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浴衣からきものへ

2.浴衣からきものへ

 7年後の2004年、32歳から33歳になる夏に、わたしは突然、浴衣を着たいと思いました。
 ダーリンの実家への帰省のときに、姑に仕立ててもらった紺地の紫陽花の浴衣を持っていき、
「もう何年も着ていないあいだに文庫の結び方を忘れてしまったのでまた教えて下さい」
 とお願いして、浴衣の着付けと帯結びを教えてもらいました。
 すると姑が、
「もう一着縫ってあげるよ。好きな反物を選びに行こう」
 と誘ってくれて、一緒に姑の行きつけの呉服屋さんへ行くことになりました。
 たまたまB反(一部難があるのでお安くなっている反物)の山の中に、ピンク地の百合の模様の反物を見つけ、姑もわたしも気に入ったので、その反物と、それに似合う薄紫の、やはり百合の模様の入った小袋帯を買ってもらったのでした。
 2004年07月18日のことです。

 そして、その反物は07月26日には、もう仕立て上がった状態でアパートに送られてきました。
 速っ! 1週間で浴衣が縫えるなんて、尊敬しちゃいます。
 それでその年の夏は、紫陽花の浴衣、百合の浴衣、そして某大型スーパー(●ャスコ)で安く買った水色の浴衣の3枚を着回して、夏のあいだじゅう、とことん浴衣を着て過ごしたのでした。
 一つには、ピドヒール下駄との出会いが大きいと思います。
 たまたまネットを見ていて見付けた、足が痛くならないピドヒール下駄というものを、騙されたと思って買ってみたら、本当に痛くならなかったので感動してしまいました。
 だからこの年は、どの浴衣を着るときも、同じ下駄ばかり履いていたのでした。

 さて、毎日のように浴衣を着ていたら、浴衣で終わってしまうのが惜しくなりました。
 浴衣が自分で着られるならきものを着られるようになるのにそう時間はかからない、と聞いていたので。
 そこで楽天市場の出番です(笑)
 検索をかけて、出店している呉服屋さんの多さに驚きながらも、
「これなら着てみたい!」
 と思うものを見つけました。
 藍地で大きな市松に草の葉の模様が入った紅梅(こうばい:格子のような織り方になっているきもの)のポリエステルきものと、正絹(しょうけん:シルク100%)の白地の絽(ろ)の名古屋帯のセットが、オークションに出品されていたのです。
 そのセットを、わたしはなんと5,400円で落札しました。
 たぶん普通に販売していれば、正絹の名古屋帯だけでそれ以上のお値段が付くと思うんですが……。
 ともかく、2004年08月29日、わたしは生まれて初めて、自分のお小遣いできものを買ったのでした。


 ちなみに、そのときオークションを開催していたのは、浅草きもの市さんでした。
  
 ときどきものすごくお買い得なオークションが開催されるので、要チェックですよ♪

 ピドヒール下駄はいくつかの店舗で何種類も売られているので、比較検討してみて下さい。
  プリント柄鼻緒ピドヒール下駄・黄  新柄足が痛くなりにくいピドヒール下駄焼台太鼻緒(4色) 【0711PT510】  新柄足が痛くなりにくいピドヒール下駄焼台五点留鼻緒(4色) 【0711PT510】

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