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カテゴリ:ぷりてぃII・中距離恋愛<127675>
ひとつずつ、メールと着信を見ていくと。 好きな人からの………着信。 目が完全に覚めてない頭で、 着信を見た。 4時………? 4時に、電話くれたの………? メールも……くれてたのね? ぼんやり、してる。 『ブログ、見ました。 他に気になる人が出来たみたいだね。 そろそろ、私は………』 !! 目の前が、真っ暗になった。 忘れなきゃ。 あきらめなきゃ。 そう思って、もがいていたはずなのに。 こんなに、こんなに、苦しい。 皮肉だった。 ミナミくんと仲良くなれたら、この苦しみを終わらせることが出来ると思ってた。 でも、逆だった。 もっと……もっと……もっと…… 好きな人が大好きだと、確信してしまった。 着信が、2回残ってた。 あなたが、初めて留守電を残してくれてた。 ひとつずつ、メールが来てた。 『あんりの声、聞きたかった。 でも、無理ならいいよ!』 『ひとつ、教えて下さい。 もう、君の中に、私はいないのかな………』 気がついたら。 いっぱい…いっぱい…いっぱい…頬が、涙で濡れてた。 まばたき出来ない、まだ覚めきってない目から、 とめどなく流れる湧き水みたいに、熱い涙が止まらない。 叫びたくなった。 悲鳴をあげそうだった。 逆だよ………… 私の中に、あなたがいっぱいだから。 だから、逃げ出したかったの。 このままじゃ、私、あなたから離れなれなくなってしまう。 でもあなたは。 私がそうなったら、きっと困ってしまう。 うっとうしくなってしまう。 だから……………。 大好きよ。 誰よりも好きよ……………… ミナミくんも大好きだけど、 それはたぶん、初めて出来た後輩で、可愛くて可愛くて仕方ないんだ。 大切だけど、種類が違う。 私の中。 あなたでいっぱいなのよ……… 苦しくて、せつなくて、どうしようもないくらいに。
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最終更新日
October 12, 2008 11:16:23 PM
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