カテゴリ:雑記帖
1月11日の馬の話から。
橋本進吉に『駒のいななき』といふ小論があります。 馬の鳴き声について現代では「ヒヒン」などと書き表す ことが多いのを古代においてはさうではなかつたといふ ところから始まる文章です。 『万葉集』では「馬声」と書いて「イ」の音を表してをり、 hiの音がなかつた時代「イ」の音で表したといふふうに 書いてある。 そして馬の鳴き声が「ヒ」や「ヒン」で表されるやうに なつたのはいつごろからかなどについて考察がなされて ゐます。 現在岩波文庫『古代国語の音韻に就いて 他二篇』で 手軽に読めます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.13 22:59:43
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