以前、日記リンクさせてもらっている、せしるんさんの日記に『クラインの壷』の事が書いてあった。

　随分前にＮＨＫで放送されたドラマを観て、一時期原作の本を探していたがきれいな状態の本が見つからないまま忘れてしまっていた。
　平積みになっていたとの事だったので探したが行ったところには無かった。

　それがついこの間、近所の小さな本屋さんに井上夢人名義の作品と共に平積みになっていた。
　『クラインの壷』は帯に最新刊と書いてある。？？？
　よく見たら、新潮文庫で出ていたものが今度講談社文庫になり出たばかりのようだった。

　それを仕事の前後にちょこちょこ読んでいたが、今日読了。
　いやー、面白かった。８９年に書かれた物らしいが、古臭さが感じられない。このようなものを扱っていると、あっという間に古臭くなるものなのに。

　もう１冊本を持ってこようかと何回も手にしたが、５００ページ近くあるし、荷物も増えるからと２冊しか持って来なかった。
　１冊は既に新幹線の中で読み終わったので、仕事中にこれを読み終わるくらいかと思っていたが、読みやすく早めに読み終わってしまった。