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雲の上はいつも蒼空

雲の上はいつも蒼空

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2008.12.29
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いよいよ今年も終わりですね…。

ブログをいっぱいサボって、
あれもこれも書きたかったのになぁ、
なんて悔いがちょっと残っています。

私の場合、「書きたい」って思い入れのある事柄ほど、
書き辛くなる気がします。
上手く気持を表現できるかな、って、
気負っちゃうんでしょうか。

つたなくても足りなくても何でも、
気持ちが熱いうちに言葉にした方がいいですね。
今度からそうするようにしよう。

8月は「崖の上のポニョ」を家族で見に行きました。
暗示されてる世界観がわかり辛い面もありましたが、
ラヴクラフトとかクトゥルーとかの暗黒神話系を知っている人には、
納得できるものらしいですね。
私はその世界を知らないので…、
純粋にキャラクターの愛らしさを楽しみました。

ポニョが人間になって、
嬉しくてたまらない!!という表情で、
目を輝かせて波の上を走るシーンがよかった!


実は私は、ポニョを見たいというのもそうでしたが、
その頃のNHK「プロフェッショナル」の特番か何かで、
「ポニョ」を作る宮崎監督を追った番組があって、
それを録画していたのを見たい、でも、
映画のネタバレを先に知りたくなかったので、
早く「ポニョ」を見てから、その特番を見ようって感じでした。

その番組の中で、宮崎監督のお母さんはずっと病床にあって、
子供を抱っこすることさえ出来なかった。
宮崎監督は、お母さんに抱っこして欲しかったけど、
我慢して育ったのだというエピソードがありました。

そのお母さんの存在が彼の心の中で大きいので、
彼の作品の中には必ずその、
母の投影であるお婆ちゃんが出てくるのだと聞いて、
何だかいつも強いおばあちゃんが出てくるなぁ、
と思っていたのですが、納得できました。

いろんな物語を作っている中で、
お母さんを一番描きたかったのかもしれませんね…。

宮崎監督は、肉、とか目玉焼き、とかも好きですね。
「パンダ子パンダ」でも「ラピュタ」でも、
「ハウル」でも目玉焼きやでっかいベーコンとか、
出てきましたよね。これも幼児体験の投影でしょうか?

ああ、簡単に書くつもりが長くなりました。

10月に見た「おくりびと」もたいへんに良かったです。

5年前に義父が亡くなって、
その納棺の時に、今にして思えば納棺士(師?)さんが、
非常に華麗な技で清めから納棺までの儀式を行われたのです。

私は初めてそれを見ましたので、
こんな世界があるんだ、こんな職業の人がいるんだ、
(女性の方でした)と衝撃を受けました。
あとでベルコ(葬祭会社)の人に、
「あの方はどういう方なのですか」と訊きましたら、
「私もよく分らないのですが、昔からいらっしゃる方で、
ずっとそれを専門になさっているんです」とのことでした。

そのことが心のすみっこにありましたので、
この映画を見られて良かったです。

いろんな人生があり、係わる人があり…。

それらが葬儀の、納棺という、
いわば物理的にも他の世界に入れられる場を通して、
描き出される物語は、思わず引き込まれるものがありました。

最後に主人公が、
幼い頃に生き別れた父の納棺をするのですが、
私も父とは(両親の離婚で)生き別れているので、
他人事とは思えませんでした。

そこで、私はもう父を恨んでいないと思っていたのに、
実はまだ恨みや憎しみがあったのだ…、と気付かされ。

清めていく過程を見るうちに、自然に涙が流れて、
あんな風に、恨みも憎しみも浄化されて、
送ることができるのは幸せだなぁと思いました。

私の中の恨みも、少し涙の中に溶け出た気がします。

すがすがしい思いで、映画館を後にしました。

チェロの音色も胸に染み入るものがありました。


あらら、すっかり長くなってしまいました。
ドラマのことなども書きたかったのですが、
また次の機会に…。






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最終更新日  2008.12.30 00:02:55
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