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[2007パリ] カテゴリの記事

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• 最終日　その２

  部屋に１６時過ぎに戻り、ゆっくりとコーヒーを飲んだ。幸い、いい具合にミルクも残っていて、美味しいカフェオレを作ることが出来た。もっとギリギリまで街を歩くつもりだったけれど（フライト23：25発）、夫が、ゆっくりコーヒーを飲んだりして最後はたっぷりと余裕を持ったほうがいいと電話で言うので、素直にそうすることにした。滞在中のことは微に入り細に入り調べ上げていたけれど、帰りはなんとかなると、何も調べていなかった。そんな私の性格を見抜いていた夫が、成田から自宅までの最も時間のつなぎが良いルートを幾つか調べて、それを連絡してきてくれた。これまでの旅行中、空港内では”夫の背中を見失わないこと”がポイントで、つまり彼の背中に着いて行けば、いつの間にか目的地へ着いていたのだ。そんな私が一人旅で最も不安な場所は、当然空港なんである。電話口で、空港でやることや注意点を何度も復唱する夫。ベルギービールを手荷物の中に入れたことを何の気もなく話した私に、「手荷物に入れたら、空港で捨てられるよ」と指摘。あー、そうだった。うっかりしてた。あんなに重い思いをして買ってきたのに、そんなの冗談じゃないわー！瓶ビール２本のおかげで確実に荷物が２０キロを超過。行きからして、既に１８キロあったので、これは間違いない。しかし、ビール２本の為に割高な超過料金を払いたくないなーそこで、手荷物（男性用の会社用ナイロンバッグみたいの　と、大きめ肩掛けナイロンバック）に目一杯入れられるものを詰め込んだ。18時30過ぎに、アパルトマンを出てロワッシーバス乗り場へと向かったのだが、荷物が無ければ15分で着く距離なのに、重くて30分以上かかってしまった。旅行中、この区間が最もつらかった。重くて腕がぬけそうだった。歩いている途中、２度タクシーが乗ってかないか？と声をかけてきた。滅多にある事ではあるまい。よほど重そうに見えたからに違いない。だけど、もうそれ用の現金は用意してなかったし、時刻的にもタクシーで急ぐ必要がなかったので、頑張ってバス停まで歩いた。20時前にCDG到着。荷物は18.5キロ程度だった。えー、まだ1.5キロ入る！！！もう少し詰めてもいい？　　　と聞くと、「早くやんなさい」と笑顔。即効で詰めなおしまし、手荷物がだいぶ軽くなてゴキゲン♪これは時間にかなり余裕があったから出来たこと。後ろに人が並んでいたら、出来なかったなあ。手荷物検査では、充電器が不審物と思われたらしく、開けられた。バッグには急いで詰め込んだ残りのポテトチップまで入っていてかなり恥ずかしかったが、係員は片言の日本語をしゃべるフランス人で、私の片言のフランス語といい勝負。持っていた電子辞書に興味を示したので、説明して、それからなぜかサンジェルマンの本屋の話を、日本語フランス語のちゃんぽんで。係員も相当ヒマだったのだろうけど、フライトまで2時間以上あったので、私もいいヒマつぶしが出来て良かった。無事日本に到着。ダーリンありがとう！

  2007年06月25日

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  パリ滞在10日目　最終日　その１

  とうとう帰国日。フライトは23：25発なので、時間は十分ある。朝食を取りながらいつも通り地図を眺め、それからパソコンでメールのチェック。荷物を片付けていたら意外と時間がかかってしまった。　　　　　　　左の"LE BUS"は先日のブログでも紹介したバスの地図。非常によく出来ているので、最も頻繁に利用した。右の二つはいわゆるパリの地図。違いはページ数。真ん中のものは、パリの町を区とは関係なく区切って細かく表示。右は見開き１ページが一つの区という形態でパリ２０区を表す。左２つは今回の旅行前に入手したものだけど、右は今回ふらりと入ったTABACで購入した。細かい方が良いと思っていたけれど、実際は区毎に区切られているものの方が何かと便利だった。そういえば、まだ一度も立ち寄っていなかったLES HALLESへ。手頃な価格の店が多く、特にH&Mはセール中でレジは現地人で長蛇の列。私も思わずVネックニットや白シャツを購入。レジの担当者が、私のクレジットカードの操作に手間取り、このカードは使えないとか言い、私に返そうとした。もう一枚カードは持っているけれど、実はパスポートと一緒に腹巻の中に入っている(!!!)ので、こんなところで出したくないそれに、パリでこのカードが使えなかったことは一度も無いのよ～。必ず出来ると思うわ。と言うと、素直に再チャレンジ。無事、カード払いＯＫでした♪お昼はサントウィッチを買って、St-Eustache（サントゥスタッシュ教会）の目の前の公園でパクリ。月曜ということもあって、スーツ姿でパクついている人も多かった。　　　　　この円盤のような建物は何？　　　　　隣に座っていた女性に尋ねると、わからないと言う。だけどこの辺りはその昔市場でとても賑やかだったことなどを話してくれた。それから地図を取り出すと、この円盤は"Bourse du Commerce et d'Industrie"という所。多分、商工会議所のようなところだと思う。その女性は、パリの地図を初めて見るわ！としげしげと眺めていた。そういえば、私も東京の地図なんて見ないもの。女性と別れた後、サントゥスタッシュ教会内部へ。今まで中に入ったことは一度も無かった。見どころ満載のパリで、一等地に位置しながら、”他の名所に比べて”マイナーなので、内部は大したことがないのだろう、と勝手に想像していた。　　　　十分に立派な教会でした。ここからいったん買い物袋を置きにアパルトマンへ戻り、今度はサンジェルマンへ。そろそろ時間を気にしての行動になってきて、最後は有名なCafé deux margo(カフェドゥマーゴ)からルーブル方面に向かった。今回はマレなど右岸が多く、左岸を散策することが少なかった。そういえばボンマルシェにも行かなかった。残念。私が滞在した近辺は、日系の店が非常に多く、　　　　　まんま日本！みたいな外見が妙に目をひく。さすがに１０日程度の旅行では、わざわざラーメン店に入ろうとは思わないけれど、店内はやはりアジア人が多かった。　　　　　↑左側にあるのは、上段のラーメン店。道をはさんで右側、”HOTEL”の先に見える赤い看板のあるところが、以前日本のＴＶ番組で、パリジャンにも大人気！と紹介されていた「ラーメンひぐま」さすがに時間によってはかなりヒマそうな雰囲気だったけれど、金曜の夜８時頃、たまたま前を通りかかったら５-６人が列をなしていた。ある程度はやっているのはホントかもしれない。でも確か、日本のラーメンのはずなのに、キムチたっぷりラーメンと番組で言っていたように思う。どなたか食された方がいらっしゃれば、是非感想を教えて頂きたいです。

