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テーマ:ささやかな幸せ(6741)
カテゴリ:ぷりてぃII・中距離恋愛<127675>
開いたつぼみ。 そっと、あなたがくちづけした。 あったかい………… やわらかく、優しく、くすぐったく、あなたがつぼみを開かせる。 そんなにされたら、花が開ききってしまう。 あなたのくちびる。舌。指。 淡い、でも、確かなぬくもり。 あなたがいつか言ってた。 雑誌とかで書かれている『女は好きな男に抱かれて綺麗になる』特集を、 ずっと、そんなの嘘だと思っていた…って。 でも、あんりが目の前で、そうなっていって、 本当なんだ…って思ったって、言ってた。 他の人じゃ、だめなんだよ。 たとえ、過去に愛した人であったとしても。 ふたりとも、もう……熱くて、潤って、たまらないから、 ゆっくり………私のいちばん側に来て。 私の全てを、貫いて―――――……… 少し落ち着いてからも、離れなかった。 離れ、られなかった。 ぎゅっと、ただ抱き合って、会話してた。 『……出向先で、孤立してる』 ぽつり、あなたが言った。 私解かってるの……… こんな風にしてしまったのは、Aさんなんだって……。 Aさんが、散々この人を囲ったからなんだって……。 そのおかげで、佐和さんが敵視してる。 Aさんが消えた、今でも。 ただ、この人は、ただAさんを慕ってるだけなのに、 Aさんの身勝手が、Iさんや好きな人、ひいては会社を振り回した。 ねぇ。 忘れないで。 どんなにあなたがつらい状況に立ったって、私はあなたの味方だよ。 報われても、報われなくても。 もし佐和さんが、好きな人をよく思ってないならば、 私は、二度と佐和さんと遊びには行かない。 私は、何があっても、何がなんでも、この人の側にいる。 そう決めたの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 31, 2008 10:02:48 AM
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