2019/08/16(金)21:39
『夢見る帝国図書館』中島京子
終戦記念日の昨日読了した。404ページとぶ厚く、持ち歩くのに重かった。
現代を描いている小説の途中に帝国図書館の歴史が描かれている。
もちろん話はリンクしている。
日本文学史に出てくる作家の生き生きとした様子や、図書館が主人公の小説など、読んでいて楽しい。図書館にかかわった人たちの情熱も熱い。
戦時中、そして戦後の帝国図書館の辿った歴史も興味深い。
夢見る帝国図書館 [ 中島 京子 ]
焼け野原になった上野を想像しながら、そして今の谷中あたりを思い浮かべながら読んだ。
今度また、この本のことを思い出しながら、上野や谷中を歩いてみようと思う。
日本文学史に出てくる作家の名前や有名な作品は知っていても、原本をほとんど読んでいない。
もし読んでいたら、より楽しめたことだろう。