6562399 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011.12.12
XML
毎週月曜日はなるほどザ・タクラマカン物語本日はその第1話

石原さんとなるほどザワールドな写真

画像は、SSERさんのプレゼンテーション2012会場で石原さんになるほどザ・ワールド号の質問をしたら

早速アピオにやってきて当時のなるほどザ・ワールド号の写真やエピソードを語ってくれた次第。

まず「なるほど!ザ・タクラマカン号」命名の理由。

それには四駆ジムニーの「選択」
それはどこに原点があるのか私の記憶を遡るところから語るとしよう。

子供の頃にラットパトロールという連続テレビドラマを毎週観ていた。
スタートは四駆の原点でもあるJEEPだ。

そのカタチもそして砂丘をジャンプする映像に魅了された。
同じ頃に今ではあまりみなくなったテレビのブラウン管を通しての世界がいくつかあった。

1970年代後半の「おはよう720」「おはよう700」もそうであったし、
また、なるほど!ザ・ワールド号などもそうだった。

まだインターネットのない時代世界の辺境の地をブラウン管に映し出す
あまりに広い風景とその道なき道をキャリアに荷物とカメラクルーを乗せて
奥地へ分け入る姿は男の子ならば本能的に血が踊る映像だった。

テレビ番組にとっては主役ではないかもしれないその四駆に
潜在的に魅せられていた私は迷うことなく最初のクルマにランドクルーザーを選んだ。
いや正確に正直に書くとJA71だったのだが女性に振られてあぶく銭じゃ!と
勢いでランクル70を新車で買ったのだ。

話がよからぬ方向へ行きそうなのでまた元に戻そう。
2010年のラリーモンゴリア参戦TEAM APIOのナビゲーター(コ・ドライバー)はあの石原さんだ。
そう、当時なるほどテレビ番組なるほど!ザ・ワールド号のテレビディレクターであり
パリダカールラリーでクラス優勝を果たした、なるほど!ザ・ワールド号のドライバーでもあった。

デイトナ対談記事

そんな矢先、3年間のジムニー連載を終えた雑誌DAYTONAの編集長との対談の中で、こんな質問を受けた。
今JB43に力を注いでいるそうですが、どんなテーマですか?と
そこで私はカタチやイメージではなくリアルな四駆を創りたい。

まあ一言でいえば「なるほど!ザ・ワールド号」ですかね。
と話すと、普段はクールでシャイで割と無反応な編集長がびっくりするほど反応
頭をクラクラさせながら、それはすごい!その発想はすごい!と連呼するので、
その気になった私がさらに説明を加えると、

それはカラーリングとかがどうこうではなく、あくまでもあの時代に
確かにあったはずの冒険心や世界への関心。

実際に大人になったらあそこに行ってみたいという憧れ。
それを実現するための道具が四輪駆動車であって、その哲学が残るクルマがジムニーだと。


さらにそのジムニーで実際に世界の辺境の地を走れると、よりリアリティが増す。
ならば今年開催予定だったタクラマカンへ行かぬ手はない。
そこからジムニーの名前を「なるほど!ザ・タクラマカン号」に命名。

遙かなるタクラマカン砂漠といえば喜多郎。
そうNHKのシルクロード特集。
そして石坂浩二さんのナレーション。

子供の頃に実際に喜多郎のシンセサイザーコンサートも行った。

考えてみると、今スーパーカーを長年の夢を叶えて買った友人が何人かいる。
いずれも子供の頃に、当時夢のまた夢だったスーパーカーを本当に夢見て、実現したのだろう。


たかがクルマ、されどクルマである。

私が子供の頃に、テレビで世界の辺境の地を力強く走る地味だけど頼れる四輪駆動車に憧れたように、
脇役かもしれないけどもルーフには天幕や荷台にはカメラ機材を満載し、

昔のプロ用カメラ機材が放っていたような道具としての格好良さがジムニーには残っている。


残念ながら中途半端なSUVだのというアルファベットのクルマには興味がない。
やはり漢字で四輪駆動車と呼べる日本のジムニーを世界の子供に見てもらうために。
そして10才の少年が10年後20年後にジムニーを手にいれて海外を走りたいと思えるために
「なるほど!ザ・タクラマカン号」という言葉が出てきたのだ。


次週第2話につづく







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.12.12 20:24:24
[なるほど!ザ・タクラマカン号] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.