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 ありが父さんの"光のネットワーク "

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2006.05.26
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カテゴリ:ありがとう
きのう5月25日の北海道新聞にありが父さんとしては是非皆さんにご紹介したい素晴らしい記事が掲載されていました。

タイトルは「ばあちゃんへ壁一面のありがとう」

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記事は多少省略し一部アレンジしてますが、内容はそのままお伝えしています。

今年3月8日の交通事故で首から下の機能がほとんど失われ、一事は危篤状態に陥った祖母(82歳)を何とか元気付けようと、ひとりの孫(23歳)が3月中旬から描き始めた絵手紙は今月中旬100枚になった。

その絵手紙にはありったけの感謝の言葉が書かれていた。

タレント志望のお孫さんは事故の知らせを聞いて東京から駆けつけた。

「何度も危篤状態に陥って・・・。何もわかんないでこのまま逝っちゃうんじゃないかと思った。」と覚悟した。
その一方で「ばあちゃんのために何かしたい。」と痛切に思った。

小学1年から高校卒業まで一緒に住み「いっぱいかわいがってもらった。」ここ数年はバイトやオーディションに明け暮れ、あまり会えずにいた。
最初はピアノを弾こうと思った。東京の音大で4年間、ピアノを専攻した。
でも病院にピアノはない。
「ばあちゃんの好きな曲を弾いてあげられない。それなら、感謝の言葉を形にして、壁いっぱいにとどめておけば・・」

病院で買ったシャープペンと便箋を使い、最初は病床で一瞬見せたばあちゃんの笑みを描いた。
「大好きなばあちゃんへ 早く元気になって またみんなで色んなとこに旅行に行こうね!」と書き添えた。

古いアルバムを引っ張り出し、絵で再現した。旅行、祭り、遊園地・・・。
思い出があふれ、ペンが止まらなくなった。
病院に泊り込んで何枚も描いた。ばあちゃんの意識がなくても毎回、目の前にかざして見せた。
「ばあちゃん、大好きだよ。伝え切れてないことが多過ぎるよ。辛くても苦しくてもね、あきらめないで。頑張ろうね。ばあちゃん。」
「ばあちゃん。お祭りに行くといつもフランクフルト買ってくれたね。まだちっちゃかったころ、フランクフルトが好きって言ったことずっと覚えてくれてたんだよね。ありがとうね。」


孫のひたむきな絵手紙は院内でも評判になり、看護師や患者が見に来るようになった。
お孫さんは言う。「日常生活では『ありがとう』『ごめんね』は言いにくい。へんな言い方だけど、お墓に向かっては言いたくなかった。生きているうちに、目が見えるうちに、耳が聞こえるうちに言いたかった。」

あばら骨を折り「自分が赤信号を見落としていなければ」と心労で押しつぶされそうになっていた運転をしていた86歳のおじいちゃんは、それを見てわんわんと泣いた。
孫の絵手紙はおじいちゃんの心も救った。

今月10日。
ばあちゃんは奇跡的に意識を取り戻した。
お孫さんが「聞こえるかーぃ」と呼びかけると、コクリとうなずいた。
「医者には当初、一ヶ月もたないと言われていたのに。なんだかすごく感動した。」

18日。
ばあちゃんは言葉も発した。
「サツマイモが食べたい。」

絵手紙が100枚に達した19日、お孫さんは東京に戻った。
「ばあちゃん。寂しくなるけど、いつでも呼んでね。すぐ帰ってくるからね。」

ありがとうの言葉や文字、そして良くなって欲しいという思いや祈りは、意識不明のおばあちゃんの意識をも生き返らせることができたのでしょうね。

素晴らしい記事を掲載してくださった北海道新聞と担当記者のかたに感謝します。

「ありがとうございます。」(^。^)/










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Last updated  2006.05.30 15:42:33
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