★旅の言葉◆旅の外国語...ヨーロッパへ自由旅行に行く、と言ったら、 「コトバはどうすんだ、コトバは?」とゼミの先輩にいきなり言われ、 とっさに、 「言葉をマスターしなきゃ行けないんなら、 ほとんど永遠に旅行なんか、出来ないじゃないかあぁ!」 という答えをあわてて呑み込んだ覚えがあります。 私は、鉄道であちこち回り、自分で宿も探しましたが、 一番使ったのは、中学英語です。 それだけでも、必要な意思の疎通は出来ました。 大学受験レベルの会話をすることはついぞなかった。 私にとってラッキーだったのは、中学生の家庭教師をしていたこと。 簡単な例文が、すぐに出てくる状態でしたから。 母国語が英語以外の旅行者達は、分かりやすい英語をしゃべります。 あまり、込み入ったことも言わない。 でも、充分楽しく、コミュニケーションできます。 どこから来たか、どこが良かったか。お勧めの宿はあるか? おいしいもの食べたか。などなど...。 次に使ったのはドイツ語。 第二外国語で、2年間習っただけです。 でも、最初の一年間は厳しかった...。 当てられて答えられないと、欠席扱いになるので、 毎日予習しまくった覚えがあります。 試験も例文が大量に出るので暗記しまくり、 書いて書いて書きまくって覚えました。 NHKのTV講座も見てました。 お陰で、ドイツ語圏では割合楽しかった。 東欧の各地でもお役立ちでした。 自分にとって、結構相性のいい言語だったかも。 2000年1月にイタリアに行って、 その4月からカルチャーセンターで、 イタリア語を習い始めました。 二人目妊娠中だったのですが、 上の子が幼稚園に通い始めたので、 少し勉強しようと思ったのです。 最初は良かった。舐めるように復習も出来たし、 でも、だんだんに、変化の多様さに圧倒され始め、 (男性名詞、女性名詞、単数・複数によって、 動詞も形容詞も変化しまくる。過去形などもまた色々...) 10月出産で3ヶ月休んだのと、赤ん坊との毎日で、 復習や暗記も思うようにならず、 次第に落ちこぼれて行き...。でも、10人くらいいるうち、 付いていけてるのはホントに数人だったけど。 覚悟を決めて、 ガーッと詰め込む時を持たないといけない! と思いながらも、 試験とかもないし、産後のザル頭状態で、 ずるずると時間が過ぎ、 結局2年たっても、ぜんぜんモノになってません。 語学はやはり、追い込まれながら勉強せねばならないと、 痛切に思う私であります。 今は、ちょっと休止中。10月から再開? でもね。イタリア語に通って、 すごく良かったのは、いい友達が出来たこと。 (一緒に落ちこぼれた仲間同士なので、連帯感が違う?) いやいや...。 いろんな職業や年齢や、生活環境の違う人たちと、 机を並べて、新しいことを学べるのは、 ホント楽しいことです。 子供を通してのママ友達とも、また違って、 私自身の友達って感じです。 落ちこぼれつつも辞められなかったのは、 いい人間関係が出来たから。 とっても感謝してます。 やっぱり、また、はじめることにしようっと。 ◆旅の外国語(その2) 上の続きです。あれからもう10年になるので、 ドイツ語も、中学英語も霞がかかってきました。 やはり、コトバは使わなくちゃ駄目ですよねぇ。 で、私は、ここで(日本で)いきなり外国人の人に会ったら、 英語で、またはドイツ語でしゃべれるか? そうですね。その時ほかに人がいなければ...、 勇気を奮って、ブロークンでも話しかけられると思います。 でもね、誰かが見ていたら、特に夫の前なんかじゃ、 恥ずかしくて、駄目だなぁ、きっと。 この、「恥ずかしい」が最大の敵なんですよね。 一人旅だと、自分で何でも解決しなければならないので、 恥ずかしいとか言ってられないし、 何とか伝えようとするでしょう? 一生懸命伝えようとすれば、けっこう伝わるものなんです。 初めてのトラブルはスウェーデンの北極圏に入ってすぐ、 ギャリバレのユースホステルに泊まった時、 前のユースホステルから予約を入れたはずだったのに、 予約が入っていないと言われて、 客室に泊まることが出来なかった時でした。 翌朝、色々英作文を考えておいて、フロントの人に伝えました。 彼女は前日泊まったYHに確認を入れてくれて、 結局、予約を頼んだ人が忘れていたのだという事が分かり、 予約金が戻って、私の主張が正しかったということが、 認められて、やった~って気分でした。 全く見知らぬ土地で、はじめての人相手に、 問題を解決できたのは、すごく嬉しい体験で、自信にもなりました。 で、会話集とか、辞書とかも大切なアイテムだと思います。 かの地に行ってしまうと、使い勝手のいいものが、 見つかるかどうか分からないので、極力持って行きます。 私は、『地球の歩き方』の会話集を持っていくことが多いです。 ヨーロッパの時は6ヶ国語のもの。 たくさんの国に行かない時は、その国語の会話集。 カンタンな文法や、サバイバル会話も載っているし、 単語も割合充実していて私には使いやすい。 辞書は英和と和英のハンディタイプを持参します。 現地に行くと、そこの母国語と英語との辞書は大体見つかるので。 (手のひらに載るくらいの可愛いものもある) ↑後ろの青いのはリトアニア語左手前にイタリア語、チェコ語、 右手前にギリシャ語、スウェーデン語です。 大きさの比較は白い独和コンサイスでわかりますか? そういうのを買うと、役に立つし、いいお土産にもなります。 ドイツでは、LANGENCSCHEIDTから出ている、 黄色い装丁の語学本のシリーズが、大きな本屋さんでは見つかるはず。 その中にドイツ語-日本語の辞書や旅行会話集もありました。 これを買ったら、ドイツの子供と話す時に一緒に見て、 ドイツ語を教えてもらったり、お互いの国では何と言うかとか、 お話をすることができて、とても楽しかった。 こういうのがどこの国でもあるといいんだけどなぁ。 と、いうわけで、他に何か思い出したら、続く...かも? |