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カテゴリ:ST・OT関係
28日は来年度から、お世話になる園での外来OTの日だった。
ワタシの風邪もなんとかなってきたし、園は実家のそばなので、根性出してリューリューと行ってきたのだ。 一応、去年の11月に、地元の療育ママ友Tさんと一緒にTさんの息子さんが通っているOTの先生のところに見学には行っている。 それで、その見学がてら、そこのO先生という方にちょこっと相手をしてもらって反応とか、運動とかみてもらった経験のあるリューリューだった。 今回は、園の中の一室でやったのだが、特別大きい器具を使うこともなく、机にむかって木製玩具の玉転がしをしたり、形はめをしたりのデスクワークが主体だった。 9月に、保健所紹介での親子の集まりで小児科の先生にみてもらったときは、この木製玩具の車おとしみたいなのが、自分からはなかなかできなくて、先生が車を落とすのをただ楽しむという感じの受身態だった。 ところが今回は、自分から積極的に玉おとしをする。先生の指示をよくみていて、てっぺんの穴を示されるとそこに玉を落とす。 それも、3つの玉(ビー玉くらいの赤、青、黄色)を全部右手の中にもっていて、器用に一つづつ、親指と人差し指のほうへ送り出しながら、連続して3つ落とす。 てっぺんからでなく、途中から転がしてみたりもする。 先生は、「こんなふうに、3つを手の中で送り出しながら連続していれるということができるんだねー。」と驚いていたけど、私は、言われてから驚いた。笑。 つまり、あんまりそれがスゴイとか、器用とか、意識もしてなくて、今回も、リューリューはこれを初めて目の前でいきなり実践してみせたのだが、それがスゴイなんて思いもせず、ボーーーッと見ていたのだ。 日常で、こういう遊びをさせているわけではない。 日常で、こんなふうに、玉をつかわせているわけでもない。 ただ、リューリューの常同行動として、手遊びがあり、その手遊びで今、はまっているのが、ミカンの皮を手で細かくちぎり、その断片(ほとんどパチンコ玉くらいまで細かくくだいている)を持っては落としたり、集めたり、散らかしたりという単純な感覚遊びにふけっているのだ。 これが細かく割いたティッシュペーパーのこともあるし、輪ゴムのこともあるし、食べ残した枝豆のこともあるし…… とにかく、手をコチャコチャと動かして物をいじるというのが、目下のところリューリューの最大の遊びなのだ。 それがある意味、功を奏したのか? そして、遊んでいる最中に、先生がもっともっている玉のストックを催促したり、先生が「赤頂戴!」と要求すれば、素直に赤を渡したりもする。 相手をまったく無視しないでやりとりしている。 形はめも、6~8くらいの単純なピースをはめるものだが、以前の病院での検査では、3つくらいのでも手間取り、三角は、底辺と頂点が逆なのにムリムリ当てはめようとしていた。手でまわしてみるとか、調節するとかいうことができなかった。 それが今回、まあ、物の形というものが認識できないのは同じにしろ、まずあててみて、大きすぎたり、小さすぎたりすると、違うところに移す。 なから合いそうなところでは、手で細かにまわして微調整してみるということができるようになり、ほとんど全部あてはめることができた。 問題といえば、やはり集中する時間が短いということか…… でも、特別にまだABAとかの訓練を全くつんでいないにしては、座っている時間が長いとは思う。 ここ、最近2週間で随分、おしゃべりも増えてきた。 主には、オウム返しだが、物に名前があるのかなー?という意識が芽生え始めてきているようだ。 まわりの大人が物の名前を言うと、それについて真似をしたり、本の絵をさして、大人の発音についていったりということが増えてきた。 以前は、どんなに名前をいってみても、なしのつぶてだったのに、大きな変化だ。 先生も、「言葉も随分出していますよね。オウム返ししている段階ですが、これを発展させるために、自らストックしている言葉を使わせるという方向に日々の生活で工夫していってください。例えば、みかんとせんべいをみせて、どっちがいい?みかん!と答えさせるような選択して自ら発声しなきゃならないような状態を作ってあげてみてください。」と言っていた。 STの先生じゃないのだけど、言葉のほうの進歩もみてくれた。 このOTにしても、前回のSTにしても、やはり、リューリューにとって個人レッスンはとても有意義だった。 というより、親のワタシにとって有意義である。 普段の生活は、主にワタシの独断で療育が進められる。勉強や実践、準備や、経済的なこと、行政や、医療関係すべてワタシが仕切らなければならない。 ともすると、こどもの些細な発達も見過ごすし、できていることに感動とかせず、出来ていても当たり前だと片付けてしまう。 そんな中、第三者の目で息子を観察してくれる人がいるということは、親の目の届かない、リューリューを発見してくれる利点がある。 それが多ければ、それだけ客観的な意見も聞けるし、なにより、自分以外の専門家によって引き出されるリューリューの能力をワタシが客観的に見ていられるということは、本当に気が楽だ。 常日頃の生活は、どうしても、リューリューだけの療育にしぼりきれない。妹もいる、家事もある、つい、感情的になってしまう。 だから、この訓練の日というのは、ワタシが常に感情的なひとりよがりなリューリューへの想いをリセットする日でもある。 今通っているSTもOTも土曜日にしている外来指導である。希望者が多く、予約がなかなかとれない。そして、同じ園で行っているウィークディの個別指導のST、OTの先生とはまた違う先生が担当している。 だから、4月から園にかよって、通常受けていくことになる訓練だけでもいいのだが、とりあえず、この外来も続けたいと思っている。先生とリューリューの関係が悪くないし、リューリューの反応もいい! ということで、この週末の4日も2回目のSTがあるので、また報告したいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんわ!
4歳の自閉症のパパです。 なるほどと、すごく細かく観察されるのですね パパもがんばろうかと 子供との遊び中心のブログを書いております。 ママにはないしょのブログです(笑) (2006.02.01 02:10:02)
marimo022さん
>こんばんわ! >4歳の自閉症のパパです。 うちのリューリューより一つ上ですか。 療育についてや、子育てについていろいろ愚痴りましょう。笑。 >なるほどと、すごく細かく観察されるのですね >パパもがんばろうかと いえいえ、O型は、ひどく細かいところがあるのですが、面倒くさくなると、放り出したりやめたりするので。笑。 常に人目をいれないと、自分勝手に怠慢するワタクシ。笑。 >子供との遊び中心のブログを書いております。 >ママにはないしょのブログです(笑) うちは、パパにないしょのブログです。(爆笑) (2006.02.01 10:58:11) |