yaraiのひとりごと

2009/03/01(日)15:31

プリムラ・キューエンシスを出荷中by松村花園

群馬県前橋市の松村花園様に伺いました。 ハウス内からは、プリムラ・キューエンシスの出荷が始まりました。 昨年10月に福島県の矢祭園芸様からプラグ苗を仕入れ、しっかり低温にあてて開花させ、約5ヶ月で4号サイズのIGNポットで出荷しています。 あっ!ちなみにIGNとは、前橋市にある関東でトップクラスの大型ガーデンセンターのフラワーガーデン泉さんが推奨販売している高品質苗を生産している生産者グループの名です。  プリムラ・キューエンシスはイギリスのキュー植物園発見された品種です。種間雑種とは同属異種間の交雑によって生じた子孫で大変珍しい品種です。寒さに比較的強い品種です。松村花園様で販売しているキューエンシスは、通常の白い粉状のものが葉についているタイプ(写真上)と完全にそれがなくなったタイプ(写真下)の2タイプを販売しています。白い粉がついているタイプがもともとのタイプになります。 ★キューエンシスのうんちく★ 文献によると、プリムラキューエンシスはイギリスのキュー植物園で1899年にヒマラヤ原産の『プリムラ・フロリブンダ』とサウジアラビア・イエメン原産の『プ・ヴェルティシラータ』の特徴をもったプリムラが発見されました。それらは偶然交配されたものだとされたようです。しかし、後世になり、研究によりその花粉親はヴェルティシラータではなく、その近縁種のわずか2品種しか確認されていないアフリカ原産の『シメンシス』の可能性が高いとされてきたようです。 1960-1980年までは市場でも目にする機会が多かったですが、最近は少数しか生産されていないようです。キューエンシスは比較的乾燥を好むため、水はけのよい土がよいです。寒さに大変強く屋外でも栽培が可能です。 ※こちらの画像は、松村花園様の許可を得て載せさせていただいております。 こちらもご覧ください。アライ・サンズへジャンプ こちらもご覧ください。アップドラゴンへジャンプ

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