  2007年06月22日

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  パリ滞在９日目　その３

  この日は日曜だったので、平日と比べてかなりバスの本数が少なくて、知ったかぶりの顔でバス停で待っていると、あまりにやって来ないのでよくよく見てみると、日曜日はお休みという路線が結構あった。そういう場合は別路線を見つけたり、メトロに乗ったり、或いは歩いちゃったり、パリ中心地はなんとでもなるので実に良い♪　　　　　結局この日はルーブルからノートルダム、サンルイ島を通ってバスティーユまで行って、その後１号線でいったんアパルトマンに戻り、休憩をして、それからエッフェル塔近くへ。今回の滞在中、アパルトマンの立地の良さに非常に満足することが出来た。何をするにも便利で、休憩に戻ったり、買い物で増えた荷物を置きに戻ったり、部屋そのものは広いとは言い難いけれど、設備は十分揃っていたし、清潔で快適だった。話をエッフェル塔に戻す。一気にメトロでトロカデオまで行けば良かったのに、なぜかバス停École Militaireで下車（手持ちのメモ帳にはetienne écoleで下車、と走り書きしてあるのだが、今になってLE BUSで確認すると、そんな駅は見当たらない・・・）　　←私のバイブル！！！　　中身はこんな感じ↓主な観光地は絵になっていて非常に見やすい。他の地図類同様、TABACで簡単に入手可能です。とにかく、下車したバス停からエッフェル塔まで異様に遠かった。しかも暑～い日差しの中、くたびれた。エッフェル君の足元。観光バスがいっぱい。　↑ほんの少し角度が変わるだけで、全く印象が違うから不思議。さらにどんどんトロカデオ方面に向かう。　↑右の奥にあるのはシャイヨー宮↑セーヌ遊覧を楽しむ人々でいっぱい　　　　　みーんなが写真を撮ってるところ↑　さすがに写真の納まりが良いです。そういえば、この場所には我がダーリンと来たことがなかった。エッフェル塔なんて遠くから見れば十分で、わざわざ近くに行ってみる必要性を感じなかったからだけど、やっぱりこうやって見るのもなかなか良いではないか。。。そそ、真ん中辺りにあるシミは、カメラ内部にあると思われる汚れ。あー気になる。７年前に購入したこのデジカメは、当時６万円以上した。２年ほど前にシミに気付いて修理に出そうとしたら、分解に１万円近くかかる上、綺麗に直るかどうかもお約束できません。という冷たい言葉に断念したのだ。そろそろ買い時かな～とは思うけれど、シミ以外は問題なく使えるし、他に欲しいもの沢山あるしなー、というわけで、ちと恥かしながらもうしばらくこのデジカメにお世話になりそうな予感。さてさて、ここから凱旋門までメトロで直行し、せっかくなんでもう一回しつこく凱旋門からジョルジュサンクまで歩き、またもやメトロに乗って戻りました。さすがに、この日は足が棒でした。滞在４日目　モンマルトル滞在７日目　フォンテーヌブロー滞在２日目　マルシェ・バスティーユブリュッセル　その１ブリュッセル　その２ブリュッセル　その３

  2007年06月19日

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  パリ滞在９日目　その２

  今回は、ノートルダムやエッフェル塔といったベタな観光地はパスするつもりだった。でも、やっぱりついフラフラと足が向いてしまう。恐るべし、世界遺産！真夏のような日差しの中、信号待ちで上着を脱いで澄ましていたら、　　　　　突然男性がものすごい至近距離にやってきて、私の顔をにこやかに微笑みながら何か言いたげ。もしかしてナンパ？愛するダーリンがいるから、そういうのまるで興味無いんだけどなー。そういえば、学校近くでも何度かあったっけ。こういう人は案外しつこい。それにしても、妙に爽やかな笑顔の彼。出来るだけ怪訝そうに"Qu'est-ce que vous faite ?"　（どうしたいの？何なの？みたいな感じ）と私が言うと、ああ君フランス語わかるんだね、とさらに満面の笑顔で「Tシャツの値段のタグがついているよ」とのたまった。「ええー！」びっくり仰天。「大丈夫。今ガーディガンを脱ぐまでは、そのシャツが１５ユーロだってわからなかったよ」ですって！ああ、あまりに暑く、急いで安価に買ったシャツの値段までバレている恥ずかしいー！！！他に信号待ちしていた人たちまで笑っている。あー、もう！！！そりゃ、笑うよね。だってそのタグ、大きなピンクの文字だから、至近距離じゃなくても数字がはっきり認識出来るんだもん。信号が変わったところで、彼にはお礼を言って別れ、後方に並ぶブキニストに逆戻り。ここの店主らに”はさみ”を持っていないかと聞きまくり、４人目のご主人が、はさみはないけどナイフなら・・・と言うので、それでにっくきタグをご主人に切って頂きました。　　　　　はふー。身軽になったところで、気を取り直して、再度ノートルダムへ。　　　　　　　←何気にお気に入りの一枚。地下の発掘痕への入り口。寺院手前にある。ちなみに上に止まっているハトはオブジェじゃありません。生きてます。案の定、観光客でいっぱい。教会内部で座って涼もうかと思っていたけれど、この混雑で断念。　　　　　　　　　左はパリのノートルダムでも右の画像はブリュッセルのサンミッシェルです。そっくり！撮った角度が異なるので、サンミッシェルの方が立派に見えるかもしれないけど、どちらも遜色無く素晴らしい。そして、とても似ている。とにかく座ってお茶したくて、すぐ近くの賑やかなサン・ミッシェル界隈へ。　　　　　みーんな写真撮ってマス。カフェではgrand caféにしようか迷ったけれど、普通サイズをチョイス。この辺りには多分明日も来ることになると思ったので、早々に引き上げ、再びシテ側へ。　　↑右下の一枚はサン・ルイ島からのもの。ノートルダムにサントシャペル、コンシェルジュリといった有名観光地を要するシテ島に比べ、観光客にとっては地味な存在のサン・ルイ島。１７世紀以降のパリをそのまま残しているとも言われ、パリのど真ん中に位置するワリに、ひっそりと落ち着いた感じで高級住宅地として知られるのも納得の地域。そういえば途中、映画「個人教授」でも有名なホテル・エスメラルダの前を通った。さらに東へ進み、バスティーユに到着。この日も賑やかなバスティーユのマルシェ　

  2007年06月04日

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  パリ滞在９日目　その１

  1週間お世話になったカルト・オランジュの使用も今日が最後。帰国後数えてみると、なんと４０回もバスやメトロの乗り降りをしていた。ブリュッセルやフォンテーヌブローに行った日はあまり使えなかったのだから、普段いかにちょこまかと動き回っていたか、我ながら感慨深い。朝食にいつものヨーグルトとりんご、野菜スープにパンをかじった。右は先日またもやいつものモノプリで購入したもの。缶詰はツナ。左はポテトチップ。右のチーズはドリア等を作る際に大活躍した。さて、この日も快晴。滞在中、天候には非常に恵まれ、雨はおろか曇り空さえ見なかったことは、雨女を自認する私としては非常についていた。今日は目的地を特に決めず、ぶらぶらと散策することにした。アパルトマン裏手に位置するパレロワイヤルの回廊　　　　　日曜の為、店も閉まっていて人影もまばら。少し寂しい印象。それからとりあえずルーブルへ。そういえば殆ど毎日ここを通っていたのに、写真を撮っていなかったことを思い出し、自分入りの写真を他の観光客に撮ってもらった。↓カルーゼルの凱旋門↓カルーゼル・ド・ルーブルの逆ピラミッドここは、美術館への入場券無しに入ることが出来る。ちょっとした買い物に便利。　　　　　私は今回一切美術館へは入らなかったけれど、ルーブルで一番好きな絵がこれ↓　　　　　ジュゼッペ・アルチンボルドの”四季”の連作の一つ「春」今も変わらなければ、ドノン館の２階にあると思う。なぜか、フォンテーヌブロー宮殿の売店にこの絵のマグネットが売られていたので思わず買ってしまった。ルーブルの敷地を直行するバス　　　　　この↑９５番は、観光客にとっても非常に便利なルートを通る一つ。しかし私は２４番に乗ってセール河畔を眺めた。　　　　　↑こんな風景が至るところにあるので、散歩しているだけでも本当に飽きない。景色に誘われまたもや下車。ブキニスト界隈を歩き、しばらくするとノートルダムが見える。　　　　　

  2007年06月04日

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  パリ滞在８日目　ブリュッセル　その３

  お昼をだいぶ過ぎると、グランプラスの人ごみはますます増えていた。　　　　　今度はギャルリー・サン・チュベール↓を通り、さらにサン・ミッシェル大聖堂へ　　　　　↓サンミッシェル大聖堂。この面構え、ノートルダムに似ている。　　　　　　　　　　　　教会内部↑↓　中はノートルダムより石が白く明るい印象。　　　　　　　↑右はパイプオルガン。夫へのおみやげに、ベルギービールを買おうと決めていた。　　　　　左はファロ（Faro）黒砂糖で仕上げた甘口のビール。右はクリーク（Kriek）チェリービールでフルーティな味わい。たった２本だけど、重かった。でも、その辺に売ってる”みやげ物”なんて買っても喜ばない夫には、これしか思いつかなかった。「何にもいらない」と言っていたけど（彼は本気で言っている）何か買いたいもんね。そろそろ時間がせまってきた。再びグランプラスに戻り、　　　　　　　そして、パリへ戻るべくミディ駅へ急いだ。　　　

