青空ハウス

2005/04/10(日)18:18

ありし日の記憶

仕事で某社会保険事務所に行ってきました。 昔親戚が住んでいた家のすぐ近く。 なんだか懐かしくなって、まだ当時の家が残っているか確かめたくなりしばらく歩いて探してみることにしました。 とは言っても、その親戚の家によく行っていたのは20年近くも前の話。 何とか記憶にある目印がないかと行ったり来たりしたけれどどうにも探せない、結局親に電話してようやく場所が特定できたものの、昔の名残は最早なく、大きなオフィスビルとマンションが並んで建っているだけでした。 ただ、ここに昔あの家があったんだと思うと、他界した祖父、叔父夫婦の記憶がよみがえってきてせつなくなりました。 私が幼稚園の時に、祖母が選んだ服がどちらも嫌だと泣いてだだをこねていたら、ヒトがいると思いもしなかった目の前の襖がさぁーっと開いて時代劇のように仁王立ちした祖父が登場して「いい加減にしろぉーっ!」と怒鳴られたこと、 なんだか知らんがトイレにボタンがあったのでとりあえず押してみたら水が勢いよく噴き出してきて仰天して逃げ出し大騒ぎになったこと(←ウォシュレットね)、 ついでに父親が子供の頃にゴキブリが飛んできて口にとまったって言ってたのもこの家だったな~なんて考えたら、オフィスビルに取って代わってしまったこの場所にとてつもない寂しさを覚えました。 時代は確実に移り変わっていくものですね。

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