湖南の赤。以前ニッキでも触れましたが、湖南の象徴は「赤」であり、革命の血が染み込んだ土は「赤」であって、湖南料理に不可欠なラージャオ(トウガラシ)も、勿論「赤」なわけですが、これが尋常じゃない。こいつらの舌はどうなんってんだ、って位、強烈に赤い。そして期待にそれず猛烈に辛い。湖南料理にラージャオが不可欠なのは分かるが、例えば「広式菜(広州風味の料理)」と書かれた店でさえ、出てくるのはマッカに染められた料理。「蘭州ラーメン」と書かれた看板で、新疆の帽子をかぶった小僧が持ってくるものはやっぱりマッカなラーメン。![]() ←この女性が食べてるものが一体何なのか、想像できるでしょうか。 これはですね、間違いなくスァンラーフン(一般的にすっぱくって、ちょっと辛いスープの麺。)なんですよ!!!!! 普通のスァンラーフンって、すっぱさ6、カラさ4くらい。 もしくは、すっぱさ7、カラさ3くらいなもんですが、 湖南のは違います。 すっぱさ0.5、カラさ9.5!!!! 最初から「辛い」と知っていればダイジョウブですが、 「なんか普通のよりチョット赤いけど、まあスァンラーフンだし(スァン→すっぱい。ラー→辛い。という意味)ダイジョウブだろ」 と思って食べると、 噴出します。 心構えをもって食べても、 むせます。 ![]() ←次に見ていただきたいのが、この映像です。 これは学区近くにある串あげ屋台なんですが 店の兄ちゃんの手元にある、ペースト状のものに注目していただきたい。 コレ、ラージャオ(トウガラシ)なんです。 串揚げしたものに、これでもかって位、塗りたくるためにあるシロモノです。 ![]() これが、現物。小桜色をしていたエビが、ラージャオまみれになり、本来の色を失っております。 「辛いのいらない」 といっても、この人達は何故か 「少しだけ、少しだけなら・・・」 と言って、ちょっとでも塗ろうとします。 ナゼだ。 これは↓近所のブッカケ定職屋さんの映像です。ちなみにこれはチンジャオロースです。 ![]() はじめ、これが出てきたときは 「あっ、赤い!」 と思ったのですが どっこい。 コレ、ミドリの方が辛い! 赤くないと油断した。 決して湖南料理が不味いわけではないんです。 ラージャオが不可欠な湖南料理は、辛味の中にもウマミがあり、うまい。 舌を刺激するだけのものではなく、 うまいんだよぅー!!!! しかし何故安い店はああなのだ!! 辛いだけ辛くして、こちらの気持はお構いナシかー! それでも、こりずに今日はアチラ、明日はアチラの店に入ってみるワタシ・・・。 ジャンル別一覧
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