  2007年05月31日

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  パリ滞在８日目　ブリュッセル　その２

  ロワイヤル広場からグランプラス方向に向かって下っていく。　　　　　このまま歩いていくと、↓　　　　　遠くに見える↑鉄塔が、グランプラスに位置する市庁舎↓　　　　　ブリュッセル名物「小便小僧」こと「ジュリアン君」は、特に見に行くつもりは無かったけれど、人の流れに沿って歩いていたら、急に皆が立ち止まるのでふと見たら、そこにちっちゃなジュリアン君が！　　　　　通りにはみやげ物や多く、ジュリアン君をかたどった栓抜きを購入。右はビール用グラスを型どったマグネット　　　　　またもやグランプラスに戻って、今度はベルギー名物のムール貝料理等のレストランが多いといわれる”イロサクレ地区へ”　　　　　↑パリでも数多く見かける「レオン」の本店らしいけれど、意外なほど空いていた。混雑している店とそうでない店の差が大きかった。このあたりでバケツ一杯のムール貝と白ワインを！と意気込んでいたのだけど、一人で食している人は、店の暗い奥の方にいるのが殆どで、それなりに混んでいる店のテラス席はどこも一杯。というわけで、何となく入りづらく、残念ながら断念した。代わりにパリと似たようなパニーニタイプのサンドウィッチを提供する店へ。一人旅風情も多く、落ち着いた。いつか夫と二人で来れたらいいなあ。

  2007年05月31日

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  パリ滞在８日目　ブリュッセル　その１

  パリの北駅からタリスに乗ってブリュッセルへ。タリス（Thalys）とは、パリ北駅～ブリュッセル～アムステルダム等を結ぶTGVタイプの列車のことで、日本からも事前にインターネット予約出来る。特に早めに日にちを確定出来れば、かなりの割引価格で入手出来る。（ただし、このタイプのチケットは時間変更も払い戻しも不可の為注意が必要）１ユーロ＝約１６０円換算でも、パリ－ブリュッセルの往復が８０００円台だったと思う。通常購入だと、価格は跳ね上がる。　　　　　私は２等車を予約。１等車では軽食のサービスもあるらしいが、一人旅のうえ、片道一時間強なので２等で十分だった。途中で検札があって、隣に座ったフランス人かベルギー人らしき女性が、私と同じインターネットで発券した紙のチケットと一緒に、運転免許証らしきものを見せていたので、私もまねしてパスポートのコピーを見せた。ネット以外で発券されたチケットの場合はそれだけでOKだが、さすがにペラペラのA4用紙一枚では証明書が必要なのも納得。車窓からの眺めは、”世界の車窓から”を気取ってみたが、パリを離れるとすぐさま広がる単調な田園風景に、思わず居眠り。　　　　　ミディ駅↑に到着すると、ブリュッセル観光の目玉”グランプラス”を目指すべく、メトロに乗換えなければならない。窓口でメトロとバス乗り放題の一日券を購入した際、確認したのだが、少々わかりづらい。　　　　　ミディ駅メトロのホーム↑なんとも殺風景で路線図等の掲示も無いため、やってきたメトロに本当に乗ってもいいものか、非常に不安。観光客らしき若者３人の集団が、「これは行かないよ！」と叫んでいるので、思わずひるんで乗り込めず。他の観光客らも同様に不安げに他人の動向を見て乗車をやめていた。が、次に到着したメトロに乗り込み無事到着。そういえば、メトロ内はブリュッセルの地図を広げて真剣に眺めている人々がとても多く、なんだか嬉しくなってしまった。傍で大きなリュックを抱えた女性とフランス語で会話。実は彼女はドイツ人だったが、偶然同じ地図を持っていたので、降車するブルズ駅を確認し合った。ここから、観光客なら必ず立ち寄ると言われる”グランプラス”までは、徒歩５分程度。ドイツ人女性は、まずホテルに向かうということでここでお別れ。人の流れに沿って歩いていくと、急に前面に広がる重厚な広場。　　　　　　　　　　　　　　　誰もが写真を撮る市庁舎　　　　　残念ながら、この広場の全体像をうまく撮ることは至難の業。四角く広場を囲んで建物が並んでいる。　　　　　可愛い犬。手前に、小銭を投げ込む箱が置いてある。観光地によくある手合いだが、とても愛嬌のある犬で多くの人が写真撮影していた。撮った人たちが皆小銭を投げ入れているのも微笑ましい。私も、使い勝手の悪い小銭が財布にあったのを思い出した後、撮影して投げ入れた。この場で写真を撮りながら小銭を入れないことは、とても恥ずかしいことのように思う。さて、次。ブリュッセルの見どころは、このグランプラスを中心にした徒歩圏内にあり、どこかへ行ったらグランスプラスに戻り、またそこから他の見どころへ行くという感じなので、私は一日に何度この場所にやってきたかわからない。　　　　　グランプラスを出て、適当に歩いて最初に見た建造物↑立派な佇まいに、サン・ミッシェル大聖堂だと思っていたら大間違い。それよりずっと南に位置する（本当は行くつもりがなかった）教会だった。見る価値があったので満足しているけれど、私は相当歩いたらしい。正面（？）から見ると、こんな感じ。名称失念。　　　　　いきなり疲れてしまったので、近くで持参していたクッキーを食べながら休憩。　　　　　↑奥に銅像が見える。日差しが眩しく逆行気味。多分、プラール広場だと思う。　　　　　奥に見えるのが最高裁判所。この通りを走っていたトラムに飛び乗った。しばらくすると、観光客がわんさかいたので、降りてみた。　　　　　　　　　　右側の旗が立っている建物が王宮。夏の期間だけ一般公開しているらしい。　　　　　王宮前の庭園・・・というには非常に狭いものだけど、きれいだったのでパチリ。すぐそばに王立美術館があった。入ってみたかったけれど、日帰り旅行の為滞在６時間、移動を含めると余裕を持った観光時間は５時間弱なので、周囲をぐるりと見回して次へ向かった。

  2007年05月24日

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  パリ滞在７日目　フォンテーヌブロー

  学校から帰宅後、いつも通り支度を整えて14時にアパルトマンを出た。２４番バスでリヨン駅に到着し、イル・ド・フランス行きの切符売り場で往復運賃とフォンテーヌブロー宮殿の入場チケットがセットになったものを購入。　　　　　　　　リヨン駅構内発車時刻は14：47で到着予定は15：29各駅停車のようなものでも行けるけれど、停車駅の数がかなり異なるので、事前に急行の時刻チェックをしておくと楽。帰りは特に、パリ市内のように本数が多くないので、時刻チェックを怠ると、ただの駅（見どころ無し。キオスクに似た売店が一軒あるのみ）Gare de Fontainebleau Avon（フォンテーヌブロー最寄り駅）で、待ちぼうけの羽目に陥る。無事乗車　　　　　他の乗客の迷惑になるので車内の撮影はこれが精一杯。二階建てだけど、JRの急行列車の雰囲気。手前の「王の庭」駅で降りる観光客も結構いた。Gare de Fontainebleau Avon （フォンテーヌブロー・アヴォン駅）で降りて、すぐさまバスに乗り込む。このバスの往復チケットも事前に購入したセット券に含まれているので楽チン♪到着すると、すぐ目の前に写真やTVで何度も見かけた映像が広がった。　　　　　あのナポレオンが、島流しにされる直前、最後の演説をした場所として有名な階段に近づく。　　　　　平日とはいえ、これだけ有名な観光地のわりには、観光客が少ない。宮殿内部　　　　　　　　　　　　　　　驚くほどヴェルサイユに似ている。。。。。と言うより、あちらがフォテーヌブローを模倣したと言うべきか。　　　　　全体的にヴェルサイユを少し地味にした感じ。その分重厚で素朴。　　　　　　　　　　写真だけで、どちらの宮殿か当てることが出来れば、かなりの宮殿通。↓城内部から中庭を望む。当時ここは”庭”じゃなくて、近衛兵や貴族達が往来したんだろうな。　　　　　さらに内部から、本物の庭園を望む　　　　　フランス王政末期のブルボン家の王達（ルイ１４～１６世）が住んだヴェルサイユより、実はこのフォンテーヌブローの方が歴史的には遥かに興味深い。もともとは、王侯貴族の狩猟の場だったところで、レオナルド・ダ・ヴィンチを招聘したことでも有名なフランソワ一世が原型を作ったとされるが、その歴史は今に至ること８００年。歴史好きな私としては、一度は行ってみたい場所だった。帰りは、バスと電車の連絡が思ったより悪く、目的の時間に間に合うかと不安だったけれど、18：47発19：30リヨン着で戻ることが出来た。

