日奈久温泉のお気に入り竹細工弁当箱
だんだん温かくなってきて、そろそろ……と出したのがコレ。奥は、虎竹との二色どりで編んだ竹細工のお弁当箱、手前は竹細工のざる。どちらも日奈久温泉にある明治40年創業の老舗、桑原竹細工店のものです。高級な奥さま雑誌や、本物志向の雑誌にもよく登場するお店ですが、温泉街にある店構えはこんな感じ。↓庶民的な感じです。冷房も効かない古い店の中でご主人が一生懸命竹細工に励んでいる姿が目印、というような感じでしょうか。(きさくな方です)ちなみにざるは、裏をみれば、ほら。足がついていて自立するので、ざるうどんや天ぷらを盛るときに大変重宝します。たしか1000円程度だったと思います。二色どりのお弁当箱は、取っ手を交差させると、パチっと蓋が固定されるすぐれもの。適度に空気を通し、また竹の材質から食べ物が腐りにくい合理性をもあわせ持った逸品です。取材時に惚れこんで買いました温泉街にある桑原竹細工店ではご主人による竹細工の作業を見ることができます。竹から地道に薄い竹のひごを一本一本剥いているところを見たときは、本当に驚きました!そのひごを編んで籠やバッグに成型していくというから本当に気が遠くなりそうな道のりです。使っているのは国産の竹のみ。一つ一つが手作りのこだわりの品は、在庫以外は完全オーダーメイドになります。上はお店に展示してあった見本品の年月がたった弁当箱と新品の弁当箱。本物ゆえに、年月の経過でいい具合の飴色に変化していくのです。古くなればなるほど味がでる!やっぱり伝統の品はいいですね~ そうそう、お店の隣にはご主人が昼だけ兼業するラーメン店があります。店の小道具にも竹細工が使われていましたが、私が訪れた時はあいにく営業時間外(残念)またぜひリベンジしたいです桑原竹細工店(公式HP)http://www.takezaiku.com/楽天での取り扱いはないようです。