頭痛・首こりについて *種類編*

まず、頭痛について

頭痛の種類は「器質性」と「機能性」に分類されます

 器質性頭痛は頭部、顔面部、または一部の全身性疾患の一種類の症状

で、常に「めまい」をともなう

 機能性頭痛は「欠陥拡張性頭痛」とも言い、「睡眠不足・精神的・疲労」

により起こるといわれてます

日常生活で多いのは以下の種類があります

1、筋収縮性頭痛 → 頭部筋群の異常を伴う「緊張型頭痛」

 持続性で締め付けられるような「圧迫感・絞圧感・頭重感・被帽感」など

 を伴う「非拍動性の頭痛」で、両側頭部・項頚部に起こり「肩こり・痛み

 ・めまい」を伴います

2、偏頭痛 → 原因不明の「慢性頭痛」

 片側性、拍動性の頭痛で「嘔吐・めまい・視力障害」を伴います

3、中毒性頭痛 → 一般的に薬物・食物・毒物・アルコールなどによる

4、占拠性頭痛 → 脳の占拠性病変

5、感染症による頭痛

 一般に感冒、急性上気道炎症、急性扁桃炎、インフルエンザなどの「風邪

症候群」による発熱を伴う「呼吸器疾患」や「熱性感染症」があります

漢方医学では、頭痛を「外感型と内傷型」に分類されます

1、外感型頭痛 → 病原微生物、特に細菌、ウィルスなどにより、

 感染した全身症状の一つとして頭痛という局部症状が現れたもの

2、内傷型頭痛 → 一般的に感染症を除くすべての「非感染症性病変」

 で、頭痛を呈する疾患

と言われています

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次に、首こりについて

首こりは「頚椎症候群」とも言われています

中高年に多く見られ、その多くは、頚椎骨質が増殖して、

頚神経根、頚髄、椎動脈、または交感神経を刺激・圧迫する為

引き起こされる症候群で、この症状の初期には、間欠的な頚部や

肩の不快感・痛みがおこる

病変部の違いや、同一部位でも程度の違いにより、現れる症状も違う。

症状には「偏頭痛、四肢の冷え、指のしびれ、腕のだるさ、脱力感、

めまい」などがあります

漢方医学では、頚椎病の原因として

1、疲労・老化による血液の不足、筋肉に潤いや栄養を与える血液の

 濡潤(なんじゅん)の不足

2、交通事故・打撲・外傷・手術などによる内出血や気滞(きたい)

 による血流の停滞などで、「血(けつ)お」を形成する

 気血の流れの祖滞(そたい)

3、腎虚(じんきょ)である為、寒湿(かんしつ)の邪(じゃ)が

 頚部の肌肉(きにく)に停滞した状態

睡眠不足・疲労・腎臓の衰弱・冷え・血流阻害が原因といえます

次の項では、頭痛・肩こりのマッサージについて書きたいと思います


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