【亜】arisa no nonsense♀

2009/04/12(日)03:00

【画像:アーティスティックな感性を刺激しに行く日】

Art&Design-アート&デザイン(88)

UKでart studentしてた時は、頻繁に美術館、ギャラリー、博物館巡りをしていたというか、 それが課せられたタスクだったというのもあるけど、CambridgeといいLondonといい、 そういうのが身近にある環境だったし、自分も毎日朝から晩まで仕事があるわけでもなく、 学校に週2日行くか行かないかのプラプラした自由奔放な日々(てかはっきり言ってメチャクチャな野放し状態だが。)だった、懐かしい。 日本に来たのが2002年。UKの前に日本に居た頃なんて豊橋に住んでるだけで、小学生の時に近所の豊橋市美術博物館の玄関がローラースケートし易いツルツルな所だったから遊んでたついでに、そのまま美術館の中に入ってったりしてたぐらいだよ、笑。懐かしいなコレも。何か地域のジイサンバアサンの習字みたいなのとか、なんか子供的には魅力を感じんモノばっかだった記憶がある。 UKでアートをやりだして、自分で創り出して、それを展示したり、売ったりもして、自分が全て中心、別に余り積極的に色々見ようという気持ちもなかったし、歴史とかも興味なかったし、【表現】ってコトにも興味が無く、自分とアートの関係って、これといって【表現】というつもりは無く、なんか創れるから創ってみた、別に悪くない、依頼が来るからそのためにお客様のご希望に添えるようなものを創るとか、な~んか、こう特別構えるものでもなく、気が向いた時にやるみたいなノリ。 でも、最近、特に今年のワタシは何かこう【変わりたい、研ぎ澄ましたい、成長したい願望】があるんだな、もっと内面を充実させたいって。もっと世界を見なきゃ、色々な世界を、って。 色んな分野。 全体を知って部分を知る、部分を知って全体を知る。色んなコトがリンクするこの世の中、色々なコトを知るコトは悪くないと思う。もう子供じゃないし、教育に悪いとかそういうのはもう無い年齢だ。 今年は手帳を変えた。 大きめのもので、右側ページはフリーページになっている。 そこにチラシでも雑誌でも気になった写真、イベント、なんでも切り取れるものは切って貼っておくようにしてる。感じたコトも、ひとことでも書くようにしてる。世の中がどんどんデジタル化してく中、どんどんアナログ懐古主義みたいになってるワタシ。勿論デジタルも活用しつつ、アナログも。 チョットしたコトでも書き留めておきたい。やっぱり昔、超詳細な日記を長年つけていただけあって、その素質はまだ残ってる。記録好きが楽天に移行したけど、やっぱり紙媒体でも欲しいしね。何か。 ずっと前から、今日始まった名古屋市美術館の【だまし絵展】に行こうと思ってたんだけど、なんせ日本国内で美術館や博物館なんてほっとんど行かないもんだから、場所を知らない。 すっかり思い込みで場所を間違えて、愛知県美術館へ行ってしまった、笑。 ま、だまし絵は6月までやってるし、とりあえず愛知県美術館もなんか楽しそうだったから、そのまま行くコトにした。 【アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―】というもの。 とても良い機会だと思った。世間では中国って本当に嫌われ者の国の代名詞みたいになっちゃってる。北朝鮮と並ぶぐらい。彼らの民族性も、自分自身2年前に上海だけだけど訪問したり、あとUK時代のチャイニーズコミュニティの印象から、すごく厚かましいたくましいガサツで、生き残りのために平気で嘘をつけるような集団、みたいなイメージは確かにある。 だけど同時に、どこの国でもそうだけど、そうじゃない人達、政治や教育に携わってる人達が居て、それのアート分野の人達も居るわけで。 どうも中国ってダサいイメージが先行するが、そうじゃない人達、世界で活躍してるデザイナーだって沢山居るわけで。 だから、普段見る機会の少ない中国のそういう側面も見てみたかったし。結果、結構満足。もうね、最近、映画もそう。そういうものを観る為に、いちいち1,000円以上出す価値なんて・・・タダならいいけど?って考えだったけど昔は。でも、ちゃんとある程度の代金を支払って、こういう【文化的刺激】を享受しにいくっていう感覚が芽生えたんだなぁ、最近。 最初びっくりしたね。 車椅子に乗ったアラブの石油王みたいなのとか、ユダヤ人みたいなのとか、全員老人男性なんだけど車椅子で一箇所に固まって、ウロウロしてて、【うわぁあああああああ!!!何、この人達!?なんかの観光?いや、国際会議?何々?何の集まり??】ってむちゃドキドキしてたら、それもこのアヴァンギャルド・チャイナの作品だった!!!!installation art.蝋人形ですごくうまく出来てて。でも、スゴイ。。。この人超斬新。 放心状態になったような老人は蝋人形の様に動かないもんね。で、うなだれて。でも車椅子だけがソロソロと動く。。。いやぁ、スゴイ。。。超リアルだった。。。スゴイなぁ。もうその発想に脱帽。 他の作品も、普段自分が抱いている中国へのイメージとは重ならない、斬新でリスペクトできる、刺激的なもの沢山。ほんとにこの人変態、イッチャッてる。。。って思うのもあったけど。 チラシのデザインにもなってる、会社の社員が全員【犬】に見たてられた8分間ほどのビデオも、あれはナイスワンだったなぁ。中国人、とか余り人種や国籍は関係ないと思うなぁ、ああいうのは。面白かった。 てか、こういうの紹介する時、アーティストの名前紹介しろよってカンジかもだけど、余り興味ないんだよなこれがまだ。。。笑。そこまでは。 でも、単調な日々を否定したいワタシとしては、 美術館にわざわざ足を運びましたよ、という自己満足もあるんだよな。それがどこでどこまでワタシの潜在意識に働きかけていて、それがいつどのタイミングでまた将来役に立つか予測不可能だけど、自分の脳内に種を蒔いておきます。 それが必ずしも、受精卵みたいにならなくても、そのまま使われない卵で排泄されてても、ま、いいじゃないの。 向上心は色んな方面で保ってたい。とにかくこんなに普段が怠慢な自分だから。 日々成長。ゆっくりでも。前進。何か良いコトを。

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