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2004/06/10(木)18:35

アボンリーへの道 サイコー

 アボンリーへの道、全話ビデオに録ってあるが、DVDに録り直しつつ観ている。  67話「パリ留学の夢」、68話「町はお祭りムード」この2話は、たくさんの登場人物の想いがそれぞれ展開したり、絡まりあったりしながらも、実質40分位で実にうまく纏まっている。  そんな中で68話のベッキーが、ものすごくいい。お父さんは、缶詰工場で働いていたりと記憶にあるので、ベッキーも出ていたかもしれないが、本格的に出るのは初めてだろう。  話は、ホワイトサンドホテルでチャリティーオークションが開かれる。独身男性が作った弁当に女性が値をつけ、競り落とせたら一緒に食事が出来るというものだ。  ベッキーは、両親と二人の兄に赤ちゃん、さらにお母さんのお腹にもう一人という子沢山の貧しい家の子だ。  みんながチャリティーの準備でうかれているホテルへ、お母さんと一緒に仕事を手伝ってやってくる。  帰る前に、ステーシーさんに参加するのにいくら掛かるか尋ねる。  「チャリティーだから参加費はいらないわ。ただ競り落とすのにいくらか掛かるわね。」と言われ、心配そうに  「いくらぐらいー?」と尋ねる。  「チャリティーだから額はいくらでもいいのよ。」と聞いた後で、少し離れた椅子に腰掛て小さな袋を取り出して小銭を見ているのがなんともいえない。  外に出てうれしさのあまり、側にいる2人の女の子に「ネェー聞いてぇ~私もオークションに行くの。」と話しかける。  これがまた意地悪な女の子で、 「みんなおめかしするの。何着るつもり。これじゃないでしょうね。」と言って、今着ている服をつまむ。  自分の服を見ながら「どこがいけないの。」とベッキー。  このやりとりをちょっと離れたところで父親が目撃してしまう。子供たちのやりとり、その時の父親の悲しい表情を観ていると切なくなってくる。  帰り道父親が母親に、ドレスを買ってやろうと言うが、どこにそんな金があるとか、この子は今回着たらもう着やしないわよ、私が死ぬまではなどとうちあわない。食い下がる父親に、「父さんもういい、オークションなんか行きたくないもん。」というベッキー。いじらしくて泣けてくる。    当日、ピンクのドレスを着てうれしそうにやって来るベッキー。それを見てステーシーさんが、「素敵なドレスじゃないのー。」と言うと、ニコニコしながら「似合う~父さんが買ってくれたの。あんまりビックリして腰抜かしちゃった~」とそこへいじわるコンビ登場。  「それ、私のドレスじゃない。」  「違うわ私のよ。父さんが安売りで買ったて言ったもの。」  「あなたの父さんは泥棒よ。外国伝道団に寄付したんだもん。」と言い合った後駆け出すベッキー。    何時もの服に着替えて、ドレスを寄付箱に戻す。あんなに喜んでいたのに可哀想になる。    ベッキーお目当てのデイビーが「25セントから。」とオークションにかかる。「まけて10セント」と言っても誰の声もかからない。悲しそうにするデイビー。そこへ「3セント」と青いドレスを着て手を差し出すベッキー。めでたく落札。2人ともニコニコ。  ダンス会場で、両親を見かけて寄っていく。  「ようベッキー、本当にすまないことしたな。怒ってるんだろう。」  「もういいの、怒ってなんか…父さん、これイジーのだけど、もう小さいから私にくれるって~似合う~」と言ってくるりと回る。  「まるでお姫様みたいだ。」と言う父親の横で、非常に現実的で何時もガミガミ言っていた母親が、きれいになった娘を見て驚き、優しい母親の顔になっていたのがまたよかった。  全体的によかったが、特にベッキーのくだりが気に入ってしまい、そこのところだけ繰り返し繰り返し何回も観てしまった。  ところで、今回は何故44話と52話をカットしたんだろう。フェリシティがセーラに、「この間はあなたを助けたんだから。」と別の話でも触れていた回と、イライザおばさんがやって来る回なのに。いつの間にか、キング家にイライザおばさんがいるというかんじだ。  カットするくらいだから無理かもしれないが、姉妹編の「ハッピー・クリスマス・ミス・キング」もぜひやってもらいたいものだ。

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