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カテゴリ:相続FPが日々思うこと
相続破産が静かに浸透しているようです
いまどき本当かな?とも思いますが真相はこんなお話です 地方都市の3男で相続人であるAさんは5年前に父親の財産である駐車場500坪ほどを相続しました 相続税は3000万円ほどです 当時その駐車場からは収入が毎年200万円ほどありましたので土地が売れるまでとりあえず延納にしました Aさんは東京でサラリーマンをしていたのですが 延納額は毎年150万円ほどで駐車場収入で毎年納税しても50万円ほど余りました Aさん夫婦は当初この余剰金50万円で海外旅行や温泉旅行などを楽しんでいたのですが・・・・ 5年の時間の経過とともにいつも間にか駐車場はがらがら 気がついたら毎年50万円も持ち出しになっていたようです そしていよいよサラリーマンも定年となり年金生活がスタート 将来が不安になったAさんは土地をすぐにでも売ろうとしたのですがだれも買い手はでてきません 駐車場はさらに空いてきています 納税のために老後資金がどんどん減ってきています このまま駐車場収入が減り土地も売れないとなるとAさんの老後プランはお先真っ暗です さあこの先どうなるのか 売れない土地を相続してもどうにもならないということのようです 模擬的相続破産・・・・これはだれにでも起きる可能性があります
Last updated
2006.05.23 11:41:18
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