カテゴリ:旅の話
午後3時にポカラ着。 都会から田舎(ポカラはまだまだ観光地だが)に来るといつも思う。 1次産業中心の街は、目に優しい。 人の笑顔が、緑が、風が、牛の後姿が。 中学の時、社会の先生が言ってた 「農業を大事にしない国は滅びる」 という言葉が頭をよぎった。 この街は、ゆっくりと確実にこれからも繁栄して行くのかな。 この街では、俺が想像する犬や牛の考える事すらも優しい。 カトマンズの犬や牛よりもずっと。 思うに、人が言葉を持たないモノに心を託す時、 想像により創造されるその言葉は、その土地の風の色に起因することが多い。 今日の風は非常に優しいから、 犬は、牛は、湖は、太陽は、非常に優しい言葉を持つ。 木陰で休憩するおっちゃんの心の中ですら、 俺の脳内では浄化されて前向きな意味を持つ。 平和とか幸せとか豊かさとか、そういうのまだよくわかんないけど、 具体的な何かを追うんじゃなくて、 こういう風を作れるかにかかってると思う。 そして、 そういう風を逃さず感受できる自分でありたいと願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月28日 22時30分28秒
コメント(0) | コメントを書く |
|