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エリアマーケティングと釣りのおはなし

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2006年07月13日
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低料金の誤解と迷走  

冒頭「低価格化は歓迎できない。」と言った事についてお話しします。
「地域密着型配布」の低価格実現は理解出来たと思いますが、ここで私が言いたいのは筋道の無い低価格化の事を意味しています。

最初に誤解のないように言っておきますが、「地域密着型配布」だけではなく「移動型配布」も一部大手と中規模業者はその規模ゆえ同時に数枚配布により低価格化を実現しています。

問題とされるのは一部小規模業者です。小規模業者は前述した様に9割以上が「移動型配布」です。
彼らの配布する地域は一定していません。また営業力も低いので併配(一度に複数枚数配布)出来る確率は低いわけです。
その様な業者も最近は3.00円代、極端な場合は2.00円代で配布を請負うケースが多く見られますが、果たしてそれでしっかりした配布が可能なのでしょうか?

先程もお話しましたが、配布スタッフが1.50円~2.00円で常時満足して仕事を受ける事は常識的には考えられず結果、配布の質が落ちてしまうという流れになってしまいます。

勿論これについても例外があります。仕事以外で信頼関係がある場合、そして兼業配布の場合です。
兼業配布はもともとピザ・寿司等の宅配アルバイトとして雇っているので既にそこには時給が発生しています。という事は配布料金はその他の利益で良いのだから低料金で提供可能となります。

それ以外の小規模業者ではじめから「3.00円代で配布を請負います。」という営業をしているところについては仕事を発注する前に配布方法・結果報告等のシステムをしっかり確認する事だけは忘れずに。

私はポスティング業界に身を投じた当初、ここまで説明した内容も全くわからず単純に「大手が低価格化している以上は業界全体が良い方向に進むはずが無い!」などといつもカリカリしていたのですが、その後色々な角度から勉強した結果考えの甘さを痛感しました。

どの業界でも大手が資金力によって多角的なサービスを実現させているのは当然です。小規模業者は大手と同じ事をしていたのでは勝負にならないから何かしらの知恵や努力によってアイデア商品やサービス向上を目指しています。
こういう流れが業界のあるべき姿だと思うのですが、ことポスティングに関してはそういう事がほとんど見られません。
    
大手が低価格で配布を提供しているから、小規模業者も右に倣えで「うちも安く配布出来ますよ。」という流れになっています。しかし、そこに大手に勝る商品やサービスはあるのでしょうか?

私が知る限りではその様な事は皆無といっても良いでしょう。今まで説明したように筋道の無い低料金は配布スタッフのモチベーション低下~質の悪い配布に結びつく。これでは悪循環以外何物でもありません。

「じゃあ何をすれば良いのか?」となりますが、それは業者ひとつひとつが自らの力で考える事しかないでしょう。他業界は皆ゼロから新しいアイデアを発案しているのですから。

最近はマンションなどの配布禁止が増加しています。多くの場合がセキュリティー強化が目的とされていますが、中途半端な投函によりポストの景観が極端に損なわれているのも原因のひとつです。
これについては後日の平成ポスティング考で画像と共に紹介します。
    
こういう行為全てが小規模業者が行っているなどと間違っても思いませんが、50~100人のスタッフを配置している業者とは違いせいぜい多くても10人程度で行っている業者ならばそういうところから改善していく事は可能なのではないでしょうか。

はっきり言っておきますが、投函方法という要素が反響を左右する事も数多くある、という事。
ただ配布するだけと考えて配布するのでは長い目で見れば絶対的に反響に差が出ます

私は大規模業者・中規模業者・そして小規模業者と業界は同じでもその中身は全く別物だと考えています。筋道の無い低価格化がこれ以上進んでいけば必ずいつか業界全体が大きな壁に当たる時が来るでしょう。私も含め小規模業者はもっと「考える」事をしなければならない時期に来ているのでは無いでしょうか?

