イー：湖南に未練は無いが。

中国に来る前から、「ココに行きたい」と思ってた場所が三箇所。
チベット。
モンゴル。
シルクロード。

中国で生活をはじめてマダ三ヶ月、まさかこんな早い時期に、このうちの一つにいけるなんて、全然考えてなかった。
「行くか～」
という話がでて、あれよあれよのマにもうシュッパツ前日。

南方航空に乗って長沙の空港からウルムチまで、四時間チョイ。
上海から新千歳空港に行くより長いです。

三時に宿舎シュッパツ、飛行場に着いたのが四時前。

ここで、今回の旅を一週間ずっと一緒にいるはめになる、湖南省ロウティの人たちと対面。
英語まじりのロウティ訛りを話すオヤジ。
兎に角酒を飲む共産党員のオッチャン。
文句で始まり文句で終わるマシンガン的なオバサン。
あとは、熟年カップルというかんじのカップル。
（４０歳くらい）
前者三人がヒトカタマリ、後者カップルが二人、そして私たち三人の計八人。この前者三人、特にオヤジとオバサン二人は、ドつき漫才夫婦か、ってくらい激しい。
彼らにとっつかまり、物凄い勢いで話されるが、キツイ訛りの為五分の一くらいしか聞き取れない。話がヒートアップしてくると、これにスピードが加わり、もう、理解不可能！！！「何いってんのかわかんねぇ！」という気持よりも、最終的には彼らの話す勢いに押され「マジで怖い！！」という気持が勝った。
（でもこの時点では、ただ乗る飛行機が一緒な人たちとしか思ってなかったから、かなり適当に答えていた。これが一週間も続くとは・・・・。）

なんだかんだ言いながら、なんとか無事飛行機に乗ってシュッパツ。
機内食のフタに「清真」（※イスラム系のゴハン）の文字を見つけ、早速小躍りするワタシ。
羊肉の国が確実に近づいてきている！！！
（シカシ、おやつにレーズンを出しやがった。クソ。）

飛行機の中から、下に雪山などが見えて、また大興奮。
アレは万年雪かなんか。

飛行機から見えるニジ色の大気圏（？ホントか？）
飛行機には何回も乗ったことあるけれど
地平線がニジに見えて、まるくかこまれているように思えるのです。