2023/09/17(日)09:36
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団と、ソン・ヨルムさん
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、
なんつー長い楽団名ですか?
韓国では「도이츠 방송 교향악단」という名前だけど、
検索したら、こんな長い楽団名が出てきた。
指揮は、ピエタリ・インキネン(←クリック)
とにかく、この楽団と、韓国のピアニスト、ソン・ヨルムさんの演奏会が、
気づいたら、3階席しか残ってなかったんだけど、
1人2万ウォン(2220円)という格安価格だったので
予約して行って来た。
はんらたちが予約後、すぐにチケット売り切れになっていた。
ソウルの芸術の殿堂では、
これとほぼ同じ公演の一番いい席が25万ウォンだった。
たっかー@@
天安市は今年、市に昇格して60年という節目の年で、
その記念公演として、特別に格安に市民に提供してくれたようだ。
一番、いい席でも5万ウォンくらいだったと思う。
今年は、ラフマニノフ生誕150周年だからか、
いや、多分、コロナ禍が収束したからだと思うけれど、
このようなクラシックコンサートがとても多い。
そのためか、一部、人気公演は売り切れているけれど、
ほとんどチケットが売れてない公演もたくさんある。
3階席からの光景は、
あら?
全体的に見えて悪くない。
高いクラシック公演は
後ろの安い席から売り切れてることもあるけれど、
確かに、前席中央が3万円くらいで、
3階席が7千円くらいだったら、
3階席でいいやと思うよねぇ。
プログラムは~
ワーグナー「タンホイザー序曲」
その次が、ピアニスト、ソン・ヨルムさんが加わって
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」
チャン、ジャーーーン!
と曲が終わった瞬間に、会場全体から
うおおおお!
という歓声と大きな拍手。
鳴りやまない拍手。
一旦、退場して、また出て来て挨拶するソン・ヨルムさん。
大きな拍手。
また退場するソン・ヨルムさん。
鳴りやまない拍手。
また出て来て挨拶するヨルムさん。
退場するが、鳴りやまない拍手。
再度出てくるヨルムさん。
今度はピアノの椅子に座ったので、
一層大きな拍手。
アンコール曲は何という曲かわからなかったけれど、
大満足した観客たち。
ブラヴォォォォ~!
という声が飛び、再び鳴りやまない拍手。
一旦、退場して、また出て来て挨拶するソン・ヨルムさん。
大きな拍手。
また退場するソン・ヨルムさん。
鳴りやまない拍手。
また出て来て挨拶するヨルムさん。
退場するが、鳴りやまない拍手。
再度出てくるヨルムさん。
はんらの目には、ヨルムさん、ちょっと困ってるように見えたよ。
だってほら、リサイタルじゃないんだもん。
背後には、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の皆さんが。
拍手が鳴りやまない中、ヨルムさんが退場すると、
会場に電気がついて、強制終了。
15分間の休憩時間となった。
休憩後は、
ベートーヴェン「交響曲7番」
クラシックを知らないはんらでも、聴いたことのある楽章があった。
演奏が終わると、大きな拍手。
鳴りやまない拍手。
今度は、指揮者のピエタリ・インキネンさんが
ヨルムさんのように何度も引っ込んだり出て来たり。
3回目に出て来た時に、アンコール曲の演奏が始まった。
アンコール曲は、
ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
演奏が終わると、大きな拍手。
鳴りやまない拍手。
ピエタリ・インキネンさんが再び、何度も引っ込んだり出て来たり。
3回目に出て来た時に、観客たちに向かって人差し指を1本立てて
アンコール曲の演奏が始まった。
多分
「あと1曲だけね!」
っていう意味だったんだろうと思う。
今度のアンコール曲は、なんと、
韓国の代表的な歌曲「그리운 금강산(懐かしい金剛山)」
「金剛山」は北朝鮮にあって、
南北分断された今は行くことができない山だ。
死ぬまでに一度行きたい金剛山、という意味の込められた歌曲。
これで観客席は大いに沸いて、またまた拍手喝采。
鳴りやまない拍手。
ピエタリ・インキネンさんがまた何度も引っ込んだり出て来たり。
3度目に挨拶に出て来た時に
自分の腕時計あたりを指差して
「もう時間が無いので無理~!」
というジェスチャーをして、
ついに公演が終わった。笑。
19時半から始まり、
終わったら22時10分を過ぎていた。
格安の公演だったのに、満足度の高い公演だったと思う。