  2007年05月23日

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  パリ滞在６日目

  凹モードで学校から直帰して、東京の夫にtel。普段は手厳しい夫であるが、この時ばかりは私が元気モードに復活出来るよう、何度も言葉を変えながら励ましてくれた。その気持ちがひしひしと伝わってきて、ウルウルしながら元気回復。今日は簡単チン♪で、家ランチにした。　　　　　手前はタイ米のような細長いお米に黒っぽい何かが混じっていて、後部に見えるのはサーモンのクリームソース煮みたいの。さて、今日はどこに行こう？時間があれば、フォンテーヌブローへ行ってみたいと思っていたが、微妙な時間。急行列車の時刻を事前に調べてあったので、間に合えば行ってみよう！的なノリでとりあえずリヨン駅を目指した。そのまま大人しく駅まで行っていたら間に合ったかも、しれないけど、真夏のような日差しの中、美しい風景を見ると思わず下車してしまうのが、乗り放題カルト・オランジュの玉にキズ。イヤ醍醐味。　　　　　　　　　　　　　　　　　　セーヌ河畔名物のブキニスト。　　　　　　　　バトームッシュから降りる人々↑真夏みたいだけど、れっきとした４月半ばの写真です。私も初めてパリを訪れた真冬に、夫と乗船した。時刻は夕方だったと思うけれど、夜の雰囲気。名所がライトアップされていて美しかった。でも、こんな日差しの中を遊覧するのもいいだろうなあ。というわけで、リヨン駅に着いたときは、既に列車の時刻はとっくに過ぎておりました。でも、せっかく来たのだから、明日のために下調べを！と切符売り場と発車ホームを探したのだが、見当たらない。これは、私の降りたバス停の位置に起因するところが大。案内所のおねーさんに聞くと、とても丁寧に教えてくれた。私が買いたいフォンテーヌブローの入場券と電車往復のセット券も、今日のうちに先に買えるわよ。と言っていた。（万一、行けなくなる場合も考えて直前購入にしたけれど）階段を上がって、さらにガーッとまっすぐ５０メートル位行った先に、いわゆるリヨン駅（ホームのあるとこ）が出現した。　　　　　↓階段上にあるレストランは映画ニキータでも使用された、有名なところらしい。内部は駅構内にあるのを忘れるほどの豪華な作りらしい（TV番組で見た記憶が）　　　　　ついでにブリュッセルへ行くタリス号の発車駅、北駅にも下見に行くことにした。　　　　　考えてみれば、これらの駅は東京駅や新宿駅のようなところ。どんなに下調べをしていても、初めて行く外国人がサクサクと動けるはずもない。しかも、バスで乗りつけるとなると、駅構内への入場口など意外とわかりづらいのは、これまたいずこも同じ。リヨン駅から北駅へはPER（Réseau Express Réegional・首都圏高速交通網）のD１線で直通で行くことが出来る。ところが、カルト・オランジュの電車用の切符↓が改札を通らない。粗雑に扱ったわけでもないのに、変だなー。　　　　　まずは、informationへ。「いや、これは通る筈だから、、、、ここじゃわからないんだ。切符売り場で確認s'il vous plaît♪」切符売り場で。説明して券を見せると、それを何やら機械にかざしている。恐らく磁気を調べているのだろうが、すぐに納得した顔で新しく発券してくれた。その様子からして、よくあることだと、断言してもいいと思う。北駅からの帰り、ギャルリー・ラファイエットに寄った。滞在中、いわゆるデパートに入ったのは後にも先にもこのときただ一回キリ。ボン・マルシェの食材売り場にも行けば良かったな。

  2007年05月23日

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  パリ滞在５日目　マルシェ・ムフタール他

  授業後、またもやカフェランチと思いきや、この日はみんなでバゲットを買い込んで、学校のテラスで食した。３．５ユーロくらいだったと思う。円安の日本円に換算すると６００円近いので、コーヒーを付け足すと格安ランチとは言い難いけれど、こちらのものはボリュームがあるのでお腹いっぱいになる。いつも通り、荷物を置いてひと休みするため、アパルトマンへ帰還。今日は前から一度行ってみたいと思っていたマルシェ・ムフタールへ。もちろん地図で確認してから赴いたのだけれど、”パンテオンの裏からすぐに行ける”という重要な情報を持っていなかったため、随分と遠回りしてしまった。まず、Palais Royal - Comédis Françaiseから Luxembourgまで２１番バス。　　　　　リュクサンブール公園の緑が眩しくて、思わず休憩。まったりと時間を過ごしている様子の人々が多い。　　　　　なんと↑スタンダールのお墓だったそこからさらに２７番でMonge - Claude Bernard　まで行き、ここから rue mouffetardへと歩いた。道は、わかりづらかった。事前の情報によると、マルシェは月曜を除く毎日開かれ、9-13時、 16-19時（日曜は9-13時のみ）ということだったので、賑やかだろうと思っていたのに、私が着いた５時は非常に閑散としていて、マルシェの活気など見当たらない。地図を持った他の観光客らもどこか怪訝な様子だった。残念ながら写真を撮るような雰囲気も無かった。結局、ムフタール通りをテクテク歩ききって気がついたらパンテオンの裏手に着いてしまった。ちょっと残念だったけれど、賑やかなサンミッシェル大通りをテクテク。　　　　　　　　　　途中でVネックの薄手ニットを２着購入した。こちらのものは、日本のそれよりVのカットが広く、それでいて丈が短過ぎず、かがんでも背中が出ないので、気に入っている。そういえば、最近の統計でフランス人女性の平均身長は１６２センチだと聞いた。私もちょうど同じ身長なので、サイズが合うのかもしれない。さらにサンジェルマンの本屋で、あれこれ物色。これと言ったものは見つけられなかったけれど、どうしても何か一冊購入したくて、　買ってしまった。　　　　　　　　　　フランスの歴史上の人物を、時代ごとに分けてABC順に解説している。もちろん子供用だけど、歴史好きの私にはピッタリ♪帰り際、マルシェ・サントノーレ横に位置するフランプリで買い物。毎回モノプリばかりでは飽きる。ここは近代的なガラスの建物に店舗が集結していて、”マルシェ”のイメージとは程遠いけれど、近くのレストランは８時を過ぎると非常に混雑している。　　　　　フランスの水はやっぱり硬くて乾燥が気になったので、ボディ用にバシャバシャ使おうとLeader Priceの激安化粧水（一応、顔用と書いてある）を買った。さすがに顔には使わなかった。それからなぜか歯磨き粉を大量購入。クノールのスープは、帰国後の我が家用に。こちらは種類が非常に豊富なので、色々試せて面白いけれど、以前馴染みのない味を適当に買ったらあまり美味しくなかったので、ノーマルに想像出来る味のものをチョイス。化粧水左横にある細長いものは爪用の紙やすり。真ん中にあるのははちみつ。　　　　　

