不運を口にする時
ここ2,3日不運だ。スロットをしていて、賢く立ち回っているつもりが、理論上の機械割が100%を超えているのに勝てない。無策で適当にやってるおっさんの方が、出している。もちろん負ける日もあって勝つ日もあって、アベレージで勝てればよいのだから、一日単位で一喜一憂しないようにしている。長いスパンで見れば圧勝なのだから。でも、さすがに3日続けて負けると、不運という言葉を使いたくなる。その分いつか幸運が来ると信じないと、辛くなる。自信の喪失は無い。今までの実績と、確固たる情報量が俺にはあるから。しかしだ、流れなんて無いと否定した所で、理論上勝てると確信があったって、口にしたくなることもある。「この不運.....」つまりこの理不尽さも、焦燥も苛立ちも。全部超えた向こう側に初めて、定石って奴がいる。定石を口にする時、不運だの流れだのという言葉は、固く閉ざして、地味に頑張らねばならない。それに耐えられず、不運を口にしてしまうなら、もうスロットで稼ごうとは思えない。と言ってみた。無神論者の言い訳は、的を得ているようで、しかし、現実は見えない何かによって動く。俺は敢えてこの言葉を口にしなければならない。今日の負けは理論の破綻を意味しないことを確認するために。「しかし、この不運.....ちっ、ついてないぜ。」