039108 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

迦陵頻伽─ことだまのこゑ─

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

嵐悳江

嵐悳江

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2026.08.19
XML
テーマ:戦争と人間(208)
カテゴリ:浮世見聞記
千代田區九段のしょうけい館で、夏の特別展「傷ついた身体でつかんだ仕事─戦傷病者 就労への道─」を觀る。



第二次大戰中に戰地で負傷した兵士が、身体に一生の深い傷を負ひながらも懸命の努力により職を得て、社會で立派に生き抜ぬいた歴史を當人たちの証言から聞く。

なかでも、大手企業の商社マンとしてビルマ滞在中の昭和十九年に現地召集され、翌年に敵軍の爆撃により片足を負傷して切斷するも、病院では相次ぐ空爆に負傷兵を殘して皆逃げてしまったため、松葉杖を頼りに自力で避難、ベトナムで終戰を迎へたのちにもとの企業へ復職、療養生活を送るなかで社長名義で松葉杖と義足が贈られ、やがて言葉も文化も知らない土地で一から始める大變さを克服し、世界各國を飛び回る商社マンへと復活を遂げられたのは、あの時に片足を失ひながらも自力でビルマから退却した經験より得た「自分の力で考えて行動する意志の強さ」が支へになった、との証言に、もっとも共感を覺える。

“名譽の負傷”などとヒトに崇められたところで、いざおのれの身に危険が迫れば彼らを捨てて逃げるのがヒトと云ふ生き物の真理なのである。

さうした現實からこの方が「自力」の真理を得られたことは、人として生きる本當の糧(しあはせ)を得られことにもなると、私も大いに勇氣づけられる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.08.19 19:40:42
[浮世見聞記] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X