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癒やしのキネシオロジー

癒やしのキネシオロジー

出会いは古の縁が運ぶ

今夜は、新婚の旦那がうたた寝している隙に、
元旦那とのカルマの話しをしたいと思います。

あぁ、まるで、暴露日記だ・・・(・_・;)

私は、昨年の4月に離婚している。
その別れた旦那とは学生時代から
14年間もの付き合いを経て結婚した。

そもそも、その彼とは価値観が随分とちがっていた。
大雑把な私の性格に対して
彼はいつも文句を言って
私がいかにだめなのかを得々と語っていた。

私は横浜出身で彼は大阪、ご両親は奈良出身で
封建的な家柄だった。

我が家の両親は至って自由奔放に私を育てたものだから
結婚してからも彼の長男本家の嫁として、
うまくやっていくのは至難の業だった。

留学したときよりも、
彼の実家に行った時の方が
カルチャーショックを受けた位だ。

14年間付き合って、そんな事は
とっくのとうに身にしみてるはずなのに。

でも、なぜだか別れられない。

「本当にこの人でいいの・・・?」

と思いながら時が過ぎた。
今思えば、結婚願望なんてなかった。

それよりも、結婚に対する不安や
不信感の方が強かった。

でも、なぜだか、
彼と結婚しなければいけない、と
思っていた。
苦労してでも・・・。

今振り返れば、
これがカルマの因縁といえる。

30才を越えた頃から
世間体を気にする彼の両親から
“結婚せよコール”が押し寄せてきた。

33になってしまったというあせりも手伝った。
「結婚なんてそんなもんだよ。誰と結婚しても同じ。」
という諸先輩方の声が心でこだました。

「結婚はまだなの?」
という近所のおばさんの声に対しても
返事がおっくうにもなっていた。

彼との長~い長~い恋人生活に終止符を打ち、
さぁ、もう数ヶ月で結婚式だ、と言う頃、
インフルエンザでうなされながら、
夢を見た。

高熱を出しながらも
意識はクリアな状態。
あれ?
これって催眠状態のようになってる?

すると、急に涙があふれ出て、
止まらない?
次々と涙があふれ、嗚咽する。

でも、気持ちがついていかない。
なんで私は泣いてるの?
意識はしっかりしてる。

なぜ?

当時同棲していた彼は心配して
私の顔を覗き込む。

その彼の顔が水に映ったようにゆがみ、
ひとりの白い着物を着た男性とダブる。

あれ?
この人は誰?

時はいにしえの日本。
着物を着た男性は明らかに、婚約者の彼。

でも、顔はちがう。
でも、確かに彼だとわかる。

そっか、これは、前世だ。

どうやら、前世の彼をみてるらしい。
結構男前。

白い着物を着て、こちらに刀を向けている。
何やら非常に怒っている。

「ここから先に入るな!
お前たちの来る所ではない!
日本国は何者にも汚されぬ!」

見れば彼の後ろには、味方が大勢いる。
数え切れないほどの侍のような人々が
刀や武器を持ってこちらを睨んでいる。

私は・・・・
私は外国人?
まだ10代後半位の娘だ。
(これまた結構いけてる。)

私たちは何やら中国のような
聖徳太子の時代のような出で立ちで
日本に文化伝来?布教?もしくは、国を乗っ取るために
やってきたのか、数十人の女性と男性がいる。

日本はあくまで鎖国(?)一辺倒。
他を受け入れる気はない。
分かり合えないなら、
残された道は戦いのみ。

(こっからはSFのようだけど)
戦いには日本軍も私たちも龍の力を借りていた。
武力での戦いではなく、サイキックパワー(?)
もしくは気の力(?)での戦いだ。

意識を集中して龍を自分の中に降ろす。
そして、龍のパワーで戦う。
ある特別な人だけが、龍と交信でき、
操る事ができるのだ。

各軍の戦いの代表者が私と彼だった。
私には虹色に光る龍が付いている。
私たちの守り神だ。

彼が私を見ながら、
こちらへとゆっくりと歩いてくる。
彼には、日本の龍、白龍が付いている。

彼は軍への責任感を背負って、
意識を集中した。

私は彼に目がくぎづけになる。

「あれ?」

何かへん。 敵なのに、

「・・・・かっこいい・・・。」

私は彼に吸い寄せられるように前に出る。
私は一歩一歩前に進みながら
彼に恋してる自分を踏みしめていた。

白龍は、意識を集中した彼の中に入り、
彼の身体は白く輝きだす。

身体全体に光が行き渡った時、
顔を上げた彼の目が龍の目になる。
カッと、見開いた彼の目は私の意識を
心ごと捕らえてしまった。

蛇に睨まれたカエルのようになった私に
虹色の龍は上から吼えた。

「精神統一せよ。統合できない。」

私はちらっと上目遣いに虹色の龍を見た。
でもまたすぐ彼に視線が戻る。

私の頭で、心で、気持ちが渦巻く。

『だめだ。集中できない。』
『この人を倒す事など、できない。』
『でも、私がやらなければ、私の仲間は、
 私たちは使命を達成することができなくなる。』
『この私を貫く気持ちは何なの・・? 恋?』

白龍になった彼が私を襲ってくる。
虹色の龍は私の上空で苛立ってぐるぐる回り、
尻尾を打ち鳴らしている。

白龍が、私に巻きつく。彼が首をしめているような、
刀で切られているような、エネルギーが私にぶつかる。

攻撃のエネルギーに
きつく締め付けられ意識が遠くなっていく・・・。

白龍と彼の顔が重なる。
その顔に婚約者の顔も重なっている。

愛する人に殺されるのは
恐ろしさと愛しさがこみ上げる。

もしかしたら、彼に勝利を与える事に
喜びを感じているのかもしれない。
私が彼にしてあげられる唯一の事だから。

こんなに私が愛していても
彼は少しも気づいていない。

もう少し、時間があれば、
異国人でも分かり合えたかもしれない。

時間が欲しい。
この人が私の方を振り向いてくれるまで。

『私はこの人を愛している。
でも、この世では、決して結ばれない。

神よ、願いを聞き入れ給え。
生まれ変わったら必ず、必ず、この人と
結ばれ、一緒になりたい・・・。』

私の短い人生の
最後の景色は彼の瞳に消えていった。

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

悲しさがこみ上げてくる。

婚約者が心配そうに
ベッドに横たわる私の顔を覗いている。

「・・・大丈夫?」

今度は感情を伴って、号泣した。
泣いて泣いて、泣いた。
彼に抱きついて、泣いた。

彼はきょとん、とした顔で、
「熱にあたったのかなぁ。」
とつぶやいた。

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願いは必ず叶う。
それが、カルマだから。

思ったことは叶う。
たいていは、それをもう願っていない時に。
ブーメランのように戻ってくるのだ。


今回の人生では、
その彼と、異国間のギャップのような
文化の違いを学んだ。

いつも、彼に怒られる時には
「お前とは育った環境がちがう。」
と言われた。

私がひき付けたカルマだった。

意識で思うだけで、
行動を伴わなくても、
それは、自分でカルマの種を
撒いている事になる。

意識は大切だ。

行動に責任を持つように、
意識にも責任を持って生きて行きたい。

と、誓う2005年です。
(今年は誓いが多いです)


ここまでお付き合いいただきました
あなた様、ありがとう。

合掌



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