  2007年05月18日

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  パリ滞在４日目　モンマルトル

  Pigalleでランチを済ませた後、重い教科書類を置くべく部屋に戻り、モンマルトルを散策するべく再びPigalle（ピガール広場）へ。我がアパルトマンからは、学校のあるPlace de Clichyへは６８番バスだが、Pigalleへ直行するなら６７番がベスト。メトロであればPigalleやAbbesses駅という選択も可能だけれど、街並みを見ながら移動出来るバスを利用したい。有名なムーラン・ルージュ。豪華なイメージとはうらはらに、安っぽい実物とのアンバランスが妙。　　　　　ここはメトロのBlanche駅を出てすぐのところ。Place Branche（ブロンシュ広場）と言うらしい。Place de Clichy とPigalleを結ぶBoulevard de Clichyのちょうど中間に位置するため、学校帰りのランチ探しで何度か通った。近辺にはアダルトグッズを扱う店や、それっぽい店が多く、私は昼間しか歩いていないため危険を感じることは無かったが、夜なら一人で絶対行きたくない地域。さて、Pigalle広場はMonｔmartrobus（モンマルトルビュス＝バス）の発着場所の為、それなりに人は多いけれど、他の観光名所のような雰囲気は全くなく、地元民の方が多い印象。またパリ市内に点在するムール貝のチェーン店「LEON」がここにもあったが、客は殆どおらず、寂しい感じだった。Montmartrobusは、いかにも観光客用といったミニトラムと普通のバス（細い通りのため少し小さめ）がある。どちらも同じルートを通ると思うけれど、私が乗ったのは普通のバスの方。何度か乗り降りを繰り返したが、全て普通のバスだった。トラムは圧倒的に本数が少ないと思われる。テルトル広場。似顔絵を描く画家達が観光客を待ち受けている。　　　　　以前夫と行った際には、片言の日本語で一枚どう？などと言われ、頻繁かつしつこいため、わずらわしいとさえ感じたのだが、今回そんな誘いは全くなかった。４月というのに初夏を思わせる気持ちのよい日中、広場付近は白人の観光客で溢れかえっており、嬉々として自画像を描いてもらう人が多かった。わざわざ誘い込む必要もないほどの盛況ぶり。テルトル広場から、すぐそばにあるサクレクール寺院を望む。　　　　　　　　　　モンマルトルの上に立つ白亜の殿堂は、パリ中心地からも見ることが出来る。　　　　　両脇はギャラリー・ラファイエット。奥に見えるのがサクレクール。しかし、この丘から見下ろすパリの風景こそが格別の美しさ。ここから下へ降りるケーブルカーもあるのだが、なぜか休止中だったので階段を下る。　　　　　さらに布地店や激安の衣類の店、みやげ物屋が並ぶ界隈を過ぎるとあっという間にメトロAnvers駅に到着。　　　　　ここからAbbesses方面へ向かい、店を散策するという手もあったけれど、私はモンマルトル気分を満喫すべく、再びテルトル広場に戻り、みやげ物をあれこれ買ってMontmartrobusに乗った。　　　　　　　　←　パズルみたいな磁石。　　バスは丘の上をぐるりとしているので、どちらの方向でも構わないと思っていたのだが、乗客にどーも地元民ばかりで観光客の姿がない。見知らぬところで終点。ありゃありゃ、だったけれど、ここは始発の場所でもあったので、車窓を眺めながら戻った。

  2007年05月16日

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  パリ滞在３日目　凱旋門

  授業後のカフェランチは１３ユーロ。初日の想定外のタクシー代やスーパーでの買い物で現金の手持ちが少なくなっていたので、ひやひやしていたが現金で足りた。もっと多く日本で現金化すれば良かったのだが、このユーロ高ではその気になれず、出発前は毎日為替をチェックして、３月上旬１５５円程度になったところでアメックスのトラベラーズチェックを購入しておいた。Place de Clichyにも幾つか銀行があったので、もしかしたらと淡い期待を抱いて行ってみたが「手数料無料の現金化をするなら、ここから一番近いのはオペラ座のアメックス」とやはり。さて、換金後は一度アパルトマンに戻り、重い教科書は部屋に置き、５時過ぎにシャンゼリゼへ向かった。カルト・オランジュ使用で一週間乗り放題の為、徒歩でも１５分のPalais-Royal Musée de louvreからConcrdeを７２番のバスに乗った。それからConcordeからChales de Gaulle-Étoile Champs-Élyséesまで７３番。空いていたので一番前の席をゲット。隙間から凱旋門が小さく見える。　　　　　シャンゼリゼは案の定ものすごい人手。世界中からやってきた観光客がウヨウヨしている。初めて夫とパリに来たとき、タクシーから見えた最初の”パリらしい建造物”が凱旋門だった。うわ～本物だ！と感激したことを今でも思い出す。その後もカルト・ミュゼを購入した時は必ず頂上に登り、美しい街並みを見下ろしたものだ。　　　　　ラ・デファンス側　　　　　その凱旋門を、今回はまだ一度も目にしていなかった。だから、見たかった。実は、こじんまりとした手軽な価格の店をちょこまかと見て回ることが好きな私にとって、ジョルジュ・サンク近辺に多いブランド店など全く入る気にもならないし、他も中途半端に大型店が多く、この世界一有名な大通りにあまり魅力を感じない。そんな私が唯一行ってみたいと思っていたのが「Publicis Drug Sotre(プブリシス　ドラッグストア)」。多分アメリカ資本のお店だけど、そんなことはよろし。”書籍・デザイングッズ・化粧品・薬　２６時まで営業の何でも揃うメガストア”という宣伝文句に惹かれていた。ところが、・・・・・・・・・・・これがメガストア？？？どうやら、バーやレストランが併設されていることから、そう呼ぶらしいけれど、想像していたより遥かに少ない品揃えに、ちょっとがっかり。その後、凱旋門付近で何枚か自分の写真を他の観光客に撮ってもらった。こういうところでは非常に頼みやすい＾＾さてさて、気付けば既に７時を過ぎていたけれど、まだまだ明るい。お約束の（笑）モノポリに寄って９時ごろ帰宅。今日は、学校初日ということもあってさすがに疲れた。　　　　　ズッキーニのグラタン。800度の電子レンジでチンして出来上がり♪

