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カテゴリ:栄養•献立•レシピ•ダイエット•健康
スーパーの卵売り場で、 「赤卵のほうが栄養がありそう」 「黄身が濃い卵のほうが体によさそう」 と思ったことはありませんか?🥚 見た目や値段が違うと、つい栄養価にも大きな違いがあるように感じますよね。 でも実は、 赤卵だから白卵より栄養価が高い、ということではありません。 今回は管理栄養士ゆきなべが、 ・赤卵と白卵の違い ・黄身の色と栄養の関係 ・卵の栄養価 ・おいしい卵の選び方 ・調理のポイント ・忙しい日に作れる簡単レシピ ・保存方法 まで、毎日の買い物と食事に役立つ形でまとめます😊 ■ 赤卵と白卵、栄養価が高いのはどっち? 最初に答えから。 殻が赤いか白いかだけで、栄養価の高さを判断することはできません。 卵の殻の色は、基本的にニワトリの品種によって決まります。 農林水産省によると、羽毛が褐色や黒っぽい鶏は赤玉を、白い鶏は白玉を産む傾向があります。 つまり、 赤玉=栄養価が高い 白玉=栄養価が低い というランク分けではありません。 ■ 赤卵のほうが高級そうに見えるのはなぜ? スーパーを見ると、赤玉のほうが少し高い商品もありますよね。 ブランド卵にも赤玉が多く、 「赤い卵=高級」 というイメージを持つ方もいると思います。 ただ、価格には、 ・鶏の種類 ・飼料 ・飼育方法 ・ブランド ・生産や流通の条件 など、さまざまな要素が関係します。 殻が赤いこと自体が、栄養価の高さを表しているわけではありません。 普段使いなら、赤玉・白玉だけにこだわらず、価格やサイズ、用途なども含めて選んで大丈夫です。 ■ 「黄身が濃い=栄養豊富」も要チェック 濃いオレンジ色の黄身を見ると、 「栄養がたっぷり入っていそう」 と感じませんか? でも、黄身の色は主にニワトリが食べている飼料の影響を受けています。 黄色の強い草やとうもろこしなどが多いと黄色が強くなり、飼料用米などが多くなると淡い色になることがあります。 パプリカなどの色素を含む飼料によって、赤みを強くすることもできます。 農林水産省では、 黄身の色の濃淡と栄養価には直接的な関係はない としています。 ですから、 「濃いオレンジ色だから必ず栄養価が高い」 と判断することはできません。 ■ 卵の○×チェック🥚 ここで、簡単に確認してみましょう。 「赤卵は白卵より必ず栄養価が高い」 → × 殻の色だけで栄養価の高さは決まりません。 「黄身が濃いほど必ず栄養価が高い」 → × 黄身の色は飼料の影響を受けます。 「卵の殻の色は主にニワトリの品種と関係する」 → ○ 「栄養を重視して選ぶなら商品表示を見る」 → ○ 特定の栄養素を強化した商品もあるため、パッケージを見ることが大切です。 ■ 卵に「旬」はあるの? 野菜や果物、魚のように、 「この月が一番の旬」 と考えることが多い食材もあります。 一方、現在スーパーなどで販売されている鶏卵は、年間を通して安定して購入しやすい食品です。 そのため、一般的な家庭料理では特定の季節だけを「旬」と考えるよりも、 一年を通して日々の食事に取り入れやすい食材 として活用するのがおすすめです。 秋ならきのこ、冬ならほうれん草や白菜など、その時期の旬の野菜と卵を組み合わせると季節感も楽しめます🍂 ■ 卵100gの栄養価は? 文部科学省「食品成分データベース」の「鶏卵・全卵・生」によると、可食部100g当たりの主な栄養価は次のとおりです。 エネルギー 142kcal たんぱく質 12.2g 脂質 10.2g 炭水化物 0.4g 食物繊維 0g 食塩相当量 0.4g さらに、 ビタミンD ビタミンB2 ビタミンB12 鉄 葉酸 なども含まれています。 卵1個の可食部を約50gとして単純換算すると、 エネルギー 約71kcal たんぱく質 約6.1g が目安です。 ※卵の大きさによって変わります。 ■ 管理栄養士が注目したいのは「組み合わせ」 卵はたんぱく質を取り入れやすい食品です。 ただし、卵だけですべての栄養が整うわけではありません。 たとえば、卵には食物繊維が含まれていません。 そこでおすすめなのが、 卵+野菜 卵+きのこ 卵+海藻 卵+主食 という組み合わせです。 忙しい朝なら、 ご飯 目玉焼き 野菜入りみそ汁 でもOK。 