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カテゴリ:おもひでばなし
母校のコミュみてて、ふと思い出した。 あれは高校2年生のときのハナシ。 私はあるジミーな文化部に所属していました。 ある日、部活に参加するため 放課後部室に向かいました。 部室といっても、ある教室なんですけどね。 人の少なくなった廊下をパタパタと走り 部室を覗き込みました。 教室の中には、先輩が一人。 窓をあけて、外を眺めていました。 外は夕暮れ・・・。 薄茜色の光が教室全体を包んでいて それはなんだか、とても神聖なもののように見えました。 先輩は。 腰近くまで伸ばした黒髪を サラサラと風になびかせて。 夕暮れの街を見つめていました。 頬杖をついて・・。 その風景はまるで、かの名曲「初恋」の歌詞のよう。 ♪放課後の校庭を 走る君がいた ♪遠くで僕は いつでも 君を想ってた ♪浅い夢だから ♪胸を離れない・・・・ **(うろ覚え)** 少し近づくと、かすかに聞こえる先輩の声。 先輩はどうやら、何か口ずさんでいるみたいで。 好奇心にかられた私は。 足音を忍ばせて、さらに先輩へと背後から近づいて 先輩の歌声に耳を澄ませました。 聞こえてきたのは。。。。 「♪戸締り用心、火のよーじん♪」 えええええっー? その歌?! なんだろう。 このシチュエーションでその選曲。 なんだか聞いちゃいけない気がして そのままそっと教室を出ました。。。。 どうでもいい思い出のひとつです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
「あっ、あの歌と同じ。
このシーン、過去にこんな事もあったなぁ~なんて思い出すのかしら」 なんて思ってるariさんのハートをある意味鷲づかみにして振り回し、 絶対に忘れない思い出にする、スゲ~呪文。 ソレが「火の用心」 まっ、大事だけどさ、用心するに越した事ないよ。 だけど何で今?? 不思議な先輩だ・・・。 (2008.02.05 18:45:18)
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