エッシャー・シュトラーセ
1本北の線で、初めて利用する駅で降りた。ブックオフが見えたので、ちょっと寄る。 入って直ぐ、雷が鳴り、雨が降出したような音が。ざっと見て直ぐ出た。 雨が降出していた。バスか、次まで時間があるようなら歩きかと思っていたが、もうバスにするしかない。 雨に濡れつつ駅の横を走って行く。気分は、エッシャー・シュトラーセ。 バス停が1つ見えたが、別の所へ行くバスが止まっていた。 手前に交番が見えたので、目的地へ行くバス乗り場を聞いたらそこだけとの事。 時間を見ると1時間に2本だけで、次まで20分位ある。屋根があるので、そこで待つことにした。 が、雨は激しくなり、風もある為けっこう濡れる。 時間より前に乗ろうと思っていた系統のバスが来た。この駅が終点なので、ここで発車まで止まっているのか?と思い運転手さんに「すみません。」と聞こうとしたら、違うとばかりに無言で手を振る。 ちょっと間をおいてドアを閉め、行き先を回送に替えた。そして、ちょっとさがって、止めた。 このちらりと見えているのが、そのバスだ。 そろそろ時間だと思っている頃、何時までも動かなかった回送が、本来の行き先に替えバス停まで来た。 なんだよ、やっぱこれじゃん!普段ならともかく、何人も雨に濡れながら待っている時位、気を利かせて乗せればいいじゃんと思う。 数メートル後ろで待っているのに、ほぼ時間ギリギリで来た。 シートだって、しけっちゃうのに。 待っている間中、エッシャー・シュトラーセが頭の中をくるくる回っていた。