6.00円以上は高いのか?
配布料金には7.00円、時には10円代というものもあります。皆さんの多くは「そんなの高すぎて出来ないよ。」と考える時があるでしょう。
2.00円代もある中、その差はどうなっているのか、という部分には皆さんも興味があると思いますので説明します。

「低料金」でも説明した様に筋道のある配布単価のほとんどは「地域密着型」と一部「移動配布型」の業者です。単一配布が主体である多くの移動型小規模会社の場合平均単価が5.00円を切るようだと経営自体が上手くいかなくなるでしょう。この意見には業者の方も納得いくのではないでしょうか。

現在、単一配布の平均単価は5.00円を切っていると思いますが、経営的視点から考えれば6.00円が妥当価格だと思います。
先程も言いましたが、ほとんどが単一配布で4.00円代の料金を謳っている業者は事前にしっかり調べないとトラブルが発生する恐れもあります。

配布スタイルによる料金差 
業者にもタイプがある事はお話ししましたが、配布スタイルによって価格を差別化している場合があるのでその事について説明します。

A. 選別配布 
集合のみとか一戸建てのみという配布方法ではスタッフの労力に違いが出るのは当然です。
鈴木1丁目(1,000世帯)の戸建世帯率が40%だった場合、400枚しか配布出来ませんがスタッフは
鈴木1丁目全てを歩いて配布しなければカバー出来ません。

同じ労力を使って得る賃金が全戸配布の4割ではスタッフは納得しない事は理解出来ますよね。
こういうケースは単価を1.00~2.00円高く設定しなければなりません。
  
B. チラシ内容 
ここでいう内容とはチラシの紙質とページ数、つまり重量です。仮にある業者が小冊子タイプの受注を受けたとしましょう。A4ペラと比較すると十倍程度の重量になります。

スタッフの配布時にA4で1,500枚持てるところ小冊子だと200枚、多くてもせいぜい300枚が限界です。この場合、バイクで配布していようが徒歩だろうが配布速度は半分以下に落ちてしまうのは常識的に理解出来ると思います。やはり単価を上げなければなりません。

この様な場合が基本的に配布単価が高くなる構図です。ポスティングを利用される立場からすれば、そんな事関係無いという意見もあると思いますが、人間が配布しているという事だけは忘れないで下さい。

確かにスタッフ賃金などは業者努力ですが努力にも限界があります。2円の賃金で一日500枚そこそこ配布してくれる方がどれだけいるでしょうか?そういう事を諸々考えた中での料金設定だという事です。
  
逆に非常識的な対価で仕事を受ければトラブル発生の原因になるのは必然でもあるのです。これは結構業者選びのポイントになるので覚えていた方が懸命でしょう。

選別配布で無くても6円代後半~8円代の料金も存在しますが、これらは通常配布であっても何らかの付加価値を提供していると考えられます。

ちなみに私共は「完全現場管理制」、「データ配布」というもので価格を高く設定しています。詳細は近日アップする予定の当社HPの「仕事内容」をご覧下さい。
    
都市部と地方での料金格差
ここまで説明してきた内容は基本的に首都圏(都市部)での配布スタイルです。
では地方ではどうでしょうか?

私の知人が地方でポスティング業を展開しているので勉強の為、現地に行った事がありました。
そこは県内でも主要都市で駅前は首都圏と変わらない街の風景でしたがクルマで10分もすると田園地帯が目に入ってきます。
    
そしてその配布料金を聞くと「農村地域配布」というカテゴリーがありました。この様な例は極端です
が、地方の場合は人口密集度が低いので料金設定が高くなるのは不思議ではありません。
地方の配布料金は都市部に比べ2~3割高いと見ておいた方が妥当でしょう。

普段皆さんが当然の様に利用しているポスティング。プロだから配布するのは当然だろう、と言う
意見はごもっともです。
しかし、ここまで説明してきた事を少しでも頭に入れて業者発注すれば少しは役立つと思います。





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最終更新日  2006年07月14日 00時59分44秒
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