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タカエフ

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2005.02.16
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カテゴリ:本&テレビ&映画
最近気付いたが、マスカラは下まつげから塗るといい。
(最近なんだ…気付いたの…とか言っちゃイヤ)


『天璋院篤姫』(宮尾登美子/著)読み終わりました。
面白かった………!
上巻は、薩摩・島津家の分家に生まれた篤姫が、島津本家(斉彬公)の養女となり、その養父から将軍継嗣問題に関する指令を携えて13代将軍将軍に輿入れし、大奥の実権を握るまでの、いわばシンデレラストーリー。
下巻は、家定が死に、自分は養父斉彬に政争の駒として扱われていただけだと気付いた篤姫が、強い自我に目覚めて、時代の流れに敢然と立ち向かっていく、戦う女(たち)のお話。
後記対談で作者の宮尾さん自身おっしゃってますが、江戸城の奥深く、女ばかりの大奥のなかにいる主人公らは、時世の流れなどが正確にはわかっていないんですよね。
現代人のわたしたちは、もう明治維新の流れをあらかた知っていて読んでますから、篤姫の信念としている「攘夷」「徳川宗家の復興」や、「13代・14代将軍暗殺説」それも「慶喜公黒幕説」なんかは、それはナイ! ってわかってます。
でも、そんな時勢の読めていない(それはひとえに彼女が情報を持ち得ないからですが)篤姫を、イタい人にならないよう(笑)、むしろこんなに格好良く描いた宮尾さんってスゲー! と思いました。
もう、ホントにかっこいいんです。瀧山(ドラマ「大奥」では浅野ゆう子)もメロメロです(笑)。
晩年、大奥時代にさんざん対立しまくった和宮と、仲良く過ごしている様子がとても微笑ましいです。
逆に、一生涯嫌われ続けた慶喜公、かわいそうにな、アハハ(笑)。
ドラマよりもずっとシビアで、毒殺の嫌疑とか苛めとか実成院の乱行とか(笑)がなくても、ずっとコワイお話でもありました。人間の思い込みがね。


今は『流離の譜』(滝口康彦/著)を読んでます。
幕府老中・小笠原長行が主役の小説なんですが、すっげー萌え本です。ヤバイこれ。ヤバイ。
長行さまがかわいくて大野又七郎(右仲)(新選組に一時期在籍)がかっこいいです。萌え。
しょっちゅう妹に向かって音読してます私。イタター。
てか、これ中古で買ったんですけど、父も持ってたらしい。失敗した。(笑)
今まで、おっさん×少女カップリングって嫌いだったんですが(碇ゲンドウ×綾波レイみたいのね)、これ読んでたらアリかな~って思っちゃった。美和タンが健気でなー。
つーかたぶん、この長行さまが受々しすぎるんだ(笑)。17歳の満寿姫にいいようにされてますよ。大丈夫か。



ところでわたくし気になってることがございまして。
こないだ、『燃えよ剣』をちょろりと読み返してたら、大鳥さんが鉛筆片手に地図とにらめっこしてる場面があったんです。(ていうか、鉛筆で地図をペシペシ叩きながら土方さんに文句言ってた。行儀悪い。)
鉛筆…使ってたのかな?
こちら(社団法人東京文具工業連盟)によると、日本に鉛筆が普及したのは、明治20年ごろとのことです。
でも、伊達政宗の遺品として鉛筆が出てきて、さらに平賀源内が「オランダから輸入されてくる」って言ってたらしいから、蘭学塾にいた人が使っててもなんらおかしくはない…よね?
たしかに、いちいち墨すって筆書きなんて、公式文書以外には面倒ですよねー。「矢立」ってどういう構造だったのかな? 携帯用筆記具、とのことですが。鉛筆より便利とは思えない。
ああ~どっかで鉛筆書きの史料見た気がするんだよな! 霊山歴史館だったかなー適塾かなー。
確認しに行ってみよ。どっちにしてもすぐ行けるし。(うち、いい立地だなあ。)

それにしても、鉛筆の、今現在とまったく変わらない構造には驚き(笑)。それだけ昔から完成度の高い製品だったんだ。
ちなみにシャーペンの芯はプラスチックを混ぜてあるから、鉛筆の芯よりも硬いんだそーです。(*・∀・)つ〃∩ ヘェー





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最終更新日  2005.02.17 12:29:50
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