に風と大は顔を見合わせてクスクス笑ってる。。

下にいる準之介と空は私を怒らせたことを自責しながら。。
互いにお前のせいだと突っつきあうばかりで いっこうにボールを投げて来ない。

そんな彼らをその気にさせるために 私は横にいる大や空に いつも先生をからかってる言葉を 下にいる準之介と空に言いなと命令、

見本として私が『やーいやーい 当てられるもんなら当ててみろー このちびぃー』
そう彼らに向かって叫んだ。

おそらく 正統派の教育者が私の この学童ドキュメントを読んだら
何て酷い学童指導員なんだと・・酷評する事だろう。。

でもね、
少々手荒な方法ではあるけれど
これは 人の気持ちを考えさせる方法として とても有効的な方法なんだ。

そして私には ここまで言っても彼らが私の手を離さないと言う・・自信も
2年の間に築いていた。
だからこその 荒業だった。

多人数の生徒を一連のカリキュラムに乗せ指導していく世の教育者には
そんなひとりひとりの心の教育なんて 出来ないこと・・。

ザッキ~先生だから出来た事なんだって。。私は思ってる。

****************☆

自分の息子のように可愛がってる大や準之介に
ザッキ~先生がとんでもないことを言ってる。。
それを横で聞いてた大や風は『かわいそうじゃん?ザッキー』
そう私を止めにかかった。

そんな彼らに私は
「なんで?なんで可哀想なの?先生はいつも言われてるよ皆から」
そう言い返した。

私の挑発に ようやく立ち上がった準之介と空・・
潰れた保育園のボールを一生懸命拾って。。小さな体を折り曲げ折り曲げ
こっちに向かって投げるが。。高さ5Ⅿほどの火の見やぐらは彼らにとっては万里の長城のように高く。。私たちが潜む柵の上を掠る事すら難しい状態。。

火の見やぐらの壁に当たっては砂場に落ちるボールを
涙を流しなら拾っては投げる準之介と空。。

そうした姿を 私の横に居た大と風は見ていた。
そんな彼らに 私は
『お前たちももっとからかえよ 先生に言ったみたいに?』
そう吹っ掛けた。

下に居た空が 『もう俺やだ こんなのつまんない』
そう呟いた。
隣の準之介が火の見やぐらの階段下にやってきて
『ザッキーごめんなさい ボクたちが悪かった』
そう言ってきた。

頭のいい彼らには もう少し それを考えさせる必要がある・・
そう思った私は 「なんであやまるの?準之介も空も悪いことしてないじゃん」
そう言った。

すると今まで私の横にいた風が 
『俺もつまんない 
なんかザッキ~が準之介とか空をいじめてるのみて凄く嫌な気がした
こんなの遊びでも何でもないじゃん?』

そんな事を言ってきたんだ。

だいぶ煮詰まってきたと感じたから ここで説教を彼らに。
「風、先生はいつもそういう思いをしてきたんだよ?
ゾンビの親玉はザッキーがいいって 皆に勝手に決められて・・」
泣いてる準之介や空に聞いてみた。
「どうだった?
高い火の見やぐらに隠れてる人間チーム・・当てるの簡単だったか?」

すると二人とも 『難しかった・・・とっても』
そう答えた。

「そんな難しい事がんばってしてる先生に向かって
みんなは デブだとか・・おっちゃんとか・・からかってたんだぞ?」

そう言ったらみんな ククク・・って顔見合わせて笑って。。(-_-;)

まぁ。。そんな事があってから みんなは 
ゾンビチームになった人をからかわなくなっていったんだよね。。

***************☆

説教って 子供たちからしたら すっごく苦痛な時間だと思う・・。
でもね、子どもと関わる以上 避けては通れない部分でもあると思うんだ。

でも間違っちゃいけないのは こちらのエゴを子どもに押し付けるような真似は絶対しちゃいけないって事・・。

そして 説教はただ長ければいいってものでもないという事。

第一 小学年低学年の子供に 大人の自分が経験してきて知り得た情報を理解してくれって説明したところで どれくらいの言葉を彼らは頭で理解できると思います?

そんなの1時間しゃべったところで ものの切れ端も覚えちゃいないですよ・・。

肝心なのは ここぞと思う時に 彼らの心に痛みを与える事。
そして 説教で行うべきは 彼らとの心の駆け引き。
これを教えたいと思ったら 決して後ろを振り返らない

それがザッキ~先生の 子どもとの向き合い方だった。

普通の教育者、世のお母さんお父さんは子どもを傷つけてしまうと思うから・・
今一歩子どもの心に踏み込めない。
『〇〇ちゃんを怒らしたら怖いんですもの。。』
そうやって自分の子どもを守り過ぎちゃう親や先生が多いから・・
学級崩壊だとか家庭内暴力だとか・・そんな事件を引き起こすアダルトチルドレンを増殖させてしまうんだよね。。

子供は痛みを覚える事で 世の道理を知っていくんだよ。
恐れてはいけない・・大人である私たちは・・。


~つづく~





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Last updated  2020.02.03 10:05:44



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