カテゴリ:雑記帖
くせのはなしのつづき。
折口信夫には歩きながら眠る癖があつた。 「歩き睡りといふ、あれである。(中略) 實は大分久しく、その習慣に遠のいて居た私だが、 をとゝしの末に幾年ぶりかに行きあうて、其から 暫らく、此が續いたので、どうも全く夜道などは、 弱つてしまつたことだつた。」 (「鏡花との一夕」昭和17年頃) 作品の中で夢幻の世界に遊んだ折口信夫は普段の生活の中でも 夢を見てゐたのだなあと思ひました。 でもこれは危ないことは危ないですね。 電柱にぶつかつたりしなかつたんだらうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.10 00:31:32
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