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2007年04月28日
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カテゴリ:フラワーホーン
昨日の日記「チヂミとの出会いのお話」で、ブログのお友達から、質問をいただきました。
「ところでフラワーちゃんのいい子ってどう見極めるのでしゅか?」
これって、フラワーホーンに限らず、アクアリストならば、とても迷う所だと思います。

なぁ~のでっ!

おいらの「熱帯魚選びの基準」を、今日の記事にしようかと思います。

よく本等で、「元気な子を選びましょう」とありますが、おいらはこの基準は、ちょいと疑問。
なぜなら、殆ど、泳がない魚もいます。おいらがナマズで一番大好きな、「オレンジキャット」なんか、良い例。

こいつは、ボヘーとしていて、「具合悪いの?」と言うくらい動きません。
こういうお魚や夜行性のお魚もいるので、「元気な子」からイメージするのは、少し疑問に思います。

前に、病気で暴れまくってる魚を、「あ!元気だ!」と、判断したのか、購入してしまったご家族も、見たことがありますので・・・

さて、本題に。

おいらの選び方の基準を記述する前に、前提条件として記載したいことがあります。
それは・・・「ペットとしての飼育なので、品評会等に出す基準ではない」との事。
なので、将来、ショーに出品させる為の、個体選びの参考にはなりませんので悪しからず。
つまりは、「本当に良い個体を選ぶ基準ではない」と言うべきでしょうか。

ペットなので、あくまで飼育者の好みであれば、良いと思ってしまう訳です。

この前提で、おいらのお魚を購入する時の、判断基準をご紹介しようと思います。
今回は、フラワーホーンの選び方について質問がきたので、フラワーホーンの選びかたをば・・・

最初は、一番気になるであろう、色について。

まず、フラワーホーンという魚についてですが、シクリッドの顕著な特徴をやはり兼ね備えてます。
それは、「きちんと適した育て方をすれば、いくらでも色は上がる」という事。
逆に言うと、「色は環境で落ちやすい」ともいえます。

なので、色に関しては、「お店で泳いでる状態で綺麗かどうかは別の話し」とも、言い切れるんじゃないかな?と思います。
その中でも、色に関する判断基準ですが、まず本を見ていただいて、「大人になったら、どんなイメージになってくれそうな個体が良いか?」と、ある程度、成長時の理想の模様をイメージしてください。

本を買わなくても、ネットでフラワーホーンを検索していただくと、素晴らしい大人の個体の写真があります。

そのイメージを掴んで、青と赤の将来の色の出方を予測しながら選んでます。

青は、大抵の場合、既に発色しているか、発色する部分が、地色と比べ、微妙に色が薄かったり(病気の白っぽさとは違います)、光に当たるとキラッと光ったりします。
赤は、殆どの場合出てますが、将来的に普通に育てると、大抵の場合、120%程度範囲が広がります。
また、多くは幼魚期は、赤というより、うっすらとピンク色をしています。

時々、赤が発色せず、青いメタリックの個体がいますが、これは幼魚期から全く赤い色がでてませんので、判断できると思います。

で、おいらが重要視するのは、色の具合。
「色が出てるか?」と言うよりは、「発色が健康的な色か?」という基準です。どぎつい赤じゃなくても、薄いピンクでいいんです、そのピンクやブルーになる部分がが「健康的な感じの色かどうか?」が、重要なポイントだと思います。

つぎに!!もっと、最重要な事!

シクリッドは、これさえ攻略すれば、間違いない!というくらい、重要な事だと、おいらは考えています。
それは、形。

まず、形の良い個体は、大抵、体のラインが素直なラインを描いています。でこぼこしていない素直なラインですね。
で、あまり細すぎない事。なんとなく、細長いな・・と思える個体は、選ばない方が賢明です。

次に、好みの体型かどうか?
フラワーホーンくらいに色々な種類がまざっていますと、綺麗な形だけれど細めのや、体高があるいわゆるマッチョ系と様々です。

次にヒレ、ヒレがキチンとしている事。ヒレがボロボロなのは、購入時は選ばない方が良いです。
再生したとしても、変形してしまう事も良くあることですので。

あとは、健康的な個体。エラの開け閉めが、激しすぎなかったり、下手にびびってなかったり。

とまぁ、記載してみましたが、標準的な魚の選び方と、代わり映えないですね・・・(´Д`;)

なので、王道中の王道の注意点をば・・

よく引っかかってしまうのが、例えば、フラワーホーンを、何匹も一つの水槽に入れて販売していた場合。
実はこういう形で販売されてるのが、一番選ぶのが難しかったりします。

なぜなら、何匹もいる訳ですから、ボス的な強い個体がでてきます。このボスがネックであり、落とし穴。

ボス的な魚は、何匹もいる中で、自由気ままですから、他のを威嚇して、ヒレをピンッと立てています。
威嚇してるのですから、興奮状態で、色は上がった様に見えます。

また、ヒレもピンと立ててるので、形も良く見えがちです。

こいつに黙られず、他の子もよく見てあげてください。
威嚇されてびびってしまって、色が出ない子もいます。

こんな時に役立つ判断基準が、やはり、「好みの体型か?形か?体のラインは綺麗か?」です。

おいらの判断基準は、こんな感じですね。


そのブログ友達のコメントの中に、「私なんて・・・お店で「こんにちは♪」って話しかけてくる子をお持ち帰りしちゃっておりますから~(話しかけてくるのですわ~)」というコメントがありました。
おいら、実は、この判断って一番適切だと思います。

名言的にいってしまえば「魚に見返り美人はいない」ですかね(苦笑)

「あ!この子かわいい~~♪」と、思える子を選ぶのが、一番良いと思います。
フラワーは、本当に育て方次第で、綺麗になりますから。
それに、インスピレーションで、どんな方でも、「この子だ!」って思えた子は、大抵、自分の好みに合ってる子ですので、皆さんもそこは自分に自信を持っていただきたいと思います。

やっぱり、ペットなんだから、自分が気に入った子が一番ですよん。






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Last updated  2007年04月28日 22時56分21秒
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