あおの軌跡

2009/08/29(土)00:08

本『火車』宮部みゆき氏著

本(73)

新潮社刊。 休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。 職場の図書室にあって、同僚に薦められて読みました。 親戚の青年に頼まれて、失踪した彼の婚約者を探すのだが、その婚約者の過去をさかのぼっていくと別人が現れてくる。 途中はとてつもなく怖くなるが、最後にはなんとなくスッキリ出来る。 …いや、やっぱりカード破産とか、現代社会の怖さは残るかな。 すごく長い話だけど、早く先が読みたくなります。 宮部みゆきさんの本は何冊か読んだけど、どれが本領なのかな? 自分の好みでは、江戸物か、SFをもっと読みたいな。

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