「ジョーのこころの縹渺(ひょうびょう)」

2012/03/10(土)07:50

人との出会いとお導き

イスラエルライフ(1117)

人との出会いとお導き.... 今日、フロレンティンという街にナッツ類やお米、ドライフルーツ、お茶等を買いに行きました。 行く理由は、テルアビブ付近では安いからという主夫っぽい単純な理由です。 妻が運転する車で向かうこともあり、愛犬たちも連れていきました。 妻がよく買うというナッツなどが置いてあるお店に差しかかったところでした。 「この犬って、何年か前に私が見つけた犬に似ている気がするわ」 ふとそんなような意味合いのヘブライ語が聞こえてきたので、思わずそちらを振り返り、立ち止まりました。 私が、散歩紐を持っていたのは息子のジンちゃんであったので、人違いであろうなと思い、私が通り過ぎようとした時でした。 後ろから、ジーナと共に歩いてきた妻がその後婦人の元に駆け寄り二言三言話したと思ったら、抱き合って喜びあっています。 妻の話によりますと、数年前に妻がジーナを連れてヤッフォという港町に出かけた際に、車にジーナをのせ忘れて走り出してしまい、ジーナが迷子になってしまった事があったのです。 私も覚えておりますが、「どうしよう!?ジーナが見つからないの」という電話に、理由が理由なので私も少し感情的になってしまったのでした。 なんと、その時にジーナを見つけてくださった御婦人だったのです。 そして、ここからが可笑しくて私も笑ってしまったのですが、その御婦人は当時の不妊手術を受けていない妊娠前のジーナを覚えており、今の少し年老いてしまい太って丸太のようになってしまったジーナでは、当時の記憶が蘇らないはずであったのですが、息子ジンちゃんを見たことにより、「こんな感じの犬を以前見つけたことがあるのよね」と、記憶を取り戻せたようなのです。 妻がその経緯を説明し始める前に、妻にその方がジーナを見て、「この犬じゃないわ。だってもっと体型がスリムでとても美しい犬だったんですから」と言ったそうです(笑)。 これはもう、ジーナもダイエットさせた方が良いということでしょうかね。 妊娠前と確かに見た目が全く異なるんです。 今のジーナも可愛いのですが、見た目は地を這う海豹のように見えるのですから。 人の記憶やイメージとは、インスピレーションに繋がっているので、正確な特徴などは訓練などを積んでいない限りは、時間とともに曖昧になってしまうものなのかもしれません。 ということは、大勢会った方々の中の一人くらいは、私のことを格好が良かっただとか、好青年であっただと記憶されている方も、いらっしゃるかもしれませんね(笑)。 願望だけが突き進むのは、中年の証ですな! 今日もよろしくお願いいたします。

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