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2008.08.27
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カテゴリ:東北の旅
中学の教科書の中で平安京の東北支配に関してどのように記載してあるのか、帝国書院の教科書をご紹介します。

みなさん中学生にもどったつもりで読んでくださいね。

エッ、僕は小学生だよって。

あ~~そうでしたね。ありが父さんのブログは文部省推薦のスピ系小学生向けブログでしたものね。

ハイッ、それでは授業を始めます。


正直いって、高校の日本史であればアテルイの名は出てくると思いましたが、中学では出てこないのではと思っていました。

予想に反して大きく取り上げられていました。^^

ちょっと不鮮明ですがご覧ください。

教科書 東北支配

アテルイ

京都の清水寺にあるアテルイとモレの碑の写真まで載っているではありませんか。

しかも桓武天皇よりも大きなスペースで紹介されています。

坂上田村麻呂が蝦夷の信望厚いアテルイらを助命するよう願い出ていたことも書いてあります。


右下に「やってみよう」という項目があって、そこには、

○桓武天皇の「東北支配」を、天皇の立場、アテルイの立場で考えてみよう。

■坂上田村麻呂になって、アテルイを助けるための書状をつくってみよう。


ということが書いてありました。

この帝国書院の教科書で歴史を学ぶ中学生たちは、どのようなことを考え、またアテルイを助けるためにどのような書状を書いてくれるのでしょう。



アテルイは現在の岩手県水沢市を中心とする胆沢の地を本拠地としていました。

朝廷は789年52000人の軍で胆沢を侵攻したがアテルイは見事な陽動作戦により征夷大将軍紀古佐美率いる朝廷軍に壊滅的な打撃を与えました。

13年に亘る抵抗ののち、教科書に書かれているように802年、征夷大将軍坂上田村麻呂の大軍に降伏し朝廷に向かい、斬首となりました。

つい最近までは侵略者である坂上田村麻呂が英雄で、先住していた民や土地を守ろうとしたアテルイやモレたちが悪人のような捉え方をされていたとおもいます。

しかし近年になって、特に2002年の没後1200年ころからアテルイたちは脚光を浴びるようになりました。

高橋克彦の小説~「火怨」北の燿星アテルイ~は吉川英次文学賞を受賞。


 

高橋克彦氏は東北の民話や伝承、「続日本記」における記述における疑問から実はアテルイが勝利したのではと推測している。

この小説はミュージカルとしても上演されたようです。

また2002年新橋演舞場で公演された市川染五郎 (7代目)主演「アテルイ」(松竹株式会社)が有名です。

また、2002年には没後1200年を機に長編アニメーション「アテルイ」が制作されました。

こうして様々なかたちで見直され、教科書においてもアテルイたちは復権していることで、とてもとても救われた気持ちになりました。


今回の東北ツアーに出る前、東北地方は地震が頻発していました。

6月14日の岩手宮城内陸地震における影響で土砂が崩れ、復旧していない場所などもあり、、また列車も遅れがでており、訪問先の変更も想定しながらの動きでした。

岩手宮城内陸地震における公式の最大震度は6でしたが、胆沢地区では震度7を記録していたそうです。

胆沢はアテルイの故郷であり、朝廷軍を迎え撃った本拠地でした。

Yahooの地震情報では直近の50の地震が表示されますが、7月中は大半が東北地方のものでした。

先日久しぶりに情報を見ましたら、東北地方の頻度は激減していました。

だいぶ沈静化しているようです。

北海道、東北のツアーを通して自然現象とは、ただ意味もなくそれを現わしているのではないことを感じます。

北海道においては、支笏湖が近づくにつれて夕方にもかかわらず、不思議な明るさ。

二風谷での日輪。

札幌での連日の虹のアーチ。

東北においては、暴風雨の中で雲を払いのけ垣間見せてくれた十和田湖。

大雨警報がでていたにも関わらず、無事に走行できたこと。

でも、ねぶた祭りに向かう私たちに叩きつけるような雨。

お岩木山に降り注ぐ光のシャワー。

そのほかにも様々なものを見せてくれました。

地震に関しても意味があって起きているのだと思います。


私の東北ツアーのご報告は以上で終わりますが、この後、ほかのみなさんは1日目でお帰りになったしふるさんと合流して岩手、宮城をまわりました。

今夜、しふるさんからメールをいただき、3日目と4日目が素晴らしいものであったことを教えていただきました。


今回のツアーではアテルイとモレの転生の方が参加されています。

そして朝廷側の人もいるわけです。

過去においては敵対する関係にあった人たちが、今、寝食をともにして旅をし、、一緒にお風呂に入り、笑ったり、涙を流したり、ハグしたりしながら共に行動をしています。

とても素晴らしいことだとおもいます。

そしてこの旅は九州、名古屋、伊豆方面へと向かいます。


いつか訪れる いい日のために


いつもありがとうございます。

すべての流れに感謝しますきらきらきらきら








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Last updated  2008.08.28 03:00:31



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