大学路創作ミュージカル「シジプス(シーシュポス(SISYPHUS))」
日本からのブロ友さんと一緒に、大学路に創作ミュージカルを観に行ってきた。タイトルは「シジプス」なんだけど、ギリシャ神話に登場するシーシュポス(SISYPHUS)のことらしい。韓国ではコンサートやショーなどの初日を첫콘(チョッコン)、最終日を막콘(マッコン)と言って、人気が高い。はんらたちもマッコンを見るつもりだったので、予約時間ピッタリにサイトに入ったにもかかわらず、あっという間に良い席は売れてしまった。恐るべし、マッコン。。。さて、ブロ友さんと会って、ブロ友さんは遅いお昼ご飯、はんらは早い晩ご飯となるご飯を食べに行った。大学路(ヘファ駅)近くのテンジャン芸術という食堂。日本のお味噌にもいろいろあるけど、韓国のお味噌にもいろいろある。この画像の真ん中にあるのが「カンテンジャン」と言うらしい。手前のご飯に野菜を入れて、このカンテンジャンを混ぜて味付けして食べる。「カン」というと「塩加減」のことですごくしょっぱいテンジャンなのかと思ったらそんなことはなくヘルシーな感じだった。おかずもご飯もお代わり自由。これで14000ウォン(1440円)。おかずもどれもおいしくて、チャプチェとポテトサラダはお代わりしました~公演時間にはまだ時間があったのでどこかのカフェにでも入ろうかと思ったんだけど、有名らしい、歴史あるこのカフェは行列ができていて、スタバなども席なし。ソウルの繁華街はカフェが立ち並んでいてもいつも混み合っている。路地の中にあったエッグタルトのお店が、3つのテーブルのうち1つが空いていた。カフェラテは3500ウォン(360円)で、お味はまあまあ。エッグタルトは2400ウォン(250円)、ナッツ入りエッグタルトは2600ウォン(270円)でおいしかった。会場のイェス24ステージには1館~3館まであり、この日は全館、公演があり、たくさんの若者で混み合っていた。韓国は3月から新学期、ちょうど3月1日~3日が連休になったので最後の冬休みを楽しむ若者たちでいっぱい!若者に混じる60代。爆。タイトルが「シジプス」なのでギリシャ神話の話なのかと思ったら、カミュの「異邦人」を演じる、というものだった。パンデミック以後、地球の最後?を迎える俳優4人が、観客がいなくても演じようとカミュの「異邦人」を演じるのですが。。。これが、激しいダンスシーンあり、舞台の上の階段を何度も上り下りするシーンあり、ものすごく体力を消耗しそうな舞台だった。カミュの異邦人、はんらは多分、中学生か高校生の頃に読んでて内容は全く記憶に無かった。主人公ムルソー以外の多様な登場人物を残り3人が、1人多役で演じるんだけど、若い役から年寄り役まで見事に演じ分けてて俳優さんってホントにすごい!と、感動してしまった。紅一点のチョン・ダヒさん、ムルソーのお母さん(老婆)役からムルソーの彼女(若い女性)役、更には、ムルソーの友人(男性)役まで次から次へと演じ分けてて、もちろん、着替える時間なんてないので同じメイク、同じ服装、同じ髪型のまんま、それでも、ちゃんと別人に見える!すごいなぁ~@@キム・テゴンさん、この方、結構、お年も行ってるはず。検索してみたら、42歳。それでいて全力のダンス、若い役では階段を走り上り、年寄り役の時は、階段の下り方が、まさに高齢者の下り方そのもの!@@そうそう、膝が痛くて曲げにくくなるからそういう下り方になりますよね~すごいなぁ。舞台の上の小道具、例えば階段なんかもこの4人で動かすんですよ。お高いミュージカルとは全然違う、大学路ならではの若さ溢れる芸術の世界に魅了されました。前から5列目の席で、予約料金含めて51000ウォン(5300円)。有名俳優のミュージカルだと、この3倍料金です。マッコンだったので、カーテンコールの後に舞台挨拶。チョン・ダヒさんは感極まって泣いてました。「観客がいなくても」とは言っても、こうやって大勢の人に来てもらって嬉しい、と言ってました。この日はほぼ満席に近かった。体力的に年を取ったらできなくなる舞台は多いけど、このシジプスは年を取ってからもやってみたいと言ってました。その後、写真撮影の時間もあった。こういうのがあるから、マッコンは人気あるんですね。3ヶ月半くらい続いた舞台だったそうです。お疲れ様~