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カテゴリ:栄養•献立•レシピ•ダイエット•健康
夏休みやお盆は、家族の食事を作る回数が増えて、 「夕食を多めに作って、明日の分にしたい」 と思うことも増えますよね😊 でも暑い時期になると気になるのが、 「この作り置き、何日持つの?」 ということ。 実は、作り置きは「冷蔵なら一律○日」と日数だけで安全性を判断することはできません。 料理の種類だけでなく、加熱の状態、作ったあとの冷まし方、室温に置いた時間、保存温度などによって条件が変わるからです。 今回は、夏の作り置きを上手に活用するために知っておきたい食中毒予防と保存の基本を、管理栄養士ゆきなべがわかりやすくまとめます🍀 ■ 夏の作り置きは「何日持つ?」だけで決めない 「冷蔵庫に入れたら3日くらい大丈夫?」 「昨日作った煮物なら今日も食べられる?」 こうした疑問はよくあります。 でも、すべての家庭料理について、 「○日までは安全です」 と一律に決めることはできません。 同じ料理でも、 ・調理後すぐ保存したか ・長時間室温に置いていなかったか ・清潔な容器を使ったか ・冷蔵庫できちんと低温保存できていたか などで状態が変わります。 そのため、覚えておきたいのは保存日数だけではありません。 作った瞬間から食べるまで、どう扱ったか ここがとても大切です。 ■ 食中毒予防の基本は「つけない・増やさない・やっつける」 家庭でできる食中毒予防の基本は、 つけない 増やさない やっつける の3つです。 難しいことを特別にする必要はありません。 普段の料理の中で、少し意識するだけでも取り入れられます。 ■ ①「つけない」保存する前にも手洗いを 調理前の手洗いはもちろんですが、作った料理を保存するときにも手洗いを忘れないようにしましょう。 特に、 ・調理を始める前 ・生肉や魚、卵を扱ったあと ・トイレのあと ・残った料理を保存するとき などは、石けんを使ってしっかり手を洗います。 また、生肉や魚を切った包丁やまな板を、そのままサラダなど加熱せず食べる食品に使わないことも大切です。 忙しい日は料理の途中でスマートフォンを触ったり、家事をしたりすることもありますよね。 そんなときこそ、 「食品を触る前に一度手を洗う」 と意識しておくと安心です。 ■ ② 加熱する料理は中心までしっかり 肉料理や加熱が必要な食品は、表面だけではなく中心まで十分に加熱します🔥 一般的な加熱の目安は、 中心部75℃で1分以上 です。 ハンバーグなど厚みのある料理は、外側に焼き色がついていても中心部の加熱が十分とは限りません。 できれば中心部分まで火が通っているか確認しましょう。 電子レンジを使う場合も、加熱むらが起こることがあります。 途中で混ぜたり、食品の位置を変えたりすると、均一に温めやすくなります。 ■ ③ 一番避けたいのは「とりあえず室温に置いておく」 夏の作り置きで特に意識してほしいのが、 長時間の常温放置を避けること。 夕食を作って、 「まだ熱いから後で冷蔵庫に入れよう」 と思ったまま、家事をしたり子どもの用事を済ませたり……。 気づけば時間が経っていた、ということはありませんか? 暑い時期ほど、 「とりあえずキッチンに置いておく」 を習慣にしないことが大切です。 すぐ食べない料理は、できるだけ速やかに冷まして冷蔵または冷凍しましょう。 ■ カレーや煮物は「鍋のまま放置」に注意 夏休みやお盆に便利なのが、 カレー シチュー 肉じゃが 煮物 スープ などの大鍋料理🍛 一度にたくさん作れるので便利ですが、大量の料理は中心部まで冷えるのに時間がかかります。 特にカレーや煮込み料理では、ウェルシュ菌による食中毒にも注意が必要です。 保存する場合は、 浅い容器に小分けして、できるだけ速やかに冷やす のがポイント。 鍋いっぱいの料理をそのまま長時間室温に置くより、小分けしたほうが早く冷めやすくなります。 夕食を作ったら、 「今日食べる分」 と 「保存する分」 を早めに分けておくと実践しやすいですよ。 ■ ④ 冷蔵庫に入れても「ずっと安心」ではありません 冷蔵庫に入れると細菌の増殖を抑えやすくなりますが、すべての細菌がいなくなるわけではありません。 そのため、 冷蔵した料理もなるべく早めに食べ切る ことが基本です。 冷蔵庫に保存するときは、 ・清潔な保存容器を使う ・ラップなどでしっかり覆う ・食品を詰め込みすぎない ・保存した日が分かるようにする といった工夫がおすすめです。 ■ 「作った日」を書くだけでも管理がラクに 翌日なら覚えていても、 2日、3日とたつと、 「あれ?