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2010.08.03
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カテゴリ:雑記帖
12月6日に中原中也の「待つ」といふ言葉について書きました。

「待つ」といへば太宰治の短篇『待つ』もあるんですが、待ち続
ける話としてぼくがまづ連想したのは敵討ちの話でした。

身内を殺して行方をくらました犯人(仇)を探してあてのない旅
をするので復讐を遂げるまで何年もかかることがあつたやうです。

「三大敵討ち」といはれる曾我兄弟、鍵屋の辻 、忠臣蔵。
天下茶屋の敵討ちに高田の馬場の敵討ち。

ほかにも亀山の仇討ちがあります。

石井半蔵・源蔵の兄弟が元禄14年に父の宇右衛門と兄の三之丞
の仇である赤堀源五右衛門を伊勢国亀山の城下で討ち取つたとい
ふもの。兄弟は行商人などになつて旅をし、機会を待ちつづけて
28年目に本懐を遂げました。

ほかにネットで見てみたら53年の仇討ち旅といふのが嘉永6年
にあつたさうです。


「敵討禁止令」が出るのは明治6年のことでした。


事件の数年後に近松門左衛門や竹田出雲によつて戯曲化された忠
臣蔵をはじめ、仇討ちの話は人々に支持されていろんな文学作品
になりました。

森鴎外『護持院原の敵討』
芥川龍之介『或敵打の話』
菊池寛『仇討三態』
吉川英治『新版天下茶屋』
長谷川伸『荒木又右衛門』
吉村昭『敵討』
綱淵謙錠『仇』

…などなど。


小説だけでなく無数の映画やドラマの題材にもなりました。
どうして日本人はこんなにも仇討ち話が好きなんでせうか。
ぼくも忠臣蔵大好きですけど。





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Last updated  2010.08.03 00:38:46
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