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漆黒の蝶

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2009.01.09
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カテゴリ:突発373

えー、大変長らくお待たせ致しました;

うたかたラビリンス第五弾です!

一応マチ編になっております☆(何


以前までのはこちらです
第一弾
第二弾
第三弾
第四弾

・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・' ・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・' '゜☆。.:*:・'゜


私は、知っていた。


マチは死体と自分だけしか居なくなった部屋で一人佇んでいた。
目を床へと落とすと、今にも動き出しそうな生々しい痛いがこちらを見上げている。
その顔は、どうして、とでも言うように目を見開き死んでいた。

──── 『死んでしまえばいいのに』 ? 

「・・私は、そう思わなかったんだけどね」

私が代わりに殺してあげられればとは 少し、思ったけれど。


初めてあった時、これが噂の子か、と思った。
可愛くて、優しくて、ふわふわしていて、良く気がつき、病弱で、大人しくて
私やレベッカと正反対の所謂、護ってあげたくなるタイプ、という奴だ。
兄を良く慕っていて、醜さの欠片も無いくらい綺麗な容姿は中身と比例していて
純粋で、色に例えるなら、真っ白、だった。
世間の汚さを知り尽くしてしまった私達とは大違いでそれはまるで別の生き物のようだった。

『・・初めまして・・兄がいつもお世話になってます・・』

ふわりと微笑んだ笑顔に、女同士という事を忘れ惚れてしまいそうになった事を覚えている。
なんて 儚げに笑うんだろう、と。
なんて 綺麗な生き物なんだろう、と。


それは、遺体になっても変わっていなかった。
血の海の中で目を見開いて死んでいても、綺麗で綺麗すぎて泣けてきそうだ。
マチはその場にしゃがみ込んで、澄桃の顔を見下ろした。
雪のような真っ白な肌に赤い血が、うざったいくらい良く似合っている。

「・・ばかだなぁ。」

何を望んでそうなってしまったんだろう。
私は本当は知っていたのに。
誰が、何を求めていて 何が一番大切なのかとか
どうなればみんなが幸せになれるのかとか
全部、全部分かっていたのに。

この子が恐ろしいくらい 人を引き寄せて
この子の事を恐ろしいくらい誰もが好きになって

そして、 堕ちていってしまう事くらい
私は 分かっていたのに

「なのに・・どうして悲しいの?」

殺してやりたいと思った
死なせてやりたいと思った
この子は天使のように優しいから殺した相手なんて恨んだりはしないだろうから
楽に殺してやれると思った

だけど どうして?


マチの頬には冷たい涙が伝っていた。
それは血の海の中に落ちて、同じように紅く染まって見分けが付かなくなってしまった。

輪廻の中に取り残されて 出口を見失ったのは
私も同じだったのかも知れない

マチは立ち上がって、後ろに後退った。
そしてドアに背を預けて泣いた。

・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・' ・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・' '゜☆。.:

あるぇー(何

ちょっと短かったッスね;


さて一体誰が犯人なんでしょうね・・・!?


次回の更新を待て!(偉そうに言うな

ま・・待ってやって下さい・・






最終更新日  2009.01.09 14:29:12
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