月の泉

LA　2日目の朝


目が覚めて、外の様子が気になってパティオに出てみたら。



水、近っ！






部屋からまーーっすぐ先に島のようなものが浮いていて、アザラシが大量に寝ていました（笑）
だから一晩中声が聞こえたのかー！






子供達が見たら喜ぶだろうなーと思っていたら『今はとにかく出かける準備』と聞こえてきました。

ギュー！戻ってんのか！ホッ。




その時

『そうそ！さっさと支度しちゃいましょ〜♪　今日は大切な日よ❤️』


ギューと違う誰かが突然話し始めました。


誰！？





※えーっと、ここから、ギューとは違う名前の天使が出てきたりもするので、ごっちゃになるのでギューの本名？は　ミカエル　だと書いておきます。

私が本名で書きたくない理由は多分、
「自分ごときに天使なんて来るわけがない。天使がいるなんてこっぱずかしくて書けない」
という思いがまだまだ全く消し去れないからです。

この辺の「自分ごとき」と思ってしまう所、今後の課題の一つなんだとは思いますがそう簡単に変われるわけでもなく、今でもギューの本名を書くのはこっぱずかしい限りです。
何故か天使の名前の中で、ギューの本名だけが一番こっぱずかしいのです。。。




誰！？


ルシフェル、という名前が頭に浮かびました。
外見は全く浮かばず。

あれ？それって、なんか黒い感じの天使じゃなかったっけ？
悪い人？いや人じゃないか？
でも人の所に行ったんだっけっか？
よく知らないな・・・

しかも・・・オネエ言葉だし・・・・

天使界・・・わけわからん・・・




ギュ『グズグズするな。準備をしろ。シャワーを浴びろ。今日は忙しいぞ』

ギューがいつも通り口うるさい感じなのが嬉しい。



でも出かける支度をしながら段々と緊張してきます。

今日、太郎について何かもっと分かるのか？

どうしてロスまで来なくちゃいけなかったのか？

双子の母とか、太郎とか、そういう部分的なパズルのピースを繋ぎ合わせる大きなピースが今日見つかるかもしれない？

やばい緊張してきたーーー

怖い事あったらやだなあ・・・



その時。



『このホテルに爆弾が仕掛けられた。今すぐ逃げろ！』

ギューの声です。



え！？

うそ！！！

爆弾！！！！！？？？？？

うそでしょ！？　どうしよう！！！

てかそれだったら私だけ逃げていいのか？

みんなに知らせないと？

どうやって信じてくれるっつーんだ！？

ぎゃあああああどうしよう！！！！！！！





ル『うっそ〜〜〜ん』





・・・・まじか・・・ルシフェルさんとやら・・・

本気で腹たつ！！！！！

なにこいつ！？


ル『ほらリラックス出来たでしょお〜？』



あれ。

ほんとだ。怒ったら緊張ほぐれた。


どうしてもこの人・・いや天使か？「ルシフェル」と呼ぶ気にはなれない。違うのかもしれない。

「ルーシー」とでも呼んでおこう。




出かける準備は、鍵、財布、携帯、青い馬の人形、ポップコーン大袋。

ポップコーンが大きかったので全て空港でもらった茶色い紙袋に詰め込み、出発！

青空のカリフォルニアの道を走り始めました。




車に乗るとギューはカフェに飲み物を買いに行かせてくれて、そこで『Santa Monicaだ』と次の行き先を教えてくれました。

それが大正解。

慣れない道、慣れない車で最初は手汗運転だったので、この日いきなりギューナビだけでの行動は私には到底ムリでした。

それにカーナビを使っていると、ギューと気軽にお話ししながら運転が可能です。



運転中ルーシーは『あんたよく頑張ってここまで来たわね〜褒めてあげるわ』とか『今日は大切な日よ。心してかかるのよ』とかベラベラ喋ってましたが、私からしたら「だからあんた誰？」でした。




サンタモニカ到着〜！
到着したら急に大人しくなったルーシー。

ギューに指定されたParkingに車を入れて海へ向かいます。これをくぐって






ビーチ方面へ歩きます。
ここで一体何が起こるの！？　とドキドキで歩いてます。
お腹はギューーーーっとなりっぱなしです。







ビーチまで歩かされました。

ここ、と言われて止まり、、、座ってみました。







ここでどうすればいいんだろう？

ビーチでおばちゃんが一人、でっかい紙袋下げて座って、キョロキョロして。

これで何か起こるわけ？



周りを見渡してみました。

海、人、山、街・・・・


山で、お腹のギューーーがとても強くなりました。




あっちだ！






あの山！！






その場ですぐに携帯を出して、マップで山を見てみました。


州立公園になってる。でか！

入れる。

入れる！！

あれが目的地か！！！


興奮してきました！！！！！



そうか、あの山は、ここからじゃないと見えない。

ここのビーチまで出ないと見えない。

ホテル近辺からは見えない。

だから昨日、空港からまっすぐここに向かわせたかったんだね。

信じなくてごめん。

『そうなる事も計算済み』

と言われました（笑）




目的地が分かり、ビーチはもう用なしです。

ボードウォークにお土産屋さんが沢山あったので子供達にお土産を購入して、そのままparkingに戻ろうと思ったら・・・


珍しくギューがシャレたwレストランに入れてくれました！


おばちゃん、オサレなランチを食べちゃいましたー





ギューは頑張った後にだけ美味しい物を食べさせてくれるという事が分かってきました。

ご褒美制度ですね（笑）




満腹になり。

準備満タン。


山に向かいます。




まだ長くなりそうなので続きます。



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