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カテゴリ:ABA(応用行動分析)の取り組み
リューリューがつまづいていたシークエンスのストーリー物。
どうにも本人、私が作った教材がつまらなくて意欲もあまりないようだ。 …確かに、バナナそのもの、バナナ皮むいたの、バナナ無くなったの、 と並べても、とある事象の羅列という感じがまったく面白くないらしい… だんだん、この課題に対する取り組みが乱れてきたので、『どうしようか…』とネットで絵カードを検索していたところ、以前から知っているカードのサイトでパステル王国というところがあり、そこで、連続カード以外の、教訓、対話のカードも使ってみたところ、これがビンゴった! ストーリー性がみえたもののほうが、すんなり理解できるので、教訓のところからは「おとす」シリーズ。対話のところから「ドアあけて」「ふたあけて」「あいさつ」などを使いました。 あとは、絵カードのおうちのダリままさんのところから、トイレのやり方のを連続カードとして使いました。 サッサとできるようになると、非常に学習意欲もよくなってきて、ダラダラとしていたのがウソのように、取り組めるようになっています。 これは自分で作った教材より人が作った既存の素材のほうがよかったという例です。 もちろん、これで私もリューリューのわかるもの、やりたいものがわかったので、今後作るようになったら失敗しないようにできます。 もう一つは、ワークです。 このところ、地味~にやっているんですが、リューリューのABAの課題はまだ中級ですのでやってないこともあり、同じ違うなども習得していません。 で、今日のワークで、左上にあるものと同じものはどれか?という問題で、比較するもの、されるものが同じ枠の中で存在するのでリューリューは混乱していました。 つまり、選ぶことはできるのですが、(左上の)チューリップと同じのはどれ?と聞くと、選択肢の中のチューリップを選ぶこともあるし、左上を指さすこともある。 それを選んではいけないということがまだ理解できない。 なので、思い切って、その左上ターゲットを切り取ってしまい、リューリューに「これと同じのどれ」と聞くと、ちゃんと、残った選択肢の中から、正確に指さします。 同じとか違うということを概念としてはきちんと学んでいないのですから、マッチングで目の前に出されたものと同じものを選びだすことはできているようです。 とりあえずここを一歩として徐々に選択の仕方なども練習していこうと思います。 買った教材などは、できるかぎり、今のリューリューがわかるレベルに噛み砕いた形に直してやらせるようにしています。 ワークは、ほかには単純に机に座って何かしらのプリントを静かにやる訓練としてやっています。 今のリューリューの認知では正直、普通級にシャドー付きでいることになっても個別課題をやることが多いだろうと思うし、なんとかやれそうなものについてもほかの子よりももっとかみ砕いた課題でやらないとならないでしょう。 内容はともあれ、みんなと同じく教室で座って、ということになると、静かに落ち着いてプリント物もこなすようでなければなりません。 そのため、今のABAのレッスンとは別に私が日常の隙間にワークをやらせています。 実は先週、小学校から資料を頂きまして、入学前までに習得しておいてもらいたいもののおおまかな目安というものが来ました。 まず勉強では、 『自分の名前がよめて書ける、だいたいのひらがなが読める、順番に数が数えられる』というものです。 今、リューリューはひらがなも数もとりかかっていますが、自分の名前というものはまだ文字として全然認識していないでしょうし、文字を書くこともできていません。 こちらもとりかからないと… その他 『ビワの皮をむく、さかなの骨をとる、みかんの袋がむける、箸で食べる』 『姿勢を保持しよい姿勢を長く保つ』 『傘を閉じる』 『お手伝い、あいさつをする、いやなことも我慢して取り組む、泣くのをぐっと我慢する、順番を守る、着脱がスムーズ、自分のものがわかる、ひも結び、靴のかかとをふまない、』 ……など。まだできないこともありますし、やらせている途中のものもあります。 完璧を求めているわけではないので、少しずつあせらないで準備をしてください。 とありましたが、 焦りまくり… また今年度から発達障害相談窓口というものを小学校就学前相談係におかれることにもなったようで、おそらく、うちのようにはっきりしている場合は当たり前として、隠れた発達障害児がいるのではないかと思います。 うちはガッツリ利用させてもらいますが… とにもかくにも、やることは非常に多いので就学期までの短い期間を有効につかうには、リューリューが吸収しやすい課題のアレンジ、教材の手入れなどを常に頭をつかって考えなければ…と思いました。 リューリューも本当に、今、毎日運動から勉強から身辺自立から、いろんなこと盛りたくさんでやっていますが、にこにこといい笑顔で頑張っています。 セラピストさんたちがくると、飛んでいって勉強していますし、ママとのワークも淡々とこなしています。パパとの運動も、園での友達との遊びや製作なんかも加配の先生の手を離れて一人でチャレンジしていることもあるようです… すべてにおいて完璧に仕上げることはできないかもしれないけど、あと9か月悔いのないよう大切に過ごしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.23 23:12:43
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