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2005.08.30
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カテゴリ:プチ旅行記
日曜日、行ってきましたハイキング。
同行者は会社の後輩・ミッキー(仮名)。
朝10:30、JR大津駅からスタートでっす。
琵琶湖を右手に眺めつつ三井寺駅まで歩き、琵琶湖疎水のスタート地点へ。
ちなみに今回の写真は全部ミッキーが撮ってくれました。イエイ!(私の携帯はメモリがそろそろいっぱいなので)(てゆっか今時メモリカードのついてない携帯って…)
ミッキーは歴史好きっ子ではありませんが、大学で生物学をやってたので動植物好きっ子です。
歩いてる最中も、いろんな種類の蝶をみつけては「あ~アミ持ってくれば良かった!」言うてました。
掴まえるのはいいけど、大阪まで持って帰るんか?(笑)

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上は今回歩いたルート(てきとー)。下は、左・疎水取水口付近、右・第一疎水第1トンネル東口(大津側)水門。

疎水沿いに少し歩くと、疎水はトンネルに入っていってしまいます。
長等山トンネル、なんと2,436mもあるそーです。当時(明治10年代)の土木工事は、外国人技師に頼らざるを得ない状況だったのですが、ここは全て日本人の手で掘られました。
トンネルには水門がついてて、形も立派。かかっている碑は、伊藤博文の書です。
徒歩の我々は、三井寺の横を通って小関峠へ。
道がわからん、と懸念していた小関越えですが、ありがたいことに大津市はいたるところに地図の書かれた看板を設置してくれてて(それもちょうど私らが心細くなった頃に設置してある)、助かりましたv
ホントはあまり舗装されてない山道もあるらしいんですが…そしてそっちのほうが、朔郎くん気分を味わいたいわたしも動植物観察を楽しみたいミッキーも気になったんですが、出発して早々に迷子ってのも怖かったので(2人とも方向オンチ・笑)、素直に舗装された道から行きました。
下山の途中でアスファルトの道路から分かれて、プチ山道歩きましたけど。ほんの短い距離でした。
トンネル工事の際につくった竪穴があったらしいんだけど、場所がわかんなかったー。

そーいや、ミッキーは大阪中心部で育った都会っ子なので、子供時代にクワガタやらザリガニやら捕まえたりしなかったらしい。
カブトムシはデパートで買うもんだと思ってたらしい!
えー…千葉に住んでたころ通ってた小学校、裏がクヌギ林だったから何でもいたよ。
わたし田舎っ子?
(わたしはヘタレだったんで、オタマくらいしか掴まえらんなかったけど。そんで大事に育ててたのに、妹さんに3匹殺されちゃったんだ。「きれいにしたげる!」って洗剤入れられて。1匹しかカエルにならなかったんだ…泣)

山を降りてしばらく歩くと、疎水に再会します。トンネル出口の碑は、山県有朋の書だったらしい。遠くて見えんかった。
そのままずっと山科のあたりまで疎水沿いに散策コースになっています。
途中の公園で、大津で買っておいたコンビニ弁当でお昼ごはん。
疎水は小さな山(第1疏水第2トンネル)をくぐります。わたしらは山を迂回。トンネルの入り口から出口が見えるほどの短い距離なのに、大回りして歩かねばなりません。「船ですいーってトンネルくぐりたい…」とぼやく2人。
ちなみに入り口の碑は井上馨の書、出口側は西郷従道だそうです。
西郷碑のある出口は、ちょっと変わった形でとてもステキv そしてすぐ横まで行けます!
2人して明治の仕事をベタベタ触りまくってきた(笑)。

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左から順に、山県碑のあるトンネル出口、馨碑入り口、西郷碑出口。

