2:飼育開始! & 3:疑惑ステキなセットをゲットし、どれを開封しようか迷ったが、ビンボー性なので結局セットは取っておいて、まずはジャパンから届いたパケットを以前おばけえびかトリオップスの時使った学研のフロクの水槽で飼育することにした。(なら、苦労してわざわざFedex送料払って取り寄せんなって気もするが)ついでに、以前ガチャポンでゲットしておいたミニサイズの「おばけえび飼育セット」も同時に飼育することにした。これはちゃんと「科学と学習ミニコレクション」として学研の名をつけてYujinが販売しているのだ。3年前の雪辱戦だ。 ■ミニおばけえび飼育セット ビンボー性ながらもささやかな贅沢として、元祖ちゃん3倍量、おばけちゃん2倍量で挑戦に決めた。 元祖ちゃんは900ccの水に「1」の袋を3袋いれ、おばけちゃんはモロゾフのプリンが入ってたコップにガチャポン2個分の水と「海水のもと」(やっぱりただのお清め塩にしかみえない)2袋を入れた。 元祖ちゃんの「1」の袋は「ウォーターピュリファイ」という中和剤だとのこと。子供のころはこれが塩だと思ってました。中和剤だったのか、しらなんだ。 そうなると、おばけちゃんのほうの水は中和しなくて大丈夫なんだろうか。なんだか既に生まれる前から、「おばけちゃんはどうせ上手く育たないかも」という予感がしているのが、いきなり最初から差が歴然だ。エサだってオモチャだってビタミン剤まで特別のものが用意されている元祖ちゃんに比べて、イースト菌しか食べさせてもらえないおばけちゃん、せめてハイポ(金魚の中和剤)くらい入れてあげないと、なんだか広くてきれいなお部屋のお金持ちの子のとなりでプリンのカラ容器に入れられているおばけちゃんが「どーせ私はフロクだし、貧乏育ちだし」とグレてしまうかもしれない・・・ 育ての母として、おばけちゃんの行く末を真剣に案じたが、熱帯魚のエサとしてブラインを孵化させてる皆さんは、普通に水道水汲み置きで人工海水などを作って使っているようだし、学研が「そんなものうちの子には必要ない!」って言ってるので、やめておく。(あっさり) ほこりが入らないよう、元祖ちゃんにはイチゴのパック、おばけちゃんにはガチャポンカプセルでふたをした。どちらも穴が開いているので空気は入る。 安っぽいイチゴのパックよりカプセルのほうが頑丈だし丸くてピンクで可愛いじゃん。 よかったね、おばけちゃん。 ■左:元祖ちゃん水槽、右:おばけちゃん水槽 【疑惑】 水の準備はすっかりできていたのだけど、忙しくてタマゴを投入できないまま3日が過ぎた。本当は娘と一緒にタマゴを投入して、「シーモンキーはかき回すとすぐ生まれる!」ところを見せたかったのだけど、今日も娘は学校へ行ってしまった。 でも、ま、これは私のシーモンキーなんだし、彼女にはセットを渡して自分で感動してもらいましょう、とにかくタマゴを入れましょう・・・ということになった。 2の袋を手に取り、水槽に入れようと思ったがその前に、元祖ちゃんの水が本当に浄化されているのかしらと、何気なく水槽に目を凝らした私は、その目を疑った。 ・・「いる!!」元祖ちゃんが既に泳いでいる! 水槽の4つ角に、確かに何十匹もの元祖ちゃんが「ちっちっちっちっ」と泳いでいる。 この瞬間、私は自分が30年間、ハロルド博士にだまされていたのかという疑念がふつふつと沸いてきた。(ハロルド博士というのはシーモンキーの海の親である。とても怪しいおじさんらしい) これから入れる予定だった「2」の袋は「インスタントライブエッグ」というもので、中には「約10匹のシーモンキーの卵が入っています」(ジャパンさんの説明書より)そうだ。 しかし、「1」の袋にも実は何十個もの、タマゴがはいっているじゃあないか! 「かきまわすと、すぐに生まれる!」の仕掛けはこれだったんだ、早くシーモンキーにあいたい子供は、いちいち1の袋を入れて24時間待った後の水槽の水なんてきにせず、とにかく急いで2の袋を入れる、そしてかき混ぜた水がおさまったところで、既に生まれているシーモンキーを発見するのだ。 