  2007年05月15日

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  滞在２日目　午後　マレ地区

  4月中旬というのに真夏のような暑さ。バスティーユ広場に適当に腰掛けて地図を眺めながら水を飲む。　　　　　　近年話題のマレ地区。こじゃれた店が数多く次々とオープンしているらしい。雑貨屋めぐりをふらふらとしてみたい。目当ての通りを地図で確認するものの、放射線状に伸びた道路は意外とわかりづらいので、同じく傍で水を飲んでいた女性に尋ねた。彼女は自分はパリの人間じゃないのと少し恥ずかしそうに言った後、私の地図を手に取って、右や左に動かしながら考え込んでいる。結局わからなかったけれど、ほんとに暑いわねー！　どこから来たの？　と世界共通の世間話を交わし、彼女がトゥールーズからその日初めてパリにやって来たことを知る。それじゃフランス人でも私より知らないだろうなー。でも、内気な感じのsympaな女性だった。最後にお互い"bon voyage !"ってことで別れた。北マレに行くつもりだったけれど、あまりの暑さのため、なんとなく”北”じゃないマレ方面へ。お昼の12時をとっくに過ぎていて、お腹が空いたのでバケットにハムやチーズを挟んだもの（３．６ユーロくらい）を買って、ヴォージュ広場で食べた。 家族連れや、学生のグループのような現地人らしき人々も多く、芝生に寝転んだりして非常にまったりしている。（私はベンチに座った）ここから我が愛するダーリンにtelした。話し出した途端、傍に小さな子供達がやってきて大きな声ではしゃぎ始めた。微笑ましい光景なのだがうるさくてどうしようもないので、人の少ないルイ13世の騎馬像足元近くに移動して、あれこれと話した。さらにカルナヴァーレ美術館やピカソ美術館あたりをテクテク歩く。とにかく観光客がものすごく多い。さすがに世界一の観光客受入数を誇る国だと今さらながら実感。美術館近辺は特に多い。でも、私は今回、美術館巡りをしないと決めている。カルト・ミュゼ（カルト・ミュージアムに変更？）を買ってしまったら最後、毎日美術館に入り浸りなのは目に見えている。今回はもっと別の場所に行ってみたい。それにしても暑い。持参した服の中では最も春めいた、薄紫色のVネックの薄手のニットを着ていた。寒さ対策は十分していたのだが、まさかこんなに暑いとは！道行く人は真夏のような軽装も多かった。たまらず夏服を現地調達するべく、とある店に入ると、店員が「お手伝いしましょうか」とお決まりのセリフ。にこやかに「こんなに暑いなんて予想出来なかったわ～。すぐに着れる白っぽい服を探してるの。」と私。彼女が即座に勧めた服は、普段なら眼中にないフリフリとした可愛らしいものだった。「えー！これを私が？」と疑いの視線を投げつつも、こちらの店員は似合わないと思うものは絶対勧めないことを知っていたので、「試してみて」の言葉に素直にうなづく。結果、pas mal（悪くない） 案外似合ってるじゃない＾＾さらにもう一着、偶然気に入った色使いと形のものを見つけたので、計２着お買い上げ♪その後気を良くして、さらにマレ地区界隈を散策。バスティーユ　→　ヴォージュ広場　→　店舗の多いフラン・ブルジョワ通り　→　ポンピドゥーセンター　を経てリヴォリ通りに出ていた。さらにあちこち覗きながらリヴォリを突き進み、アパルトマンに到着。つまり、メトロ１号線のバスティーユからミュゼ・ルーブルまで歩いたということ。さすがに足が棒でした。帰宅後、圧倒的に野菜類が不足していることが気になり、もう一回外に出て、日曜も開いているエピスリーでりんごとグリンピースの缶詰を購入。　　　　　　よく売れているようなので買った缶詰。中はそのまま食べることが出来る味付けで、思ったよりずっと美味しかった。中には小さなタマネギや人参も沢山入っていてかなりのボリューム。とても一回で食べきれる量じゃないので、残った分は少しアレンジして頂いた。　　　　　

  2007年05月10日

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  滞在２日目　マルシェ・バスティーユ

  １号線メトロ駅から地上に出ると、背の高いバスティーユの塔が。　　　　　「バスティーユ」と聞いて頭に浮かぶのは、あのフランス大革命の発端となった1789年バスティーユ牢獄の襲撃。しかしこの塔は大革命のシンボルではなく、1830年の7月革命を記念して建造されたもの。ちなみに革命広場は現在のコンコルド広場（↓）ナポレオンがエジプトから勝手に持ってきちゃった（？！）オベリスクが建ってるところ。　　　　　　　　　コンコルドはこれまで何度も撮っているので、今回はこの一枚だけ。歩きながらパシャリとしたので、バランスの悪い写真となってしまった。さて、話をバスティーユに戻すと、広場近辺は異様な人だかりで、どうやらマラソン大会が行われていたらしく、皆声援を送っていた。　　　　　この写真のちょうど右側にオペラ・バスティーユがあるのだが、オペラ・ガルニエのヨーロッパらしい華やかさと比べると、東京でも見られる近代的建造物で写真を撮ろうという気が起こらなかった。それからお目当てのマルシェ・バスティーユへ。ここは数あるパリのマルシェの中でも大規模なもので、いかにも市場らしい肉や魚、チーズの他に衣類やアクセサリーを売る店もあり、見ていて楽しい。　　　　　　　　　　新鮮な野菜や魚介類を買ってみたかったけれど、アパルトマンへ持ち帰ることを考えると億劫になり断念。おもちゃの指輪を幾つか購入。この手の店は、どこも女性の観光客らが足を留めていた。だって安くて可愛いんだもの。地元民の買い物客も多く、彼女らはラフな格好に大きなかごバックを持参していた。マルシェ側からバスティーユの塔を望む　　　　　

  2007年05月10日

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  パリ滞在２日目　ＡＭ　

  滞在中、毎朝５時半に目が覚めた。一応目覚ましをセットしておいたけれど、全く必要無かった。日中歩き回って疲れまくり、毎晩１０時に就寝していたから、と言ってしまえばそれまでだが、日ごろ夜更かしの私としては驚くほど規則正しい生活をした。日曜の朝、早速昨日炊いておいた炊き込みご飯をチンして、これまた持参した”野菜の具だくさんのお味噌汁”に湯を注いだ。純和風。パリらしさのかけらもないが、レトルトのお味噌汁が意外と美味しいことに驚いた。手作りのものと遜色ないなー。その後インスタントコーヒーを濃い目に作ってミルクをたっぷり。一応カフェオレ。今日はまずカルネ（回数券）とカルト・オランジュ（指定した区域内、乗り放題の定期券）を購入しようと決めていた。カルト・オランジュは月曜～日曜の１週間有効なので、そこからあぶれる曜日はカルネで対応するつもり。オランジュを購入するのは初めてなので、事前に日本で証明用写真を用意しておいた。ルーブル美術館最寄の駅、Palais Royal Musée du Louvre の窓口で購入。ゾーンはもちろん１－２。これで十分。　　　　　バス乗車の際は、下側にある写真入定期券を運転手に見せるだけなので非常に楽チン。カルネ（回数券）の場合はその度にいちいち券を検札機に通さなければならない。乗車時、ニカッと思いっきり口角を上げて微笑みながら"bonjour"と言いつつ、顔写真がよ～く見えるようにガシッと水戸黄門の印籠よろしく見せるよう心がけた。　現地人らは、当然こんな大げさな見せ方をしない。しかしこうすると、ほぼ１００％運転手は何らかの反応を見せる。"merci, madame"　と言うことが多かったし、そこまで言わない場合でも、必ずそれとわかるようにうなづいていた。とても些細なことだけど、嬉しいし、何より安心する。やはりきまりを守っていることをアピールするのは、気持ちよく異国を旅する為に大事なことだと思う。ちなみに上側にある普通の電車チケットみたいなのが、メトロ等乗車時に必要なチケット。こちらはその都度改札に通す。日曜も開いている店の多いマレ地区に行くべく、そのまま１号線のメトロに乗り込みバスティーユへ。　　　　　

