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カテゴリ:ミーハーれきしトーク
新選組ファンの方の、こんな記事を発見してしまうと、もういてもたってもいられません。
大鳥圭介・スーダラ男に骨はある! (東京エゴイスト様) 大鳥圭介祭・とりあえず、これで打ち止め (白牡丹のつぶやき様) ビバ続編………!! なんか、ちょっとしたブームみたいですよ、大鳥さん(笑)。「組!」ファンの方のブログ界で。 東京エゴイスト様の、「大鳥だけが「死ぬのはいつでもできる」と言い切った。この場で榎本以下旧幕府軍の誰よりもタフで気骨があったのは間違いなく大鳥で、彼が背中を押したことで皆を救ったのだ。」との文章には、「そうそうそーなの!!」と画面の前で思わずヘッドバンギングです。 わー、ホントに言って欲しい、土方さん、その台詞。ヤマコーのニヤリ笑いで(笑)。(リンク先で確認して下され!) 事実はどうあれ(ホラ、『南柯紀行』、土方さん登場率めっちゃ少ないし…笑)、『大鳥圭介-土方歳三との出会いと別れ-』で描かれてるような、武家出身ではないという共通点によって互いにある種のシンパシーを感じる2人、という設定は、もっと小説などで描かれてもいいのになーと思ってます。 大河続編ではそれをちょびっと期待してたんですがね。 なんせ枠が90分だし(爆)、大鳥の出番なんかたいしてないかあってもサラリと表面だけかすめた単純な人物像なんだろな~と思いますが(いや三谷だから既成のイヤミインテリヘタレ大鳥は踏襲しないと思いますが)、こーやって続編に備えて大鳥について調べ直す方がたくさんいらっしゃるのはすごく嬉しい☆ 白牡丹のつぶやき様も、新選組や幕末の歴史について本当に良く調べていらっしゃるブログさんです。なんと大鳥祭りを3回にわたって開催してくださってます! それにしても、皆さんちゃんと小説などの2次創作の影響を除けて捉えてらして、すごいなあと思います。 わたしももうさすがにそういう影響も少なくなりましたが(あ、もっともわたしは大鳥を始めて意識したのって、小説『武揚伝』なので、最初から印象良かったんですが・笑)、まだ伊庭八郎だとか沖田総司だとかは小説・マンガのキャラの域を出ていません。 まあ、沖田あたりは資料も少ないので、勘弁して下さい(笑)。 あくまで皆さん新選組ファンの目で見た大鳥なので、大鳥ファンからすると物足りないところもあるんですけどね。(ワガママ) わたし自身、大鳥さんにハマって間もないんで、まだいろいろ勉強せなあきませんな。がんばります。 (こないだ土方北征をつらつら書けたのは、土方は研究書は多かれども元資料がスゴク少ないからであって、大鳥は分野が広くて資料がやたらめったら多いので下手に手を出せず怯んでおります…。とりあえずは戊辰期を頑張って追いたいな。) いやーしかし顔がニヤける。ウフフー。 ついでに、せっかく東京エゴイスト様が褒めて下さっているので、前にI潮様がコピーして下さった「老雄懐叢談」の中から、圭介じいちゃんが五稜郭降伏時を振り返って語っている部分を抜き出してみます。(一部現代仮名遣いに直します) 「それから五稜郭内には降伏か決戦かについて大議論が始まった、当時我輩は一室内の押入に閉篭って前後不覚に熟睡しているとある一士官が我輩を揺起して閣下只今大問題が起っております、一時も早くお出で下さいと云うので目を擦りながら会議室に至ると榎本を始め荒井、松平など十数人が額をあつめて評議中である、そうしていづれの面々もことごとく硬論を主張し今日の場合城を枕に討死するの外はない、いたづらに降人となって一生をおわるは幕末の最後を汚す不忠不義の者であると頑張っている、そこで一同は我輩を顧みて大鳥の意見はどうだと云うから我輩はここに考慮すべきことがある、それは我敵は朝廷にあらずして薩長であるからもし薩長に降るとすればこれ断じて不可とせねばならぬが朝廷の大命にしたがうとならばこれは降伏ではなくむしろ臣民として当然のことである、ゆえに今回の降伏にして朝廷に対したてまつるものとせば我輩はむしろ降説を採るものだと言切ったが議論百出容易に決せぬ、そこで榎本の云うには自分が一人全責任を帯びて割腹するから諸君は宜しく官軍に降ってくれよと云う、しかし共にともに朝敵の汚名を受けた以上榎本一人を見殺しにするわけにゆかぬのは勿論だからとにかく朝まで熟考することとなった、翌朝の会議は如何と云うに衆皆我輩の説に賛成して薩長に降るは恥辱であるが朝命に帰順するはいささかの恥辱にあらず、将軍家が既に恭順の意を表せられて居る今日兎も角も官軍の勧告を容れて降伏しようと云うに一決し兵器、弾薬はもとより五稜郭の要塞を官軍に引渡して我等一同は江戸へ護送せられた、思えば四十年前の夢で当時の壮夫も今や鬢髪ことごとく雪の如しぢゃ」 