海と風

2020/06/17(水)20:01

台風

思い出(36)

ブログの皆さん、この間の台風から、停電や後片付けと本当に、災害が続きますが、どうか元気で過ごされていることを願います。 今日のテーマを台風にしたのは、台風21号から思い出す事もあり、まさに今書くことはこれだと思いました。 皆さん、自分が子供の頃、台風がやって来たとき、どんな環境でしたか? アクアは、一軒家の木造2階立てに住んでいて、雨戸を閉めて、台風が過ぎ去るまでひたすら待つような状態でした。 その時、テレビは電源から必ず抜いて、音のない世界にいた事を思い出します。 何故なら、そのころは、台風がくれば必ず停電していたから、テレビなんてつけることはできませんし、エアコンなんてもっとつけられませんでした。 しかし、時代の流れで、最近は雷、台風が来ても、停電にあまりなることも無かったため、テレビはつけたまま、エアコンもつけたままが当たり前になってました。そして、この間の停電、まさかの音のない世界と蒸し暑さ!子供の頃は、当たり前だった事が、大人になってこんなにきついことだったんだとつくづく思い知らされました。 あの停電の10時間あまり、アクア家族は、なぜかキャンプにでも行ってる気分だねと言いながら、家族3人でランタンを囲い、こんな時だからととっておいた愛犬ラニクンのパッケージ付のビールを片手に、ポジティブに冗談なんか言い合って、その夜を過ごしました。 暗い部屋の中で、懐中電灯を大きなテレビの画面に映しては、虹が出てる!なんて、旦那と娘がはしゃぎながら笑っているのを見ていて、家族の温もりを感じずにはいられない気がしました。 娘は、今まで生まれてから停電にあった事がありませんでした。だから、きっとこの経験は忘れられない思い出になったのではないでしょうか? 台風が過ぎ去ってから一夜明けて、周りを見れば目が点になる光景がありました。カーポートの屋根や犬小屋は跳ばされて、破片があちらこちらにありました。 実家のビールハウスも風でねじ曲がってました。 このビールハウスは、父にとっては、畑をする上で、とても大事だったと思います。それが、こんな状態になって、父はなんとか直したかったのかもしれませんでしたが、暑い中、作業中、熱中症になって倒れてしまいました。たまたま近所の方が通って、応急処置をしてもらい、救急車に運ばれましたが、病院は4時間待ちと言う事で、意識がはっきりしていたため、自宅へ運んで貰い、水分をとって静養したら、次の日には元気になりました。ただ自分自身もあまり体調がよくないアクアにとって、父がやった行動は、ただただ心臓によくないことでした。その次の日、ひどい狭心症になりました。多分、ショックな事があると、狭心症は出やすいと医師から言われていたので、父の事が原因だったと思います。アクアは、些細な事でも心臓が反応することに、悔しさを感じずにはいられません!自分が健康だったら、父の手伝いもできただろうに!今は自分の体が少しでも負荷のかかることはできないから、命を守るため、何もできない! 父は今年で86才になります。でも、アクアよりも元気です。 アクアは、時々、父よりも先に逝ってしまうのかも?そんな事を考えるようになりました。 とにかく、家族の為に生きて、行かなきゃと毎日思う今日この頃です。 本当に、何が起こるか?解らない今の日本列島、今起こっていない所でもっていつ起こるか?解らないのですから、備えだけはくれぐれもしておいて下さい。 絶対にライフラインが途絶えたときに必要なものは、まず水、次に乾電池、食料だと思います。 食料が一番だと言う人もいますが、生活の中で一番必要になるのは、水です。 これは、震災を経験しているからこそ言えることなので、とにかく、お風呂の水は、どんな時も抜かないで貯めておく事をお勧めします。 では、この水の大切さを知った震災の時のお話を次回はします。

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