  2007年05月09日

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  滞在１日目　夕方

  到着初日、最初にしようと決めていたこと、それはモノプリでの買い物。翌日の日曜はこうしたスーパーはお休みのため必須だった。偶然アパルトマンの隣が個人経営のような小さな店（日曜も開店）で、ある程度のものは揃うのだけど、多少割高だし品揃えも少ない。というわけで、先に荷物を広げたい衝動を抑え、９時閉店のモノプリへ急いだ。パリへ旅行された方であればご存知の方が多いであろうオペラ通りのモノプリ。アパルトマンからは１０分もかからなかった。スーパーであれこれ見定めるのが大好きな私は、ここに滞在中何度通ったかわからない。毎回大したものを買わないにも関わらず、少なくとも３０分は食品売り場をウロウロしていたように思う。初回の買い物はこんな感じ　　　　　　　　フランスの水道水は飲めると言われていているけれど、日本とは異なる硬質な水のため、やはり購入した。（コーヒーやスープなど、沸騰させて頂くものは水道水で対応）それから牛乳と安価なワイン。お国柄だけあって、ワインは安価なものも豊富。２ユーロくらいからある。私は毎回３ユーロ程度のフランス産を購入した。それでも日本産の激安ワインよりはるかに美味しい。一人コップ酒をするには十分なものだった。それから、フルーツ入りヨーグルトにレンジで簡単チンして出来る食事もの。左は薄く味付けしたタイ米みたいなごはんとサーモンのクリーム煮みたいの。左はトマトソース系のもの。どちらも以外とボリュームがありました。帰宅後、多少荷物を広げ、次にしたことは炊飯！ここまで来てお米を炊くなんて我ながら苦笑ものだけど、食の確保は必須。朝はご飯党の私は、特に翌週からの学校に行く前の朝食で、しっかりご飯を頂いておきたかった。だからお米と炊き込みご飯の基を日本から持参していた。で、炊飯器、フランス製のようでパンやパスタと同様にお米も炊けるという仕様らしい。　　　　　　蓋の部分は非常に簡単な作りで、単に普通のお鍋の蓋のようなものを乗せるだけ。かなり不安。しかも、スイッチを入れて間も無く、もの凄い音でボコボコいってる。しかもしかも、３合炊いたのにものの２０分程度で炊き上がってるし。（”早炊き”なんて高性能な機能があるわけありません）おそるおそる蓋を開けると・・・・・炊けてる！お米にツヤは全くない。モチモチ感もあまりない。だけど問題なく食べれるのでヨシとしよう！それから一食分ずつ小分けにして、冷蔵庫にしまう。一仕事終えたところで（笑）、ワインを開けて一人悦に入る。あー、ほんとに一人で来ちゃったなあ。ダーリンは今頃どうしてるかしら？パソコンを開き、無事到着のメールを送信。殆どお腹が空いていなかったので、ヨーグルトを２パック食す。おつまみ用にチーズを買っておけば良かった。

  2007年05月08日

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  空港～アパルトマン

  空港での出迎えをアパルトマンの業者に頼んでおいた。夫と同行の時はバスで中心部まで来て、次に夫の背中をはしゃぎながら着いていくと、あっという間にホテルに到着というパターンだった。だから一人重い荷物を引きながら、住所を探すのに不安があった。多少費用はかかっても、しょっぱなの安心と安全には変えられない。空港からの交通手段は私が選び、その業者さんの分も私が払うという形式。バスにしようと前から決めていたのだが、その場になったら「どちらでも・・・どっちがいいんでしょうか？」なぜか思いっきり優柔不断な言葉が口から出ていた。時間にして１－２分程度だったと思うけれど、私がウダウダしているのを（きっと）見かねた彼が「じゃ、さくっとタクシーで参りましょうか。」と。「ハイ」と私。建物の外に出ると、驚くほど暑い。道中、気温の話やあれこれしたけれど、途中彼の携帯が鳴った。デルフィーヌという女性とこの後待ち合わせをしているようだ。結構長々と話している。感じのいい人だったし、全く不快感は無かったが、一応彼にとっては仕事中なわけでしょ。日本でなら、私用の電話は手短にしてすぐ切るのが当たり前だけど、フランス人はお構いなくしゃべり続けると聞いたことがあった。彼もすっかりフランスに馴染んでいるんだなあ、近づいてくるパリの街並みを見ながら思った。これといった渋滞にも合わず、問題なく到着。料金は３６ユーロだった気がするが、３８だった気もする。アパルトマンの入り口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここを開けて入り、部屋のドア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2007年05月06日

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• シャルル・ドゴール空港到着

  飛行機が着陸すると、座席が割合前の方だったので早めに出ることが出来た。が、運悪く乗換え便に乗る人々の集団に入ってしまったようで、目の前にあった列に並べばすぐ入国出来たものを、彼らと一緒に右往左往したあげく階下のバス乗り場へ。何かおかしい・・・・・とすぐ気付き、傍にいた日本人女性に尋ねると、彼女はフランクフルトに行くのだと言う。慌てて戻ると、先程まで数人しか並んでいなかった列は長蛇の列に。係員は一人きり。しかも他便からの乗客も、私がノロノロしている間に並び始めていた。しばらくすると係員が３人に増えたけれど、結局この列のために３０分程度待ってしまった。今までは、お店や観光地以外、要するに最も肝心な場所では、夫の背中だけを見て歩いていたから、どこでパスポートを出すのかとか、全くわかっていなかった。今回の滞在のため、出来る限りの下調べはしたつもりだったけれど、先の理由の為に最も心配していたのが空港内での行動。だからある程度の行ったり来たりは想定内だったけれど、もし、乗換え便用のバスに乗っていたら大変だったろうな。さて、係員には”観光”と言うだけだろうと思っていたら、ホテル？と聞くので、アパルトマンだと答えると、今度はどこ？と聞いてくる。えー、そんなの覚えてない、と焦ったけれど、住所を書いた紙をがさごそと取り出して彼女に見せた。すると彼女は中国語は読めないわぁと大笑い。住所以外は全て”日本語”で書いてあったのだ。「違う違う。これが住所。アルファベットよ。」と言うと、そこをジーッと見て大きくうなづき、スタンプを押した。別れ際、彼女は日本人の私に”中国語”と言ったことを詫びた。結構きれいな女性だった。すぐに預け荷物のターンテーブルに行くが、既に一回りしてしまったようで、同じ便の乗客は私を含め数人しかいなかった。いや～な予感。これで荷物がどこかへ行ってしまったら・・・・・なんて思いっきりネガティブなことを考えたのも束の間、無事やってきました。ほーっ

  2007年05月06日

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• 機内食

  手元に機内のメニューリストが残っていたので記載しておきます。　 Saumon fume au poivre et thon fume accompagnes d'une macedoine de legumes(胡椒風味のスモークサーモン　スモークツナ野菜の取り合わせ)　 Poulet saute sauce a la tomate et aux olives, carottes, brocoli et pates penne(オリーブトマトソースで絡めた鶏肉のソテー　人参　ブロッコリー　ペンネ)　 Fromage　（チーズ）　 Gateau aux noisettes et au cafe　（ヘーゼルナッツケーキ　コーヒー）フランス語で書いてあると妙に手の込んだ料理のように思えるけれど、何のことはない。手が込んでいるというより、”説明が”詳細なだけという気がする。もちろん、機内食であることを考えれば十分満足出来る味でした。特にデザートヘーゼルナッツのパウンドケーキのようなのがとても美味しく、コーヒーをおかわりしてしまった。到着２時間ほど前に行われた軽食は、 Salade fraicheur （フレッシュサラダ） Pate en croute, jambon blanc et salade de pates (パテのパイ皮包み　ハム　パスタサラダ) Fromage Salade de fruite Cafe et the

  2007年05月04日

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• 機内

  搭乗ゲートに到着すると、そこには既に人だかり。そして圧倒的に日本人が少なかった。これまで搭乗した際は往復ともに９０％日本人という環境だったから、これには少々驚いた。ＪＡＬとの共同運航便か否かで状況が変わるのかもしれない。それにこのユーロ高。彼らにとってはお手頃価格で日本を旅出来るいい機会なのだろう。機内に乗り込み、座席を見つけ、隣の女性に"Bonjour"と挨拶すると、たどたどしい英語で、席を替わって貰えないかと言われた。替わる席も通路側で隣も感じの良さそうな老夫婦だったので快諾。そのオランダ人と思しきおばさまグループは、バラバラになってしまった席をまとめるべく、あちこちでにこやかに微笑みながらパズルのように席を移動させていた。笑顔と共に見事な采配ぶり。このおば様方、食事の際には皆ドリンクを２種頼んでおられ、私もつられてシャンパンとオレンジジュースを所望。本当は斜め前のご夫人が飲んでいたものに興味深深だったのだけど、名前がわからず断念。食事中、隣のフランス人夫婦と話をした。初めて日本を旅し、毎日日本食を食べ、どれもとても美味しかったけれど、”豆腐”だけは・・・・・と困った顔をされる。毎日和食ならば頻繁に登場したであろう豆腐。さすがに日本人の私に「豆腐だけは全く口に合わず、まずかった」とは言えないのだろうと思うと可笑しかった。そこで、「私は日本食が一番好き。家で作るのも殆ど日本食ばかり。でも、豆腐については子供の頃は味がわからず好きではなかった。今は慣れているし、本当に美味しい豆腐料理もあります。でも、普段は美味しいというより、健康のために食べています。何より、日本で豆腐はとても安いから。」（←この日本語が何となく変なのは、私が頑張ってしゃべったフランス語をほぼそのまま直訳しているから。）と言ったら大笑いしながらも、非常に納得した様子で、何度もうなづいていた。見知らぬフランス人に初めて長々としゃべったフランス語が、意図通り伝わって嬉しかった。