そっかーそうだったのか、小学生の私はまんまとハロルドにだまされていたわけだ。 どんなマジックにも仕掛けがある。シンデレラのぼろ服が一瞬できれいなドレスに変わるのは、下で糸を引っぱっている人がいるからなんだよ。(注:ディズニーランドのショーの話ね) ここまで考えて、私は「でも待って、私は深読みしすぎなのかも。本当にシーモンキーはすぐ生まれるのかも。工場が間違って、1の袋の中に2の中味を入れちゃったのかも」と思い直した。 そこで、あと1袋残っていた1の袋の中身と、2の袋の中身を比べてみた。 ・・・うーん、どうみても同じかも。塩のつぶと、白い細かい粉末。 それに、確かにどちらにもタマゴの黒いツブツブがいくつか入っている。 ちなみに2の袋は、水に入れるとバスクリンのようにみどり色に変化するのだけど、そのせいか粉がほんのり青っぽい。 ■1の袋のこな ■2の袋のこな 手がべたべたになりました(塩で) ■袋だけのセットもあるよ ためしに両方舐めてみたところ、しょっぱ苦い味は変わらない。 さっきも書いたが「2」の袋の説明書きには「約10匹のシーモンキーの卵がはいっています」とあるけど、どうみても既に1の袋でうまれたシーモンキーは100匹以上いると思われる。また、卵の袋であるのに、1の袋と変わらない塩や粉末が入っているのはどうしてなんだ? やはり、「みどり色になるのは、ただのごまかし」としか考えられないなー・・・ 緑色になることで、「これは2の袋です」と主張して、「1の袋とはちがうんです」を強調しているだけじゃあないのかな。 また、さらに疑問が沸いた。 すでに1の袋に卵が入っているとすると、「水を浄化する」作用は本当に1の袋にあるのだろうか?必要なのだろうか? 普通に考えて、水道の水は汲み置きするべきだ。汲みたての水に卵をいれたら、カルキの影響で生まれたシーモンキーが弱ってしまう。 おばけちゃんのほうだって、ちゃんと24時間汲み置きしている。 金魚だって熱帯魚だって、エサになる運命のブラインシュリンプの飼育だって、やはり最初に水道水は汲み置くものでしょう。 汲み置きせず、すぐに1の袋を入れても、ちゃんとシーモンキーが生まれて、死なずにいるのは一体どうしてなんだろう??? 1の袋にも2の袋にも塩が入っているけど、1の袋で生まれたシーモンキーは2の袋でさらに塩分が濃くなっても大丈夫なの?? だれか、この疑問が解決できるなら教えて欲しいものだ。 (あとで気づいたが、緑色になるのはシーモンキーの白い姿が確認しやすくなるからのようだ) そんなことを考えながら、とりあえず、説明書きどおりに飼育を続けましょうと、私は2の袋をすべて元祖ちゃんの水槽にいれ、おばけちゃんの水槽にはえさスプーン1杯程度の卵をいれた。 元祖ちゃんの水を緑色が均等になるまでぐるぐるかきまぜ、水が落ち着いたところでさっき見たことは忘れ童心にかえって水槽をのぞきこむ。「おー!生まれてる!(あたりまえ)」 次におばけちゃんのコップを見るが、やはりすぐ生まれるわけがない。少しだけ入れたつもりだが意外と大量の黒い卵がコップのへりに浮いているだけだ。 元祖ちゃんの生誕詐称疑惑で、またも遅れをとったおばけちゃんだが、24時間後には無事生まれて欲しいと願うばかりだ。 次の朝、元祖ちゃんの水槽をのぞく。元気な薄茶色の三角てんてんが沢山泳ぎ回っている。 昨日より数が増えているような気はあまりしない。 おばけちゃんのコップをじーっと観察する。 動いている点々は全くない。ただ、ところどころに生まれる途中の卵がみつかった。 生まれる途中の卵は、上が黒くて、下がしろくて細長い。頑張れ!おばけちゃん。 ジャンル別一覧
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