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カテゴリ:つぶやき
年輩の男性が、
息子はそばにいた小学生の頭を自分のリュックで守り、 自分は後頭部に噴石を受けて亡くなったと 涙ながらに語っていた。 自分の身を捨てて、弱いものを守った崇高な行動だ。 その父にとって、息子の行動は誇りであり、救いになっただろう。 見ている私も胸打たれて目頭が熱くなった。 特攻で死んだ人々をこれと同じように語る人がいるのだけれど、 私はそれは少し違うと考えている。 とっさに自分を犠牲にして他人を救う行動は素晴らしいと思う。 が、すべての人々がそれをできるわけじゃない。 平時に出来るか訊かれて、出来ると即答する人を私は信じない。 真面目に考えれば、答えられないか、できないと言うかだろう。 それだけの特別なことを 特攻を考えた奴らは 青年たちに強いたのだ。 特攻で劣勢をすべて覆して戦争に勝てると 信じて死んだのなら、それは狂信だ。 信じられずにそれでも死んだのなら、そんな残酷なことがあるか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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