昼食なら、 おにぎり ゆで卵 野菜サラダ という組み合わせも手軽です。 毎食完璧にしようとするより、 「足りない食品をひとつ足す」 と考えると、忙しい日でも続けやすくなります😊 ■ スーパーで卵を選ぶなら、ここをチェック 赤玉か白玉かだけではなく、 ・賞味期限 ・殻にひび割れがないか ・サイズ ・価格 ・商品の特徴 ・栄養成分表示 ・飼育方法などの表示 ・使いたい料理 などを確認してみましょう。 特定の栄養素を意識して選びたいときは、 殻の色ではなく、商品の栄養表示を確認する のが分かりやすい方法です。 ■ おいしい卵を選ぶポイント 卵は野菜のように、見た目だけで中身の状態を細かく判断することが難しい食品です。 購入するときは、 賞味期限を確認する 殻にひびがないものを選ぶ 適切に販売・保存されているものを選ぶ といった基本を大切にしましょう。 「殻が赤いからおいしい」 「黄身が濃いから新鮮」 とは限らないことも覚えておきたいですね。 ■ 調理するときに知っておきたいこと 卵料理は加熱の仕方で食感が大きく変わります。 炒り卵やスクランブルエッグなら、 火を入れすぎないこと が、ふんわり仕上げるポイント。 卵焼きや炒め物は、完全に固くなる少し前に火を止め、余熱も利用するとやわらかく仕上がりやすくなります。 一方、食品衛生上、しっかり加熱したい場合は中心部まで十分に加熱しましょう。 特に高齢者、妊娠中の方、乳幼児、免疫機能が低下している方などでは、生や半熟での提供についてより慎重な衛生管理が必要です。 ■ 忙しい朝に「小松菜と卵のふんわり炒め」 朝食にも夕食の副菜にも使いやすい一品です。 【2人分】 卵 2個 小松菜 100g ごま油 小さじ1 しょうゆ 小さじ1 こしょう 少々 【下準備】 小松菜は洗い、3〜4cmほどに切ります。 卵はボウルに割り入れて溶いておきます。 【作り方】 ① フライパンにごま油を熱し、小松菜を炒めます。 ② 小松菜がしんなりしてきたら、溶いた卵を加えます。 ③ 菜箸やへらで大きく混ぜながら火を通します。 ④ しょうゆ、こしょうで味を整えて完成です。 【失敗しにくくするポイント】 小松菜から水分が出すぎる前に卵を加えると、水っぽくなりにくくなります。 【おいしく仕上げるポイント】 卵を細かく混ぜすぎず、大きく動かすとふんわり仕上がります。 【時短ポイント】 小松菜はキッチンばさみで切れば、まな板を使わずに作れます。 【栄養ポイント】 卵だけでは補えない食物繊維を、小松菜と組み合わせることで取り入れられます。 【1人分の栄養価・目安】 エネルギー 約110kcal たんぱく質 約7.3g 脂質 約8.2g 炭水化物 約2.1g 食物繊維 約1.0g 食塩相当量 約0.6g ※材料から算出した概算値です。卵の大きさや調味料の商品によって変わります。 ■ あと一品に「きのこと卵のレンジ蒸し」 包丁をほとんど使わないので、疲れている日にも便利です🍄 【1人分】 卵 1個 しめじ 30g 水 大さじ2 めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1 小ねぎ 適量 【下準備】 しめじは石づきを除き、食べやすくほぐします。 【作り方】 ① 大きめの耐熱容器に卵を割り入れ、よく溶きます。 ② 水とめんつゆを加えて混ぜます。 ③ しめじを加え、ふんわりラップをかけます。 ④ 電子レンジで加熱します。 ⑤ 一度取り出して卵の固まり具合を確認し、必要に応じて短時間ずつ追加加熱します。 ⑥ 中心まで火が通ったら、小ねぎをのせて完成です。 【失敗しにくくするポイント】 電子レンジは機種や容器によって加熱時間が変わります。 最初から長時間加熱せず、状態を確認しながら追加してください。 【おいしく仕上げるポイント】 加熱しすぎると卵がかたくなりやすいため、少しずつ加熱します。 【時短ポイント】 しめじは手でほぐせるため、洗い物を減らせます。 【栄養ポイント】 卵+きのこの組み合わせなら、たんぱく質と食物繊維を一緒に取り入れやすくなります。 【1人分の栄養価・目安】 エネルギー 約80kcal たんぱく質 約6.7g 脂質 約5.2g 炭水化物 約2.3g 食物繊維 約1.0g 食塩相当量 約0.5g ※材料から算出した概算値です。めんつゆの商品によって変わります。 ■ 朝食にも夕食にも「トマトと卵のチーズ炒め」 ご飯にもパンにも合わせやすい一品です🍅 【2人分】 卵 2個 トマト 1個(約150g) ピザ用チーズ 20g オリーブ油 小さじ1 塩 少々 こしょう 少々 【下準備】 トマトは食べやすい大きさに切ります。 卵は溶いておきます。 【作り方】 ① フライパンにオリーブ油を熱します。 ② トマトを入れ、さっと炒めます。 ③ 溶き卵とチーズを加えます。 ④ 大きく混ぜながら卵に火を通します。 ⑤ 塩、こしょうで味を整えて完成です。 【失敗しにくくするポイント】 トマトを長く炒めすぎると水分が出やすいため、さっと加熱して卵を加えます。 【おいしく仕上げるポイント】 卵を入れたあとは手早く仕上げると、ふんわりした食感を楽しめます。 【時短ポイント】 材料が少なく、短時間で火が通るので忙しい朝にも便利です。 【栄養ポイント】 卵にトマトを組み合わせることで、野菜を一緒に取り入れられます。 チーズを少量加えるとコクが出るので、調味料を増やしすぎず味をまとめやすくなります。 【1人分の栄養価・目安】 エネルギー 約140kcal たんぱく質 約8.6g 脂質 約10.4g 炭水化物 約3.9g 食物繊維 約0.8g 食塩相当量 約0.6g ※材料から算出した概算値です。チーズなどの商品によって変わります。 ■ 卵はどう保存する? 購入した卵は、パッケージに表示された保存方法に従うことが基本です。 特に気温の高い時期は品質が低下しやすいため、冷蔵庫で適切に保存しましょう。 卵は乾燥しにくく、ほかの食品のにおいが移りにくいよう、購入したパックのまま冷蔵庫に入れておく方法も使いやすいです。 【冷蔵保存】 パッケージに表示された方法、温度、賞味期限を確認して保存します。 【割ったあとの卵】 割ったまま長時間置かず、早めに調理します。 【調理した卵料理】 作ったまま室温に長時間置かず、食べない場合は適切に冷却・冷蔵し、できるだけ早めに食べるようにしましょう。 【冷凍保存】 殻付きの生卵をそのまま家庭で冷凍する方法は、一般的な保存方法としておすすめしません。 料理として冷凍できるものもありますが、食感が変わることがあるため、料理ごとの保存方法を確認するのがおすすめです。 ■ 管理栄養士ゆきなべの一言コラム 卵を買うとき、 赤玉にするか 白玉にするか 黄身の色は濃いほうがいいか 迷うことがありますよね。 でも、栄養面だけで考えるなら、 「色」だけで選ばなくても大丈夫です。 それよりも私が大切にしてほしいと思うのは、 その卵を何と一緒に食べるか ということ。 卵にはたんぱく質やビタミン、ミネラルが含まれています。 一方、食物繊維は含まれていません。 ですから、 卵+野菜 卵+きのこ 卵+海藻 卵+ご飯 のように組み合わせることで、食事全体を整えやすくなります。 高価な卵を選ばなければ健康的な食事にならない、ということでもありません。 普段購入している卵を、無理なく上手に使っていきましょう😊 ■ 今日から覚えておきたい4つ 今回のポイントは、 ① 赤卵と白卵の違いは主にニワトリの品種 ② 殻の色だけでは栄養価の高さは判断できない ③ 黄身の濃さも栄養価の高さを直接示すものではない ④ 卵は野菜やきのこなどと組み合わせると、食事全体を整えやすい です。 次にスーパーで卵を手に取るときは、 「赤と白、どちらが栄養豊富かな?」 だけでなく、 「今日は何と一緒に食べようかな?」 にも目を向けてみてくださいね🥚 管理栄養士ゆきなべとして、これからも 食事 栄養 旬の食材 簡単レシピ 忙しい日の献立 など、毎日の暮らしですぐに使える情報を発信していきます。 「また読みたい」と思っていただけたら、フォローして次の記事ものぞいていただけるとうれしいです🌿 最後にひとつ。 みなさんが卵を買うときに一番重視するのは、「価格」「赤玉・白玉」「サイズ」「ブランド」のどれですか? よければコメントで教えてください😊 【参考資料】 ・農林水産省「疑問解消!たまごのヒミツQ&A」 ・農林水産省「卵の黄身の色がいつもより濃いのは、どうしてですか。」 ・農林水産省「消費者の部屋通信」 ・文部科学省「食品成分データベース」 ・日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.09.15 21:00:04
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