  2007年05月04日

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• 出発当日　朝～出国

  2007年4月某日、朝8時過ぎに家を出た。スカイライナーに乗り込む日暮里まで夫が荷物を引きながら一緒に来てくれた。多分、そうしてくれるだろうな～と期待はしていたけれど、やっぱり嬉しいものです。ハイ。日暮里の改札で一人ウルウル状態の私を軽くあしらい、「それじゃ！」とスタスタ行ってしまった。そりゃたったの10日だけど、結婚して早数年、こんなに離れるの初めてなのにぃー！とは思ったけれど、これは予想通りの展開。妙にベタベタ優しくないところが、我が夫のいい所でもあるのです、ということにしておきましょう＾＾さて、一ヶ月も前から早々と予約していたスカイライナーではありますが、かなり空席が目立ちました。特に私の乗った車両は空席が３分の２位はあったでしょうか。私の横列あたりに、会話から韓国ツアーの参加者らしき方々が５-６人。韓流スターの話題からロッテホテルの内装、はたまた手荷物のビニール袋に入れる化粧品のことなど、とても楽しげなのは良いのですが、マスカラは？口紅は？と騒ぎ出し、なぜか全員が車内でマスカラを塗り始めるその姿は少々恐ろしいものがありました。。。成田第一に到着し、まずはチェックインカウンターを目指します。空港での手続きは、今まで”全て”夫任せだったため、かなり（本当にとても！）不安があったのですが、既にエールフランスのＨＰから自宅でインターネットチェックインをしていたので、幾分安心感がありました。何より日本語の世界です。わからなければ何でも聞けば解決しますし。とは言え、問題のビニール袋（ジップロックの中サイズ程度）の中身もしっかり確認済みだったこともあり、ここは拍子抜けするほど何事もなくスルスルと出国出来てしまいました。それから、事前にサイトから予約しておいたエスティー・ローダーのダブル・ウェア（サンド）を入手すべく、ショップへ。ところがここで問題が。それは、成田のＤＦＳで買い物など一度もしたことのなかった私が、２０年来愛用している上記のそれを確実に購入出来ると知り、喜び勇んで予約したまでは良かったのですが、そこは同じ成田第一でもＡＮＡ側の南ウィングにあり、ＡＦの北ウィングからはかなり距離があったのです。遠かった！しかも私の手荷物は結構思い。デジカメやコンタクト・メイク用品は勿論のこと、電子辞書や本やノートまでごちゃごちゃ入っているのです。空港関係者以外誰も歩いていない広くて長い通路をガシガシと歩き、よせばいいのにショップの店員さんとおしゃべりし（ＡＮＡのフライトの合間だったのか店内はガラガラ）、また来た道を戻りながら時計に目をやると、お茶をする時間など全くないことに気付き、さらにガシガシと急いでやっとＡＦの搭乗ゲートに到着したのでした。

  2007年05月04日

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• 出発前日

  荷物のパッケージもまだ十分ではなく、イヤになるほど時間があったというのに、一体私は何をやっていたんだろう？それに、一人お留守番の夫のために料理を仕込んでおかなきゃ。実は数年前、気が付いたら夫婦揃って体重が大幅増だったため、メタボリック予防の為にも夫は毎日お弁当を持参している。夜の食事にも気を配ったところ、半年足らずで二人とも元の体重に戻ったのだが、お弁当持参はずっと続けている。夕食も、基本的に我が家できちんと食べる彼。そんな彼は私の一人旅に最初は反対だった。もちろん自分が不便になるからという理由ではなく、リスク管理に細心の注意を払う彼は、のんびり屋で抜けている私が一人で海外へ行くことを大いに心配したのだった。私が出発する直前まで、結局彼が口にしたのは”安全や連絡手段”に関することが殆どだった。そんな彼に出来るだけ不便な思いをさせたくないと思い、実家に1-2泊する時同様、今回はお米を大量に炊いて一食分ラップに包んでおこうと考えていた。でも前日それを話したら、「炊飯器で炊けるからいいよ」だって。そういえば、結婚以来コーヒーやインスタントラーメン位しか料理（？）しなくなってしまったけど、一人暮らし暦結構長いのよね。忘れてました。それでもかぼちゃの煮物やほうれん草のおひたし等、一人じゃ面倒で作らないようなものを幾つか作ってタッパに入れた。ほんと、私のわがまま聞いてくれてありがとう。心から感謝してます。

  2007年05月03日

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• 準備編

  一人旅をしながらついでに語学学校にも短期入学　というプランを具体的に考え始めたのは去年のこと。思い立ったらすぐにでも行きたくなってもっと早く決行したかったけれど、すぐに暗くなってしまう長い冬を避けたのは大正解だった。夜の９時ごろでも十分に明るいサマータイム以降は同じ一日でも活動時間がはるかに長くなる。航空運賃が徐々に上がるのも納得。決めなければならない三本柱は　フライト　宿泊先　語学学校。日本発便が異様に跳ね上がるＧＷはパス、卒業旅行シーズンも避けたいし、強い日差しの中歩くのも、露出度の高い服が多い海外では日焼け止めをあちこち塗りたくるのも面倒・・・あれやこれやで、時期は４月にすんなり決定。しかし復活祭前後のキリスト教徒らは、日本のGWように休みを取る人が多いそうで、とは言っても日本のフライトに影響があるわけじゃないけれど、この時期を利用して語学学校に来るヨーロピアンが多いかも・・・という話を聞いていた。またその直後は微妙にお休みのところが多かったりするので、キリスト教徒でない私がずらしたのは正解だった。直行便しか考えていなかったので、JALのマイレージを貯めていない私は希望のフライトスケジュールがあったAF（エールフランス）便を直接インターネット予約した。ところが、１月にチェックした時と実際予約を入れた２月半ばでは、同日同時間帯の往復でも価格が２万円ほど上がっていた。ご存知の方にとっては当然至極のことでしょうが、こういうことも初体験の私はちょっとした驚きでありました。

  2007年05月02日

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• ことはじめ

  夫と旅すること数回。毎度彼任せの私が旅行中パスポートを手にするのは、空港で提示するまさに”その瞬間”だけ。だから”成田空港ですべきこと”さえよくわかっていなかった私が、一人で飛行機に乗って無事帰ってくるなんて、我ながら成長したなあ　なんていい歳をして思う次第。数年前から始めたフランス語を活用すべく、選んだのは勿論フランス。念のため書いておくと、もともと”おふらんす”好きだったわけではない。本当ならまずは英語をしっかり身に着けるべきだろうけれど、今さら英語を勉強したくない怠惰さと、何か新しい語学を知りたい好奇心で、念頭にあったのがイタリア語かスペイン語かフランス語（やっぱりミーハー^^;）実は、何かに役立てるというより”習い事”としての意味合いが強いのだけど、フラワーアレンジメントやお料理教室やら百花繚乱のカルチャースクールに通うより、何か勉強っぽいことをしたかった。それで、伊語はイタリア一国でしか通用しないから、スペイン語がいいかな～と思ったのだが、「南米は危険も多いから、ふらっと行ってみようなんて気軽に考えない方が良いよ。」という夫の一言で、フランス語に決定。あはは。我ながらほんとに動機が不純。でも、なんだかんだで結構頑張ってやってます。

  2007年05月01日

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