これいつ作ったんだっけ?」 となりますよね。 夏休みは特に曜日の感覚まであやしくなりがちです。 そんなときは、保存容器に 「8/17 夜」 などと作った日を書いておくのがおすすめです。 マスキングテープに書いて貼るだけでも十分。 これは食中毒を直接防ぐ方法ではありませんが、 いつ作った料理なのか分からなくなるのを防ぐための、家庭で続けやすい管理方法 です。 ■ 食卓に出す分と保存する分を先に分ける 私がおすすめしたいもう一つの方法が、 食卓へ出す前に保存分を取り分けること。 たとえば煮物を多めに作ったら、 今日食べる分は食卓へ。 明日以降に食べる分は、清潔な保存容器へ。 最初から分けておけば、食卓に長時間置いたり、家族が使った箸で何度も取り分けたりする機会も減らしやすくなります。 毎週末に何品も作り置きをする必要はありません。 いつもの夕食を少し多めに作って、保存する分だけ早めに取り分ける。 これだけでも、忙しい日の食事作りがラクになります😊 ■ ⑤ 温め直すときも中心までしっかり 保存していた料理を食べるときは、必要な料理を十分に再加熱します。 残った食品を温め直す場合は、 75℃以上 が目安です。 みそ汁やスープなどは、沸騰するまで加熱します。 電子レンジの場合、 「外側は熱いけれど中央は冷たい」 ということもあります。 途中で混ぜたり、向きを変えたりして、中心までしっかり温めましょう。 ■ 見た目やにおいだけでは判断できません 冷蔵庫から料理を出して、 「においは普通だから大丈夫そう」 と思うこともありますよね。 ただ、食中毒の原因となる細菌が増えていても、においや色、味などでは判断できない場合があります。 そのため、 見た目やにおいだけを安全性の基準にしない ことも覚えておきたいポイントです。 いつ作ったか分からないものや、保存状態に不安があるものを「もったいないから」と無理に食べる必要はありません。 食品ロスを減らすためにも、 食べ切れる量を作る → 適切に保存する → 早めに使い切る という流れを意識するといいですね。 ■ 保存しておきたい「夏の作り置き5ルール」📌 忙しい日に全部思い出すのは大変なので、5つだけ覚えておきましょう。 ① 調理・保存の前には手を洗う ② 加熱する料理は中心まで十分に加熱する ③ 作った料理を長時間常温に置かない ④ 保存するときは浅い容器などに小分けして速やかに冷やす ⑤ 保存した日を書き、なるべく早く食べ切る まずはこの5つだけでも、普段の作り置きを見直すきっかけになります。 ■ 管理栄養士ゆきなべの一言コラム🍀 「作り置き」と聞くと、 休日に何時間もかけて何品も作るイメージがあるかもしれません。 でも、忙しい方ほど無理をしなくて大丈夫です。 夕食のおかずを少し多めに作る。 保存する分だけ先に取り分ける。 すぐ食べないものは適切に冷蔵・冷凍する。 容器に日付を書く。 このくらいの小さな工夫でも、毎日の献立はかなり管理しやすくなります。 特に夏休みやお盆は、家族の予定が変わったり、食事時間がずれたりしやすい時期。 だからこそ、 「たくさん作る」より「安全に保存して無理なく使い切る」 という考え方を大切にしてみてくださいね。 ■ 今日からひとつだけ始めるなら 夏の作り置きで意識したい流れは、 手洗い ↓ 十分に加熱 ↓ 長時間室温に置かない ↓ 浅い容器などに小分け ↓ 速やかに冷蔵・冷凍 ↓ 食べるときも必要に応じて十分に再加熱 です。 「冷蔵庫に入れたから○日大丈夫」と日数だけで考えるのではなく、 作った瞬間から食べるまでの扱い方 を意識することが大切です。 まず今日からできることは、 作った料理を「とりあえず室温に置いておく」のを減らすこと。 そして保存容器に日付を書いてみましょう😊 小さなことですが、忙しい毎日だからこそ続けやすい方法です。 これからも管理栄養士ゆきなべとして、忙しい女性が無理なく続けられる食事・栄養・旬の食材・献立の工夫をお届けしていきます🍀 「また読みたいな」と思っていただけたら、フォローして次の記事ものぞいていただけるとうれしいです。 最後に、ぜひ教えてください。 保存方法を知りたい料理や食材はありますか? 「カレー」「炊いたごはん」「煮物」「お弁当のおかず」など、気になるものがあればコメントで教えてくださいね😊 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.08.18 19:00:04
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