疎水沿いにしばらく歩きます。途中、青鷺や鯉や猫に話しかけてみたり、自然を愛でつつ。
あ、疎水の下を普通の川が流れてる箇所なんかもありました! 水道橋になってるんですね。凄い。
最後のトンネル、第1疏水第3トンネル(ここの碑は松方正義)に疎水が吸い込まれてゆき、さて我々はどうしよう…と思ってたら、近くでお昼ごはんを食べてた、地質調査っぽいオジサマたちが
「あかんで、山越えたら! 今サルの集団出るから!」「いや、平気やろ、歩いて20分くらいやし」「あかんて! サル怖いねんで! 先生(リーダー格っぽいオジサマ)からも言うたって」「うん、危ないから国道にいったん降り。右にまっすぐ行ったら蹴上に着くから」「山、歩いたら20分くらいやし(ボケ1)」「アカンてこのオッサンの言うこと聞いたら! な、先生!(ツッコミ)」「うん、国道にいったん降り。右にまっすぐ行ったら蹴上に着くから(ボケ2)(天然)」
………と、トリオ漫才、じゃなかった、アドバイスをしてくれたので、国道に降りました(笑)。
サルは危ないからねマジで! (ミッキーはちょっと山越えしたそうだったが・笑)
あとで聞いたとこによると、ここの山かなり急峻だったらしいです。うお良かった先生の言うこと聞いといて。
『京都インクライン物語』で、朔郎くんが荷物を積んだ牛車を手伝ってあげたのが、この山かな。

山を出て国道をしばらく歩いていくと、蹴上駅が見えてきました。もう私の庭です(えっ)。
左手には、蹴上の浄水場。現役です。ツツジの季節には敷地内が一般公開されるらしい。見にいこうかな、桃源郷(笑)。
琵琶湖疎水記念館寄りにあるよく似た赤煉瓦の建物は、第2期発電所で、現在は使われてません。なんかオバケ出そう…窓割れてるし…。
ねじりまんぼ(煉瓦をねじって積んであります。まんぼはトンネルの意味らしい。何語?)のとこから、インクラインの発着所に登ります。
当時の状態で保存されてる船や、田辺朔郎博士像、顕彰碑などを見て、ミ「22歳って私より年下だよ…」私「疎水が完成したのが28歳のときって、それでも私より年下なんスけど…」と、2人してションボリ(何故)。
そのままインクライン沿いに疎水記念館まで行くか、疎水分水沿いに南禅寺に行くか、ミッキーにどうする? って聞いたら、「このまま疎水についてくー」というので、南禅寺方面へ。
「ほとんどの水は浄水場に行ったけど、これは銀閣寺方面に流れてく分水なの」と言ったら、「大学で言ったら院生ってトコか」とミッキー。そう、ね。? (笑)
その院生を追いかけて、南禅寺水路閣へ。
美しい赤煉瓦のアーチ型水道橋に、ミッキーも感激して「朔ちゃん、すっごいねー!」 。ハイキング中さんざん朔郎くん話してたんで、この頃には「朔ちゃん」呼ばわり(笑)。
観光客で賑わう南禅寺を通り、琵琶湖疎水記念館へ。
わたしは3度目なんだけど、やっぱ大津から歩いたあとだと、感慨深いものがありました!
だって、展示してある地図や測量図の、地名やだいたいの地形がわかるんだもん。
「日本史、特に明治なんて全然知らないのに、疎水にだけやたら詳しくなっちゃった…」とミッキー(笑)。
「京都で水道使うときは、先人の知恵と苦労を思い出そうね」と、大阪人2人シミジミ(?)しつつ、インクライン沿いに蹴上駅まで戻って、今回のハイキングはおしまい。
公園でのお昼休憩以外は歩き通しで、記念館に着いたのが15時頃でした。歩いたな~~。
すごく楽しかった&妙な達成感です(笑)。
お付き合いしてくれたミッキーありがとう!!

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この写真は、左から、記念館横船溜りの噴水、南禅寺の水路閣、蹴上発電所。
わたしの解りにくい説明なんかより、ここのサイトのほうがよっぽど写真も多くてわかりやすいので、参考までに★
(ついでに、インクラインや朔郎くん像の写真は4/19の日記にも載せてます。この時はまだお散歩気分だったんですね…笑)


このあと、三条散策したんですが、ちょっと疲れててフラフラしてたんで、あんまし覚えてないやー。
つっか、街歩きのほうが疲れる(笑)。人が多くて。
レトロビル探訪は、中途半端にサラリと表面だけしかしなかったので、また次回まじめに来ようっと。





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最終更新日  2005.08.31 01:07:43
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