ハロー!(雲の色)
今日出合った現象です。 国道のバイパスを散歩していると、一気に視界が広がる場所があります。 近所で空の(犬じゃなくて本物!)写真を撮る時は、大抵数箇所場所が決まっています。 一番多いのが、展望台の場所。駐車場があり、いつも車が止まっています。 福島市街地、安達太良、吾妻、蔵王の山々が見渡せる場所です。 地面ばかり、「花」を求めて散策していましたから、展望台までは空を見上げていませんでした。切通しの道を抜けると、視界が広がります。 空は物凄いジェット気流の渦になっています(写真最後参照)。多分、高空では物凄い風なのでしょう。 ここの上空は空のラッシュが起こります。ですが、飛行機が肉眼で機種を識別できるほどに低高度を取っています。 普段持ち歩くカメラのレンズは28mm~200mmのマクロレンズです。300mm望遠マクロは重い、デカイので特殊撮影でしか使いません。 展望台手前で、空の異変に気が付きました・・・。 あれ?れ・・・。 「そら」(犬)のリードを離し、構えたカメラでアングルを探します。 が・・・レンズに納まりません。最大広角にしてもだめです。 分かりますか?分かり易く加工した画像ですが、太陽の右手に大きな虹が架かっています。 実は、太陽を中心として、物凄い大きな虹のワッカが出来ているんです。 大きなジェット気流から、ダウンバーストと呼ばれる下降気流が起きている証拠ですが・・・。 そんな、説明はどうでもいいんですよ。 久し振りに見た・・・。展望台では、周囲の人が「何事か?」と見ます。 そりゃ、そうですよね。黒い大きな犬を連れて、髭、長髪で突然来て、シャッター押しまくりですから・・・。 近くの人を捕まえて話し掛けます。私「空、見えますか?」「へ?」私「親指に太陽を持って来て(掌を開いて)、グルッと円を描くと、中指が描く場所に、虹が見えませんか?」 言われた方は、私の真似をしてやります。「あ!」 周辺にちょっとしたざわつきです。 素敵な発見の共有? 髭のオッサン?は、どう見てもウサン臭いので、犬を連れてざわめきから離れました。 見えているのに、見えないもの。 確かに、そこに居た人の視界には、私が喚起した空があったはずです。 ですが、気が付いた人が居ませんでした。 私の写真を見て「なんでそんなに、いろんな風景に出会うの?」 と言った人がいました。出会うのではありません。見つけてしまう、目に入ってしまう。そうすると素敵モードに火が入って全開になってしまう。 そんな風景を共感したいと思う。ただ、本当にただそれだけなんです。 出雲新太(暁 兄)が、灯里に「じょうちゃんは、丘の上でも立派な水先案内人だな」と言いますが、私は別に陸も水も分けてないので・・・。 学生の時に言っていた「インタープリター」自然案内人でしょうか? 凄い!と思うと直ぐにシャッターを押していますがネ! 最後に、合成写真に見えるけれど、合成写真じゃない・・・。 そんな今日の素敵な空に!