「ぢゃ」がかわいい…!(そこかい!) っていうか押し入れで熟睡、ってのも、あーそりゃ徹夜続き戦続きだったもんなあ千代ヶ岱にも出陣してたしなあなんて不憫に思う以前にその絵面を想像して笑ってしまいます。 押し入れにスッポリ収まるサイズ…!!(笑) かわいい!! 「目を擦りながら」ですよ? 皆が悲壮感溢れる決意固めてる会議室に。(起こしに来た士官は本多さん希望) んで、たぶんまだ半寝惚けのままで「ここはひとつ降伏としゃれ込もうぢゃないか」ですよ? (↑ この台詞、わたしは加茂儀一氏の榎本本で見たんですけど、出展なんだったかな~。それこそ洒落た台詞ですよね) 皆の戦意が殺がれたのは、官軍からの酒と鮪の差し入れのせいだ、なんて言いますけど。 きっと、酒と鮪と寝惚け顔の大鳥だった、に違いない。(笑) (ああ…せっかく東京エゴイスト様が褒めて下さったのに…!) ところで『南柯紀行』でもこの「老雄懐叢談」でも、榎本の切腹未遂については触れられていないんですよね。 なので、実際は大鳥はその場面には居合わせなかったのかもなーと思ってます。 押入れで二度寝とかしてて(笑)。 こないだ描いたマンガでは、その場面で「降伏しよう」って言わせましたけど。絵になるから。 (いいんですよ2次創作は、ある程度の捏造は。笑) そうそう、こないだ名古屋で遊んだときに、M子さんとトリ話になりまして。 わたし「『南柯紀行』に全然名前が出て来ないってことは、大鳥さんは土方さんに興味なかったんですよ」 M子さん「そんなことないよ」 わたし「だって大鳥さん好きな人のことはすごい褒めるもん(『南柯紀行』内では山川とか)」 M子さん「土方さんには思い入れが強すぎて却って何も書けなかったんだよ★」 M子さん、ヲタクじゃないのに、何ヲタクみたいなこと言ってんですかー!(笑) まあ、M子さんは冗談交じりで言ってましたが、新選組(オンリー)ファンは本気でそんなふうに思ってる人が多そうで怖いです(笑)。いろいろネットとかで見ると。 あ、(オンリー)とつけたのは、新選組好きだけど幕末の人たちは敵味方問わずいっぱい好き! って人もいるからです。そういう人はいろんな視点から見てるんで、大丈夫かなと。 新選組(オンリー)ファン(プラスしてせいぜい会津あたりまで)の人は、薩長をマジ嫌いしてて、そっちもそれなりに好きなわたしは大変です。言葉に気を使…ってもないか。平気で聞多&俊輔(二個イチ)カワイーっちゃだの大久保さぁはなしてあんな受け受けしいんでごわそかだの言ってイヤーな顔されてるか(笑)。 榎本や大鳥の生涯において、土方との関わりはほんのごくごく一部にすぎません。 なので、土方ファンの人(プロの作家さんも含めて)の語る、「土方の上司(orライバル?)としてだけの大鳥」には、やっぱ違和感があります。大鳥の中で良かれ悪かれ土方がすごく大きな存在を占めてる、みたいな書き方されるとね。(例:『歳三往きてまた』の5/11の出陣シーンみたいなの) 榎本は土方のこと気に入ってたようですが、大鳥はどーだろ? って。 わたしも今んとこ戊辰戦争時の大鳥が好きで、そのへんでウロウロしてるから、自然と土方との関係は気にはなるんだけど。 でも、これも現代の新選組研究家やら小説家の人たちにどーにもナメられがち・嫌われがちなことへの、反動なのかも知れません(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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