2005/03/31(木)04:23
第5回アルジェント研究会
5回目を迎えたアルジェント研究会へ行く。
午前の部は『4匹の蠅』英語版の上映。前回のフランス語版の時も今回も遅れて、冒頭を見損なってしまう。
フランス語はもとより英語もダメなので、2回目でも字幕無しは辛い物がある。
早く、字幕、日本語吹き替えが観られるようになって欲しいものだとつくづく思う。
何時も楽しみの一つでもある豪華な資料。『4匹の蠅』のもあった。1回目に参加してない人もいるだろうからなと思いつつ良く見ると、4匹の蠅の文字の後に小さくver2の文字が。
後で見比べて見ると、表紙の写真のサイズも違っている。そして中身は、今回の物が文字、写真を小さくしてありなおかつ写真は全てモノクロで点数も減っている。そして前回の時やったTRUSSARDI ACTIONのページも無くなっている。
綴じてあるホッチキスが、第3回の『サスペリア』の時から大きなものになっているので、その点は今回のものがガッチリしていて安心だ。
他にもいろいろと手が加えられている。
全く同じ物よりも違う物になっているのは、ちょっと嬉しい。
欲を言えばフランス語版と英語版の違いや、『4匹の蠅』の現状等もあると良かったが。
昼食休憩を挟んで午後の部、脚本家時代のアルジェントだ。
貴重な映像を交えつつの話を聞く。
脚本家時代の前に、ちょい役で神父をやっている『失礼。賛成ですか反対ですか』という存在を知りもしなかった作品のアルジェント出演シーンを観る。
68年の『ウエスタン』、『傷だらけの用心棒』に始まり69年の『感覚の季節』までの12本が紹介された。
しかし、観たことがあるのは、『野獣暁に死す』の1本のみだった。
失敗した作品では、「私はすでにできていた脚本を改訂しなければならなかった。決まりきった仕事だった。少しも私の映画だとはいえない。」とか、「多くは覚えていない。私の役割はわずかで、脚本のいくつかの部分を練り上げただけだ。正直なところ、これが私の映画の一本だとはまったく思っていない。」等と否定的コメントをしているという話には笑ってしまった。
終了後は近くの居酒屋で2次会。何時もより少ない人数だったが、いろんな話で盛り上がる。(注文の品が中々来ないというトラブルはあったものの。)
そしてコヒーショップで3次会という何時ものコースで楽しい1日を過ごした。